「住まいは経年進化する」を実現するために アイジーコンサルティング法人部門の取り組みとは
- 老舗ならではの技術力と革新的なビジョン
- パートナーとして関わり続ける
- 「住まいは経年進化する」の実現に向けて
- 今後のアイジーコンサルティング
アイジーコンサルティングの法人部門とは
法人部門で提供しているサービス内容について教えてください。
アイジーコンサルティングの法人部門は、お取引企業様に向けて、シロアリ防除工事と、お引き渡しをしてからの定期点検やアフターサービスの提供のお手伝いをしている部門です。
住宅着工棟数が減少する中、弊社への新築防蟻工事の依頼は年々増え続け、2022年には新築住宅シロアリ防除工事の依頼がついに1万棟を突破したと伺いました。市場の推移と反比例して依頼数が増加している要因はどこにあるとお考えですか?
要因としては2つあると思っています。1つ目は、お取引企業様からのご紹介により新たな企業様とのご縁が広がっている点です。
弊社では対企業としてのお付き合いだけでなく個の営業担当者全員がお取引企業様の担当者様とのつながりを大切にし、定期的なフォローを行っております。担当者の対応を評価いただき、企業様をご紹介いただくケースが多いです。
またコールセンターのオペレーションを含め、定期点検管理のバックアップ体制とシロアリ防除施工後のアフターフォローにも力を入れております。業界的に現場監督の方が転職する機会も少なからずあると思うのですが、そういった場合にも、弊社のオペレーションを評価いただき、声をかけていただくことが多いです。
担当者のきめ細やかな対応や弊社の提供しているサービス(オペレーション・アフターフォロー体制など)を評価いただき、お取引企業様から新たな企業様をご紹介いただき、ご縁が広がっているとのことですね。2つ目はどういったことでしょうか?
2つ目は、シロアリ防除工事そのものの評価だけでなく、我々の考え方や会社の理念にもご共感いただけていることだと思っています。シロアリ工事は「工事そのもの」の品質はもちろんですが、その後の5年間という長期の保証期間が付随してきます。私たちはその5年間という時間を、工事品質と同様に重要だと考えていますし、その5年後以降がさらに重要だとも考えています。長期的なお客様との関係性と住宅メンテナンスへのこだわりが、お取引企業様からも評価されているのだと思います。
シロアリ防除工事の施工品質と同様に施工後のアフターフォローも重視し、長期的なお客様との関係性を構築する住宅メンテナンスの提供によりお取引企業様から賛同いただいているのですね。
創業当時からシロアリ業に携わってきて、建築工法・技術の変遷、様々な現場を見てきたからこそ、各現場・工法に合わせた最適なものをご提案できる点もアイジーの強みだと感じますが、そのあたりはいかがでしょうか。
そうですね、120年を超える歴史が培ってきた技術力、実力は、全国のシロアリ防除会社を見渡してもナンバーワンだと思っています。現在、建築工法の多様化が進んでいる中で、シロアリ対策方法も現場に合わせた対応力が求められます。我々のノウハウを活かし、最適且つ質の高い工事・サービスを均一レベルで保ち、安心感を提供することに注力しています。
工法に合わせ最適な工事を提供する。お取引企業様から選ばれる存在でいるためには質の高い均一なサービスの提供は欠かせないということですね。
法人部門の使命とは
私たちがいくら技術力を磨きサービス・価値を提供したいと思っていても、お取引先・お施主様がいなければ成り立ちませんよね。アイジーのサービスを広める窓口として、どのような点に重点をおき、取引企業様との関係性を築いているのでしょうか。
お取引企業様にとってアイジーコンサルティングと取引していることを、ブランドにしていただくことが理想の関係性です。お取引企業様から見ると、シロアリ防除工事の業者選びの重要性はそこまで高くないかもしれません。
ですが我々が提供しているのは、シロアリ防除工事から始まる、そこから先の何年・何十年というお施主様との付き合いだと思っています。ビルダー様が長期的にビジネスをしていく中で、お施主様との長きにわたるお付き合いは大事なことだと思っているので、そのきっかけになる部分を任せていただける会社として、一流でありたいです。
シロアリ工事から始まる長きに渡るお施主様との長きに渡るお付き合いのきっかけを安心して任せていただける存在、「一流でありたい」とのことですが、美和課長の考える「一流」とはどのようなことですか?
