株式会社ジュビロ×アイジーコンサルティング|地域社会をより活性化させるための取り組みを考える

DATE : 2023.07.17
目次
株式会社アイジーコンサルティング(本社:静岡県浜松市)では、「快適な住環境事業の創造を通じて社会と社員の生活向上に貢献する」という企業理念のもと、事業活動を通じて社会に貢献するとともに、地域活性化・地域社会貢献活動を積極的に行っている。 今回、静岡県西部地区をホームタウンとし、地域振興・社会貢献活動を実施している株式会社ジュビロ(以下 ジュビロ磐田)と対談が実現。 地域スポーツのクラブチームとスポンサー企業という繋がりを持つ2社がともに実施している地域活性化・地域貢献活動を通して、より地域社会を活性化させるべく、語り合う。


ジュビロ磐田のWEBサイト
この記事のPOINT
  • 地域社会に支えられて今がある、感謝を込めて活動を
  • 地域社会貢献活動を通じて地域を活性化する
  • 同じ想いを持った企業が集まれば大きな力となる
この記事に登場する人
儘下直之さん
株式会社ジュビロ
事業本部 ホームタウン共創部 部長
池田尚美さん
株式会社ジュビロ
事業本部 ホームタウン共創部 ホームタウングループ グループリーダ-
森下真彦さん
株式会社アイジーコンサルティング 取締役
アイジー入社後、メンテナンス事業や耐震事業に携わる。2007年よりCSR活動を推進してきた。今ではプレンティアの森活動の運営にも参画。
最近はソロキャンプに凝っている。

地域社会と共に歩む

静岡県西部地域を盛り上げる 地域に根差し、愛される存在に 

森下 ジュビロ磐田さんとは、弊社が2009年にスタジアムアドボードスポンサーに協賛して以来のお付き合いですね。ジュビロさんは、地域活性化・社会貢献活動が活発な印象を持っています。

儘下 はい。皆様に「より親しまれ愛されるクラブ」を目指し、磐田市を中心に静岡県西部地域の課題や地域振興に対して様々な活動(ホームタウン活動)に取り組んでいます。多くのステークホルダーの皆様と連携しながら、サッカーやスポーツの普及はもちろん、地域イベントの参加や子どもたちとのふれあいを通じて、より地域の皆様の身近にジュビロ磐田がある生活を目指しています。私たちクラブチームは地域の皆様に支えられ、応援されて今がありますので、ホームタウン活動には力を入れています。

ジュビロ磐田 ホームタウン活動についてはこちらをご覧ください

森下 弊社も本社のある静岡県西部地域を盛り上げたい、地域スポーツクラブチームであるジュビロ磐田さんを応援したいという想いでスポンサーになったのを覚えています。我々も地域の皆様に支えられてきたからこそ124年 事業を続けてこれたと思っています。共に地域を盛り上げていきたいですよね。

ジュビロ磐田さん、ホームタウン地域が今年から拡大されたんですよね。ニュースで拝見しました!

池田 はい。ジュビロ磐田がJリーグ昇格30周年の節目を迎えるこの年に、御前崎市、菊川市、掛川市、袋井市、森町、浜松市、湖西市の7市町が新たにジュビロ磐田のホームタウンへ加わってくださり、2023年5月より磐田市を含む8市町になりました。静岡県西部地域で支えてくださる皆様に 《より親しまれ愛されるクラブ》 を目指したホームタウン活動に力を入れていきたいと考えています。

儘下 また、Jリーグとしても2018年より「シャレン!」(社会連携活動)という言葉を掲げ、社会貢献活動を地域の企業や団体・自治体・クラブ・学校と一緒に手を取り合ってやって盛り上げていこうと取り組んでいます。「ジュビロを使おう!」という合言葉のもと活動しています。ただ、アイジーさんはじめパートナー企業さまとの地域社会貢献活動での連携は今後まだまだ実績を積み上げる必要があると考えます。共に盛り上げていけたらいいですよね。

