社会人×スポーツ FC ASANO〜サッカーで人を繋ぐ場所〜(前編)

DATE : 2023.06.12
目次

「引退」
スポーツ経験者の誰もが考え、決断することだ。そのタイミングは人それぞれだが、学生から社会人になるタイミングはスポーツを続ける上で大きな岐路になるのではないだろうか。

仕事でスポーツをする時間がなかなか取れない。
休日にやろうと思っても、やれる環境がない。
様々な理由があると思うが、離れる事は決して悪ではない。むしろやりきったと思って競技を離れる人も多いはずだ。
ただ、社会人になってからもスポーツを続ける人たちがいる。

アイジーコンサルティング東京事業本部でメンナンス事業部に所属する田中圭介さん。
神奈川県横浜市を中心に活動している社会人サッカークラブ「FC ASANO」で、仕事をしながらサッカーをプレーしている。
社会人でスポーツを続けることについて、チームについて、学生時代など様々な話を、田中さんを始めとするFC ASANOの選手の皆さんから聞くことができた。

前編ではFC ASANOというチームについて。
後編では社会人とスポーツ、そして学生へのメッセージという2部制でお送りさせていただく。

スポーツを現在も続ける人、離れてしまった人、やりたいと思う人、学生・社会人問わずそんな多くの方々に読んでいただきたい。

後編の記事はこちら
この記事のPOINT
  • 現役大学生が、社会人アスリートへインタビュー!
  • 仕事とスポーツを両立することで得られることとは?
  • スポーツが生み出す人と人の繋がりとは?

FC ASANO

2007年から神奈川県横浜市に位置する浅野高校サッカー部のOBによって設立。
横浜市内を主な活動拠点とし、約30名で毎週日曜日に活動している。
神奈川県社会人リーグ3部に所属し、2部昇格を目指す。
当初は浅野高校OBが中心だったが、現在ではOB以外のサッカーをプレーしたい社会人も多数在籍する。

この記事に登場する人
岩永章佑さん
浅野高校OB・会社員
ポジション:MF
現キャプテンを務め、FC ASANOの活動を中心になって支える。
森田暁雄さん
浅野高校OB・会社員
ポジション:MF・ボランチ
創設メンバーであり、初代キャプテンを務める
内山貴博さん
浅野高校OB・会社員
ポジション:SB
大学時代からこれまでチームに参加し、前キャプテンも務める。
奥健太朗さん
浅野高校OB・新卒1年目の社会人
ポジション:FW
新卒1年目で、大学時代からチームに参加。
三上亮祐さん
柏陽高校出身・新卒1年目の社会人
ポジション:MF
大学時代から参加し、就職活動もこのチームに相談。
田中圭介さん
浜松北高校出身・アイジーコンサルティング
ポジション:MF
浅野高校OB以外としてFC ASANOに所属し、サッカーを続ける
【取材】山岸天舜さん
愛知大学4年
スポーツライターを目指して活動中

FC ASANOとは

社会人になり、現在までサッカーを続けている理由について教えてください。
内山さん

サッカーが好きだからというのはもちろんですが、日々の疲れのリフレッシュになってます。仕事で溜まったものを、週1度サッカーをして汗として流す事で、また仕事を頑張れます。それと、このチームで大切な仲間とサッカーをしたいからですかね。サッカーを楽しみつつ、目的意識を持って試合・練習に取り組める環境があるためです。

奥さん

単純にサッカーが好きだからです。なので、サッカーを続ける選択肢しかありませんでした(笑)大好きなサッカーを、大好きなチームでやれることは幸せなことですね。

岩永さん

サッカーをするのがやっぱり楽しいからですね。それと自分はこのチームのキャプテンで、みんながサッカーのできるこの環境を守りたいからという使命感もあります。社会人になっても、週に1度必ず活動をする環境はなかなかないですからね。

 

それぞれが日々のリフレッシュや、サッカーに対する思いを語ってくれたが、そんな中で気になったのは「このチームだから続けている」と口にする選手が多かったことだ。
多くの人にサッカーを続けたいと思わせるこのFC ASANOとはいったいどんなチームなのだろうか。

FC ASANOとは一体どんなチームですか?
森田さん

神奈川県横浜市に位置する浅野高校のOBが中心になって作られたチームで、2007年から活動しています。大学生もいますが、社会人がほとんどで、卒業後もサッカーを続けられる場所として作られました。