まずはシロアリ防除会社としてナンバーワンになる、お取引企業様・業界から認められる企業になるということです。我々の社会的使命は、日本で初めてのシロアリ防除会社で、日本で一番の住宅メンテナンス会社として、IGがメンテナンスをしている家に対して価値を感じてもらうこと、お取引企業様にとってより付加価値のあるパートナーとしてお仕事をして、例えるならば、「究極のビス1本」になりたいです。
「究極のビス1本」、印象深い言葉ですね。こちらにはどういった背景があるのでしょうか?
住宅業界の中では、家を建てる方が華やかなイメージがあると思います。メンテナンスの分野は「守り」です。家を建てるために必要な一部の要素でいいので、その一部分の究極を追求していきたい、というイメージですね。業界そのものの「守り」の部分を、アイジーコンサルティングの祖業であるメンテナンス事業部が、牽引して行っていきたいと考えています。
業界そのものの「守り」の部分で、祖業であるシロアリ防除会社としてナンバーワンになる。美和さんの強い意思を感じます。
「住まいは経年進化する」ビジョンに込めた想いとは
メンテナンス事業部では2022年に「住いは経年進化する」というビジョンを新たに掲げたと思います。そのビジョンに込めた想いをお聞かせください。
「住まいは経年進化する」は、これから先の住宅業界において、必要な考え方・文化だと考えています。今後、日本の住宅業界は新築住宅着工棟数も減少していき、淘汰されていくと思います。素晴らしい住宅の性能や機能性、住み心地が引渡した時点が頂点とはならないように、私達はお取引企業様とともに、住宅メンテナンスを通じ安心・快適・愛着のある住環境にアップデートしていく、そんな住環境創りの一助を担っていきたいという想いです。
また住宅業界に従事している私達が、これからの地球環境やストック型社会の実現に向けてやるべき使命だと考えています。
これからの住宅業界にむけて文化を醸成していく決意の言葉ということですね。
そうですね、今はまだ我々の単独の想いという要素が強いですが、賛同してくださるお取引業者様が増えてきているので、それをもっともっと広げていきたいです。
もっというと同業他社様や別業界の方からも賛同していただき、浸透させていきたいなという思いがあります。
住宅業界において、「住まいは経年進化する」が、デファクトスタンダードになるところを目指しています。
お取引企業様とともにお施主様の住まいを「経年進化」させていく、素敵ですね。
このビジョンが、地域社会への貢献にもつながるというお話もされていましたね。
我々が長く仕事をして来られたのには、地域の支えがあってこそだと思っています。その地域社会に対して、何ができるんだろうと考えた時に、「住まいは経年進化する」を実現していく、というところに集約されており、それが社会への最大のフィードバックになると思っています。
エリアを超えて工務店様同士がつながっていけるようなプラットフォーム作り。
▶第1回 IGサミット開催 ~ビルダー様同士を繋ぐプラットフォーム~
「住まいは経年進化する」に共感し、共に実現に向けて協働するパートナーのご紹介
▶IG CONSULTING ビルダー様向けサイト【CASE STUDY 】~
法人部門の今後の展望
最後に、法人部門として今後の展望をお聞かせください。
法人部門は、アイジーコンサルティングの未来を作る部門だと思っています。現在のお取引企業様はもちろん、今後は業界のあらゆる企業様との業務提携を経て、パートナーとして価値ある存在になることでアイジーの可能性を広げていかなければなりません。渉外担当部門として、企業の外の世界との淵にいるのが我々ですので、メンテナンス事業部の中の法人部門から、全社の渉外担当の役割を担っていくことが次のステップです。
社内的な役割も広げていこうということですね。
社内でも様々なチャレンジをしていくと思うのですが、内発的に何かを作るというよりも、外と接する機会の多い法人部門から新たなビジネスが生まれるべきだと思っています。そういった役割を担っていきたいですね。まずは「住まいを経年進化する」というビジョンを社会に浸透させていくために、お取引企業様との関係構築に努め、住宅メンテナンスを超えた価値ある企業になっていきます。
これからも、品質向上に努め、より多くの住宅メンテナンスに携わり、お取引企業様や地域社会に価値のあるフィードバックをしていけるような企業であり続けたい。そのために、今後も工務店様・ビルダー様のパートナーとして「住まいは経年進化する」という文化の醸成に尽力し、小さな積み重ねを続け、法人課として、アイジーコンサルティングとして進化していくだろう。
▶法人企業様向けWEBサイト