森下 「ジュビロを使おう!」いいですね。ぜひ共に地域を盛り上げていきたいですね。何か一緒にできることはないか、考えていきたいです。

健康・スポーツの普及、振興のために

スポーツをより身近に 体を動かす楽しさを伝える

森下 ジュビロ磐田さんが実施しているホームタウン活動の中で最も活発に活動しているものはなんですか。

池田 地域のサッカー普及・育成・文化の醸成、子どもたちの健康促進の活動です。具体的にはサッカー巡回教室です。サッカースクールのスタッフたちが幼稚園・保育園に出向き、ボールを蹴ることの楽しさ、体を動かすことの楽しさを伝える、教えるという取り組みです。磐田市をはじめとした静岡県西部地域の幼稚園・保育園の園児たちを対象に、巡回サッカー教室を行っています。2022年は全部で117園 3208名に参加いただきました。

森下 スクールコーチが教えてくれるんですね。いいですね!年間で117園とは凄い数ですね。幼稚園・保育園が多いのはなぜですか?

儘下 スクール活動が夕方からあるので巡回教室は午前中に行うことが多いです。幼稚園・保育園は小中学校と比べて開催時間・関連機関との連携含め機会をセッティングしやすい点が1つあります。関連機関を通じてご案内をし、エリアごとに希望をとって調整しています。

池田 最近は、お子さんが体を動かす機会が減っていると伺っています。巡回教室では、こちらから訪問して「今日はサッカーするよ」というような強制的に体を動かす場を提供できます。まずは体を動かすことを楽しんでもらい、健康、スポーツの促進に繋げていきたいですね。

ジュビロ磐田で実施しているサッカー教室・サッカー巡回教室の様子(提供:ジュビロ磐田様)

森下 スポーツ・健康の普及活動に関して企業とコラボレーションをした企画・取り組みなどは行っていたりしますか?

儘下 子どもたちにサッカーの楽しさを伝えるために企業と協働して企業が主催するサッカー教室・大会をお手伝いさせていただくことはあります。ただ、今後の展開として、地域の企業様にグラウンドを活用していただき、ピッチの中で体を生かして運動会をやったりとか、親子で体を動かすという機会をより多く創出できるといいなと思います。

森下 健康・スポーツの推進は、企業としても課題なんですよね。最近では健康経営なども言われますが、弊社でも社内でスマートフォンアプリを用いたウォークラリー対決などを行う程度でなかなか難しいんですよね。
実は従業員だけでなく弊社のお客様・従業員の家族を対象とした運動教室など色々企画してみたいと考えているのです。
その際にスポーツ・健康のプロであるジュビロ磐田さんの協力を得ながらスポーツ・健康の推進を盛り上げられないでしょうか。ジュビロ磐田さんとのコラボ企画・イベントが開催できると良いなと思います。
ただスポンサー企業様も多数いらっしゃる中で弊社とだけ何かを実施する難しいでしょうか。

儘下 場所だけの問題だと思います。私どもとしては、どこまで関わらせていただいて、一緒にやらせていただくかという部分だけだと思うので、実現可能性はあると思います。

森下 スタジアムで運動できるとなると参加者のテンションは上がりますが、天候に左右されてしまうので、どこか体育館を借りての実施もありが現実的かなと思っています。たとえばジュビロ磐田さんのフィジカルコーチやスクールコーチの方にフィットネスや準備運動などを教えていただくなど、部分的なコラボもできるのではないでしょうか。

儘下 楽しそうですね。ぜひやりましょう。サッカーに限らず体を動かして蹴る、投げる、跳ねるなどの総合的な運動教室もサッカーの巡回教室とは別で実施しています。また、ホームタウン活動としてヨガ教室など様々な活動をしているのですが、その道のプロフェッショナルではないものですから、外注で講師の方に委託して実施することもあります。ですので、私たちのリソースを運動会のプログラムの一部に取り入れて活用いただくことは可能ですし、このような小さなコラボからできるとよいですね。

森下 運動会などスポーツを推進しようとしたときに、いち企業の力だけでやろうと思うと限界があるじゃないですか。せっかくスポーツ・健康のプロが近くにいるわけですから、活用させてもらいたいなと。そしてそれが、弊社のお客様・従業員だけでなく地域の健康・スポーツ推進に繋がったら最高ですよね。

地域課題への取り組み

森林課題に向き合う 「ジュビロの森」を作ろう!「アイジーの森」も盛り上げよう!

