第一回目『アイジーグループアワード』を通して見えた、企業の成長と組織風土の変貌。

DATE : 2022.10.27
目次
2022年10月3日、第三四半期社員総会にて初めての「アイジーグループアワード」が開催された。
大いに盛り上がった第一回目を終えて、アイジーグループ(アイジーコンサルティング・スタンディングポイント)の鈴木社長・若森社長、そしてアワード発起人の井上取締役に取材をした。

アワード開催に至った経緯や、第一回目開催後に見えた『アワードの価値』、そしてアワードを通して叶えたいアイジーの未来について、3者の思いをご覧頂きたい。

▼この記事のダイジェスト動画


▼アイジーグループアワードとは
アイジーコンサルティング・スタンディングポイントが合同で行った表彰企画。あらゆるプロジェクトや取り組みの中から、アイジーグループのさらなる成長に繋がった、もしくは可能性を感じられるような、優れた取り組みを表彰した。各社の中で既に取り組まれている様々なプロジェクトから13個のエントリーがあり、一次選考として社員投票を実施。その中から選ばれた5つのプロジェクトの最終審査を、第三四半期社員総会の中で執り行った。

ノミネートされた5つのプロジェクトと、グランプリを獲得したプロジェクトは以下の通りである。
社員投票で選ばれた5つのプロジェクト
見事グランプリを獲得した、スタンディングポイントSNSプロジェクト
この記事のPOINT
  • 個からチームへ拡大。アワードがもたらす影響力を高めていく。
  • 逆転の発想で、アワードが目的化したことで未来を考えるきっかけになった。
  • 「やってみたい」をカタチにするチャンス。失敗を恐れず自由闊達な議論を。
  • アワードが社員の主体性を育み、会社を大きく変える。
この記事に登場する人
鈴木智彦
株式会社アイジーコンサルティング 代表取締役社長
アイジーグループ(アイジーコンサルティング・スタンディングポイント)をまとめる代表。年齢や経歴にこだわらない活発な組織風土を醸成するため、社長自ら若手社員とコミュニケーションを取り組織改革をけん引している。
若森寛
株式会社スタンディングポイント 代表取締役
リユース事業「エコスタイル」をはじめに、様々な事業を手掛けるスタンディングポイントの代表。アイジー入社後、23歳で自ら手を挙げ新規事業を立ち上げてきた経験から、社員にもチャレンジの場を与えたいと強く願っている。
井上元太
株式会社アイジーコンサルティング 取締役
今回のアイジーグループアワードの発起人。「挑戦と創造の文化を根付かせて、アイジーが進化し続けるために、このアワードをやり遂げたい!」という強い熱意を持ち、第一回目アイジーグループアワードを大成功に導いた。

アワード開催の目的と、第一回目を終えて。

井上取締役に質問です。アイジーグループアワードを開催しようと思ったきっかけや理由について教えて下さい。
井上元太

元々、アイジーコンサルティングメンテナンス事業部で年2回のアワードを開催していまして、このアワードをもっと昇華させたいと思ったのがきっかけでした。

企業理念の浸透や、挑戦・創造する文化の継承を目的に行われていましたが、着眼点が『個人の取り組み』だったんですね。もっと大きく羽ばたくためにも、個人ではなく『チームでの取り組み』に変えていこうと考えました。

更に、事業部の垣根を超えてアイジーグループ全体でやった方が視野も広がるし、互いに良い影響を与えられるのではないかと思い、『アイジーグループアワード』というグループ全体の企画として検討を始めました。

規模を拡大したアワードの開催にあたり、障壁となるような事はありましたか?
井上元太

ありましたね。アイジーグループ内では既に多くのプロジェクトが動いているので、その中からの応募を期待して企画しましたが、アワードが考えるプロジェクトの定義と、プロジェクト側が考えている定義に違いがある、という事実にぶつかりました。

アワードとしては、会社が変革するような成果を期待できる・成果が上がっている取り組みをプロジェクトとして捉えていましたが、社員教育的な側面で動いているプロジェクトもあって‥‥例えば、大きな成果を求めるよりも、参加することで個人の成長を促すことを目的としているプロジェクトもあるのです。そういうプロジェクトに対して、無理やり成果を求める事が正しいのか?という意見も勿論ありました。

私自身が各プロジェクトメンバーと話し合い、今取り組んでいる活動の中でアワードに出せそうなものが無いか?と目線合わせをしていったので、構想から開催まで約1年ほどかかりました。

鈴木社長に質問です。第一回目のアワードを終えて、いかがでしたか?当初のイメージとの違いなどありましたでしょうか?
鈴木智彦

とても良かったですよ。今回グランプリを受賞したのは、スタンディングポイントの新入社員が運営するプロジェクトでしたが、年齢や経歴に関係なく「自分たちも頑張ればできるんだ」という空気になったのを感じました。