奥さん

サッカーをとにかく楽しむチームで、スポーツの原点に近いものがここにあると思います。でも、やるからにはみんな勝ちたいと思って、リーグ昇格を目指して、プライドを持って真剣にサッカーと向き合っています。

浅野高校のOBではない方もいらっしゃるんですよね?
森田さん

はい、2年目にOBだけでやるのは人数の面もあって厳しいと感じました。それで、それからは同じ志を持つ仲間とサッカーができればと思って、OB以外のメンバーも多く在籍しています。

田中さんは浜松の出身ですが、全く違う土地のメンバーとサッカーをやることに抵抗はなかったですか?
田中さん

全くなかったです(笑)大学のサークルの先輩の繋がりでこのチームに参加しましたが、初日からとにかくみなさんの人柄が良くて、サッカーに対するモチベーションも高かったので、ここでサッカーを続けたいとすぐ思いました。

 

浅野高校OBによって作られたFC ASANO。
現在ではOB以外のメンバーも参加し、サッカーを続けたい大学生・社会人が集まる場となっている。
サッカーを楽しみ、その中で勝利を目指して、活動している。練習中も笑顔が絶えないが、互いに指摘をし合い、連携の確認を密に行うなど、サッカーに対する思いはアツい。

ただその一方で、チーム運営で苦労をすることもあるという話をしてくれた。

社会人チームを運営するという事

社会人でサッカーをする上で大変なこととはなんでしょうか?
岩永さん

やっぱりチームを運営する事は大変ですね。活動場所の確保や、練習試合のマッチメイクには苦労しています。場所はもちろん費用がかかりますし、日曜日のギリギリになって予定が決まることも多いです。それでも、なんとか予定を合わせてやりくりをしています。

森田さん

人がなかなか集まらない時は8、9人しかいなくて、練習も試合もままならないなんてこともありました。

内山さん

キャプテンをしていた時は、スタメンを決めなければならないので、そういった面の苦労もありました。また、学生の時は部活や、サークルなど活動する場所が与えられていますが、そういった環境はすごく恵まれていると思います。当たり前の環境のありがたみを社会人でサッカーを続けるにあたって気付かされました。

 

学生時代と違い、チーム運営は完全に自分たちで行うことになる。
もちろん平日は仕事で多忙なため、空いた時間に練習場所の確保や、対戦相手との連絡を取り、活動を行なっている。そういったサッカー以外の部分の努力が、「サッカーを続けるため」に必要なのだ。

ただ、そんな大変な中でもこのチームでサッカーをして様々なものが得られたと話してくれた。

FC ASANOでの財産

FC ASANOでサッカーをすることで得られたことはありますか?
田中さん

FC ASANOにきて、様々な人と出会うことができました。社会人だと仕事と家庭以外の新たな出会いはなかなかないので、ここに来て多くの人と出会うことができたのは財産になりました。仕事の話もよくするので、新たなアイディアを得られるのも大きいです。このチームでサッカーをすることが仕事にも大きな好影響を与えてます。

三上さん

自分は大学生の就活をするタイミングで、FC ASANOに参加したんですが、様々な業界の方がいることもあり、就活の相談に乗って頂けたことが大きかったです。そのおかげで納得のいく就活ができましたし、人として尊敬できる人が多いので、サッカー以外でも得られるものが多いです。

この記事のまとめ

チームは23歳から46歳と幅広い年齢の方が在籍している。上下関係がなく、仕事や就活、プライベートなどの様々な話をできることで、サッカー以外の面にも大きな好影響を及ぼしているのだ。
特に「人と人との繋がり」は大きいと話す選手が多かった。田中さんの言うように、社会人になってから仕事と家庭以外での出会いはなかなかない。サッカーを続けることによって、FC ASANOに様々な人が集まることによって新たな出会いがあるのだ。そして、その人たちと話すことで、普段とは違った考えを得られることが出来たり、リフレッシュにも繋がる。

FC ASANOは「サッカーをプレーする場所」であり、「サッカーで人と人を繋ぐ場所」にもなっているのである。

後編では社会人とスポーツ、そして選手の皆さんの学生時代に迫る。

後編の記事はこちら

この記事を書いたのは

山岸天舜 愛知大学4年(2023年6月現在)
小学校2年から高校3年生まで野球をプレー。大学2年時からJr.Athleteでインターンに参加し、そこでスポーツライターになることを決意。
現在もJr.Athleteインターン生として、日々、学生の取材・記事執筆の活動に取り組んでいる。

Jr.Athlete|地元学生の部活動を応援するフリーペーパー。学生、その親御さんから高い支持を得ている。

 

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