人と仕事と未来をつなぐ 高校生のフィールドスタディを開催しました-浜松湖南高等学校

- マイナビの総合探求学習プログラム「locus(ローカス)」を通じたフィールドスタディに参画。
- 企業と社会の関わりを「体感」「実感」しながら学ぶ機会を創出。
- 今回の出会いが素敵なご縁になることを願っている。

建築不動産事業部(アイジースタイルハウス)
営業

建築不動産事業部(アイジースタイルハウス)
設計
講義スタート!
まずはセミナールームで、自己紹介と、会社や事業の説明です。生徒さんへの講義内容は以下の通りです。
①アイジーコンサルティングの事業紹介、創業の原点のお話
②住宅メンテナンスから、リフォーム・耐震へと事業を拡大した経緯
③現在のライフプラン事業部を開始したお話
④アイジースタイルハウスのコンセプト『地球品質』について
⑤JAPAN WOOD PROJECTについて


元野さん アイジースタイルハウスは、不動産、新築、リノベーション、アフターサポートまで、住まいに関するすべてをトータルでサポートしています。
私たちが目指すのは、住む人が幸せな暮らしを実現できる家。
地球の恵みである自然素材を活かし、時を重ねるごとに美しさが増す「経年美化する家」を広めています。
「なんかいい」と感じる心地よさを形にし、暮らしの中で愛着が深まる住まいを提供。住まい手とつくり手が共に手を取り合い、「この家を建ててよかった」と思える家づくりを大切にしています。
家を建てることが、住む人にとっても、地球にとっても、より良い未来につながるように。「地球品質」をブランドコンセプトに掲げ、“ずっと”で価値ある未来を創るために時とともにずっと色褪せない愛着が増し価値が高まる家をつくり続けています。
※「地球品質」について詳しくはこちら
https://www.e-igc.jp/earth/



小西さん みなさん、家が建つまでにどれだけの人が関わっているか知っていますか?
木を育てる人、加工する人、乾燥させる人、販売する人、そして家を建てる人…たくさんの人が関わる「サプライチェーン」があります。
しかし、日本の木はあまり使われていないのが現状です。国土の7割が森林ですが、建築用の国産材の自給率はたった3%しかありません。
さらに、コロナ禍で「ウッドショック」が起こり、木材価格が高騰しました。その影響で、日本の林業はさらに厳しい状況になりました。
そこで生まれたのが 「JAPAN WOOD PROJECT」 です。
林業から住宅会社まで、関わるすべての人が集まり、「どれくらい木を使うのか」「どう流通させるのか」を話し合う場を作りました。
この仕組みによって、計画的に木を伐採・加工できるようになり、サプライチェーンがスムーズに進むようになりました。
未来の家づくりを支えるために、国産材をもっと活かしていきたいと考えています。
私たちは、このプロジェクトを通じて、持続可能な家づくりに取り組んでいます!
コンセプトハウスを見て体感
続いてEMOTOP浜松の商材スペースや、隣に併設されたコンセプトハウス(モデルハウス)を見学しました。




質問・交流タイム
一通り見学を終えた後、セミナールームへ戻り質問・交流タイムです。生徒さんの質問は事前にこちらが用意したものとは違っていましたが、フィールドスタディを通して感じたこと、気になったことなど、色々と質問を受けました。 企業の強みや素材の違い、宿泊体験などに興味を持っていただけていたようです。

フィールドスタディを終えて
今回参加下さった浜松西高の生徒さんより、手書きの感想文を頂戴しました。その中から一部抜粋してご紹介します。
Aさん 普段は知ることのできない建築関係のお仕事について知ることができたりモデルハウスの見学などとても良かったです。現在の国内と海外の木材の使用状況など多くのことを知ることができました。また自分の視野を広げる良いきっかけにもなったと思っています。木材の種類、特徴、多くのことを学ぶことができました。将来家を建てる際に役立てようと思います。

Bさん アイジーコンサルティングはシロアリ対策から始まりシロアリ対策の研究だけにとどまるのではなく、毎年毎年新たに様々な事業を展開し、年々バージョンアップしているところがこんなにも長く企業が続いている理由なのかなと思いました。社員の皆さんが熱く木材の違いや断熱材、設計のことなどをわたしたちに話してくださったところを見て、本当にこだわって工夫しているからこそ自信を持って話せるのだろうなと思い、そういうところも仕事のやりがいなのかなと感じました。とても良い話を聞くことができ、嬉しいです。将来家を建てるときにはアイジーコンサルティングにお願いしたいです。

取材班 フィールドスタディの運営、お疲れ様でした!今回、高校生の生徒さんに向けての説明・ご案内でしたが、講師としてどのようなことを心がけていましたか?