あとこれは逆の発想かもしれませんが、「アワードのために何かやろう!」という声が挙がったのも結果的に良かったですね。本来は企業の成長とかチャレンジが”目的”で、アワードが”手段”の一つであると思いますが、アワードに出さなきゃ!と思うことで改めて、企業や仕事の課題に向き合うことが出来たと思うんです。

私が見える範囲でも気軽に「アワード出してみる?」といった声掛けが生まれていて、この空気が良いなと思いました。チャレンジしてみようとか、ちょっと周りを見渡して課題を考えてみようとか、そんな雰囲気がチリツモになって、やがて大きな改革が進んでいくんじゃないかなと思うんですよね。

一社員が日々の仕事の中で感じる違和感を、すぐ変革に繋げるのってやっぱり難しいんですよ。でもアワードがあったから、考えるきっかけ・動くきっかけになったと思いますね。

アワードがあったおかげで全社の様々な取り組みを知れましたし、自身が参加しているプロジェクトでも「もっと視点高く取り組んでいこう!」という気持ちになりました。若森社長はいかがでしたか?
若森寛

スタンディングポイントはまさに、アワードをきっかけにプロジェクト化していきました。

プロジェクトとは言わずとも様々な取り組みを行っていましたが、企業や事業の未来を見据えるというよりも、目の前の課題解決ばかりになっていました。アワードにお誘い頂いたことで「プロジェクトとして出すならもっとインパクトを出さなきゃ!」といった発想になって、視点が高くなった感触を受けます。

たまたま若いメンバーで今活動中の取り組みをプロジェクト化していったところ、自由闊達にやってくれましたね。若手社員に任せたことが受賞に繋がったのだろうなと思います。

今までも勉強会などを通して学びの場はいっぱいあったし、稟議や提案の仕方だって学んでいるはずだけれども、なかなか活用されなくて…日々の仕事の中でアウトプットしているとは思いますが、やっぱりどうしても現実的な、小さな箱に収まってしまいますよね。一人で頑張るのもパワーがかかると思うので、チームでの取り組みにフォーカスしたアワードの開催というのは、ちょうど良いタイミングであったと感じました。

少し先の未来を見据えて、実現可能なアイデアを発掘する機会に。

鈴木智彦

確かに、会社の課題解決を考えると現実的な意見が多く出てくるんですよね。福利厚生を変えようとか、営業の成約率を上げようとか、今すぐ着手したら良いじゃん!と思うような提案になりがちで…自由に考えようとしても、実業のラインから大きく反れたアイデアになってしまったりして、現実的すぎる事・現実から大きく離れた事の二極化しやすいと感じます。

実業のラインの中で今よりもステップアップするみたいな、少し先の未来を考えて、実現できそうなアイデアを想像する機会が少ないですよね。特に我々のビジネスモデルはBtoBtoCで、ビルダー様との繋がりがあるからこそ何でも自由に提案・改革出来るわけではないので、このビジネスモデルの中でも叶えられる違和感の解消や、ビジネスが飛躍するアイデアが出てくるようになると良いなと思います。

アワードにはそういうアイデアを想像する機会が含まれているので、今後の提案に期待したいですね。

井上取締役は、第一回目の運営を終えていかがでしたか?
井上元太

正直、想像以上の盛り上がりを感じました。社員投票のアンケート回答数は全部で1500件ほどあり、1プロジェクトあたり100件を超える回答がありました。皆さんに注目して見てもらったんだなと思います。

あとは役員会議の中で、監査役の方から「とても素晴らしい取り組みですね!こういうところにもっとお金を投資したらいいんじゃないか?」と好評な意見を頂けた事も嬉しかったです。

グループ全体で開催したおかげで初めて知る取り組みもありましたし、普段当たり前に行っている活動が他から見ると目新しかったりして、「自分たちの仕事にも取り入れていこう」という感覚になっている社員もたくさん居ると聞きました。

鈴木智彦

特にR&Dプロジェクトはとてもインパクトがありましたね。

今までもシロアリの研究については色々と意見が挙がっていたけれども、ここまで具体的に行動に移すことは今まで無かったと思います。シロアリというマニアックな分野の中で、とても革新的な事をやっているんだと感じました。

▼R&Dプロジェクトについて
シロアリの基礎研究を通じて可能性を広げていく ~老舗としてのプライドと新たな防除方法の開発へ~

鈴木智彦

監査役にも「こんなに若い社員たちが、会社の未来について一生懸命考えて行動していて、本当に素晴らしい」と仰っていただけましたが、まさにその通りだと思います。

現場のアイディアは全て経営層に届くわけではない、というのも事実で、アワードを通して初めてこんなに多くの取り組みがあったのだと気付かされました。更に、出てきた提案を経営層だけが判断するのではなく、社員が判断して実行に進んでいくというプロセスも、これからの時代の組織運営に合っているのではないかと思います。

これだけの数のエントリーがあったのも嬉しかったですし、賞を獲れなかったとしても、実行可能なものならば実行していきたいです。

ちなみに今回グランプリを獲ったSNSプロジェクトには、30万円の賞金が贈られました。SNSプロジェクトの皆さんの感想はいかがでしたか?
若森寛

凄く喜んでいました。SNSプロジェクトチームのリーダーはまだ入社半年の新入社員ですが、これがまた真面目な社員でして…30万円を使って、SNSに投稿するための撮影機材を買いたいと言っていました。もっと盛大にお祝いしたり、個人的に欲しい物を買ったりするのに使ってくれて構わないのですが、手に入れた賞金を更なるプロジェクトの発展に使っていくという姿勢に心打たれましたね。

井上元太

賞金の使用用途については特に言及しませんでしたが、企画段階では「賞金をプロジェクト活動に使って欲しい」という狙いがあったので、その話を聞いて私もすごく嬉しいです。

主体性が育てば、会社は大きく変われる。

今後も開催されるアワードを通して、アイジーグループ社員にどのような事を期待しますか?
鈴木智彦

私も55歳を迎え、この先長い期間アイジーのトップでいられる訳では無いのですが、そんな中でも絶対に成し遂げたいことが「組織風土の改革」なんですね。

昔と比べてアイジーグループも随分風土が変わったと思いますが、それでもまだ旧態依然の、トップダウン型な組織体制は残っています。ここを脱却したいですし、そのためには下からの突き上げが必要不可欠なんですね。

だから現場の社員主導で動いている取り組みはいっぱいあって欲しいですし、極力尊重したいしと考えています。皆さんからすると一つの取り組みかもしれないですが、それが重なってくると組織風土の変化に繋がってくると思うんです。

鈴木社長の仰る「下からの突き上げ」というのは、具体的にどのようなイメージですか?
鈴木智彦

下から、と言っても年齢や経歴は全く関係ないです。大事なのは「主体性」だと考えています。

課題や違和感を見つけた時に、ただ感傷に浸って何もしなかったり、考える事を放棄したりするのではなく、自分事化して解決しようと動くことを「下からの突き上げ」だと捉えています。現場のやり方に固執しすぎて身動きが取れないとか、変化を好まないとか、すぐ結果を求め過ぎてしまって未来に投資が出来ないとか、そういう次元から少しでも羽ばたいて欲しいです。

主体的に動く人が一人でも増えれば、会社は大きく変わります。そのためにアワードをうまく活用して、各々の取り組みを促進させていって欲しいです。

若森寛

私はアワードをきっかけに、当時起業した時のことを思い出しました。やりたい事や成し遂げたい事がモチベーションになって起業に繋がっていますが、同じように何か変えたいとか、何か新しいことをやっていきたいと思う人は必ずどこかに居ると思うんですね。それをカタチにする機会がアワードなのではないかと。

もちろん失敗もするかもしれませんが、致命傷になるよう失敗が起きる前に経営層がちゃんと手助けしますし、理念から反れそうな事は事前に止めます。
だから皆さんには、失敗を恐れず自由闊達に議論していただきたいです。

新しい何かを立ち上げるのは難しく、ハードルが高い事だと感じています。でも今いるメンバーが新しい事業の種を蒔いて、会社を成長させていって欲しいんです。その種を育てていく環境がアワードだと思うので、そういう土壌が出来て本当に良かったなと思います。

鈴木社長、若森社長、ありがとうございました。最後に、次のアワードに向けて井上取締役からコメントをお願いします。
井上元太

アワードは今後も開催していきますが、1年に1回だと活動も間延びしてしまうので、年2回開催できるようになっていきたいと考えています。1回目で得た熱を切らさないようにしつつ、アワードの運営自体にも社員を巻き込んでいきたいです。

将来的には、事業部の垣根を越えて共同でプロジェクト活動もしていけたら良いですね。今回のアワードで誰がどんな取り組みをしているのかも分かったので「今度のうちのプロジェクト来てよ!」とか、そういう繋がりが増えていくイメージが持てました。

このアイジーグループアワードが伝統イベントになっていければと思うので、あと50回ぐらいまでは運営を頑張りたいと思います!引き続きよろしくお願いします。

この記事のまとめ

アイジー史上初の試みとなったアイジーグループアワード第一回目は、取り組みの量・質をレベルアップさせるきっかけに繋がり、目の前の課題に立ち向かう勇気をもらえたのではないだろうか。年齢や経歴・職種に関係なく、少し先の未来を考え主体的に動ける社員が、その取り組みが、認められる組織風土は素晴らしいと感じる。今はまだアワードにエントリーすることが目的になっても構わないので、アワードを使って自分が働く会社をより良いものにしていって欲しいと願う。

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