元野さん 今回のフィールドスタディでは、生徒のみんなに「企業を見る」だけでなく、「働く人たちの雰囲気」を感じてもらうことを意識しました。仕事って、やっぱり楽しくやっている姿を見せることが大事だと思うんです。特に、私自身が感じてきた「アイジーコンサルティングは人がいい会社だな」という部分が伝わるようにしたいと思っていました。
また、生徒さんたちには「何をやるか」よりも「誰と働くか」を意識してほしいという思いもありました。今はネットで多くの情報が手に入りますが、結局、仕事は人と人のつながりの中で成り立つもの。だからこそ、実際に会社の雰囲気を見て、自分がどんな環境で働きたいのかを考えるきっかけにしてもらえたらと思いました。



小西さん 生徒さんたちにとって、ただの説明にならないように、できるだけ分かりやすく、楽しく案内することを意識しました。専門的なこともできるだけ噛み砕いて、「簡単に言うとこういうことだよ」と伝えるようにしたり、話し方にも工夫をしました。
また、ただ言葉で説明するだけでなく、体験として印象に残るような演出も大事にしました。例えば、ドアを開けるときに「バーン!」と開けて空間の広がりを見せたり、吹き抜けの開放感を感じてもらえるように案内したり。視覚的なインパクトを大切にすることで、より印象に残るようにしました。

取材班 実施してみての感想や、当日の運営で気付いたことなどを教えてください。

元野さん 生徒さんから「社員同士の仲が良さそうで、いい会社だなと思いました」と言ってもらえたのが、とても嬉しかったです。自分が感じていることを、実際に外部の人にも伝わる形で見てもらえたのは、すごく良かったですね。
実は私の実家は私が小学生の頃にアイジースタイルハウスで家を建てていて、家はもちろん、その時の会社に対する印象が良く、「ここで働きたい」と思ってIGに入社したんです。
また、今回参加してくれた生徒さんの中に、私と同じようなオーナー様のお子様という立場の子がいたのも印象的でした。彼女も「昔のIGは知っているけど、今はどうなんだろう?」と気になっていたと思うんです。でも、私は今のIGはもっと良くなっていると自信を持って言えるし、その変化を実際に見てもらえたのは良かったなと思います。
このフィールドスタディが、生徒さんたちにとって、将来を考える上でのヒントになっていたら嬉しいです。

小西さん 生徒さんたちの反応がすごく素直で、案内しているこちらも楽しかったです。驚いたり、笑ったり、しっかりリアクションがあると、やっぱりやりがいを感じますね。また、案内をすることで自分自身の知識も整理できて、とても良い機会になりました。
何より嬉しかったのは、生徒さんたちが楽しそうにしていたことです。この体験が、将来を考えるときにふと思い出してもらえるようなものになっていたらいいなと思います。「絶対にアイジーコンサルティングに来てほしい!」というわけではないですが(笑)こうした経験が、進路を決める際のヒントになれば嬉しいですね。
建築業界のリアルな現場を体験することで、生徒の皆さんに「働くことの意義」や「仕事の楽しさ」を感じてもらいたい──そんな想いで、私たちはフィールドスタディを実施しています。講義やモデルハウスの見学を通じて、建築の仕事が多くの人々の手によって支えられていることや、国産材を活用する意義を学んでいただきました。どんな仕事に就いても、お客様の幸せを考え、自分自身が楽しむことが大切。この経験が、これからの人生の選択・決断の場面で少しでも役に立てば嬉しく思います。
また、私たち社員にとっても、自らの言葉で仕事の魅力を伝えることは、自分たちの仕事に誇りを持つ機会となりました。未来を担う世代と向き合う場として、今後もフィールドスタディの取り組みに積極的に参画していきます。