森下 弊社では、2009年10月から「N.P.O.プレンティアの森」の活動に協賛し、浜松市天竜区の市有林の整備・植樹活動に取り組んでいます。また市有林の一部をお借りし「アイジーの森」として活動しています。ジュビロ君(ジュビロ磐田の公式マスコットキャラクター)も植樹活動に参加してくれたことがありますよね!

儘下 はい。私たちはエコパートナー企業である株式会社リサイクルクリーンさんのご協力のもと、ヤマハスタジアムでの試合時に空き缶・ペットボトルを回収し、苗木の購入費用に当てています。その苗木をアイジーさん、リサイクルクリーンさんはじめ植樹活動に参加された企業様によって植樹いただきました。その際にジュビロ君も森におじゃましましたが、ジュビロの社員ももっと積極的に参加したいと考えています。

「アイジーの森」植樹活動の様子
2022年11月の「アイジーの森」活動にジュビロ君も参加!

森下 リサイクルクリーンさんは同じプレンティアの森の協賛企業として弊社も共に活動していますよ。浜松市の森林面積は市域面積の68%もあるんです。「森の再生」森林保護活動は地域の課題だと認識しています。
また「アイジーの森」は、森の中での自然体験やアウトドアクッキングを通して心身のリフレッシュにつなげようというもので、年に2~3回、社員参加型のイベントを開催しています。お子さんとともに苗木の成長を見守る、自然環境への意識を向けてもらう良い体験となっています。

関連記事:社員参加型の自然体験「アイジーの森 2022秋」開催

現状、森がまだまだ余っているんですよ。森林保護活動に賛同いただける企業様も増やしていきたいんですよね。

そこで「ジュビロの森」つくりませんか?

儘下 いいですね!社会課題解決にもなる活動ですね!

森下 サッカー巡回教室や職業講話などジュビロ磐田さんのホームタウン活動で関わった子どもたちを招待し、植樹活動や森で自然体験をするイベントを企画する。
植樹活動に関わっている企業様と新たなスポンサーシップが広がるかもしれないですし、またジュビロ磐田さんのスポンサー企業様を巻き込んで、「ジュビロの森」イベントを企画するのも面白そうです。

池田 活動としては面白そうですよね。「ジュビロの森」をつくり、スポンサー企業様を巻き込んで地域課題である環境問題の改善に取り組んでいく。可能性を感じます。

森下 後は、森にキャンプ場を作りたいなと考えています。今年、試験的に試そうという話が出ているのですが、浜松市から借りている市有林になるので火の取り扱いの課題はクリアしないといけないのですが。キャンプ場を従業員の福利厚生の場として活用できないのかなと。そして環境に対する勉強、課題解決にも併せて取り組んでいく。そのようなキャンプ場活動も一緒にできたら良いですね。

儘下 いろいろと可能性が拡がりますね。楽しみながら自然と触れ合い、植樹などを通して環境問題に取り組んでいく。いまはキャンプが流行っていますから、環境問題に目を向けてくれるきっかけになれば最高ですよね。ぜひ実現したいですね!

共に地域社会を盛り上げる

地域社会の課題解決と地域活性化のために連携して取り組んでいく

森下 本日はありがとうございました!お話をしていて、改めて自社の地域社会貢献活動について考える良い機会となりました。また対話を通じていろいろなアイデアも生まれましたね。いち企業だけだと様々な取り組みを広げるのには限界があります。複数社が集まれば、様々な可能性が拡がると思うのです。我々もジュビロ磐田さんと一緒に地域社会を盛り上げていければと思います。ぜひお力を貸してください。
まずは「ジュビロの森」をぜひ!!

儘下冒頭で「シャレン(社会連携活動)」の合言葉「ジュビロを使おう!」をご紹介しましたが、本当に私たちを使い倒してくれればいいと思っています。パートナーシップを結ばせていただいている企業の皆さまとも、看板掲出以外にシャレン活動を積極的にご提案し、関係性を更に深めていきたいと考えています。我々も人的リソースに限りがあるので限界はありますが、本日出たアイデア含め、機会があれば是非やらせていただきたいですし、ひとつでも実現できればと思います。

ともに地域社会を盛り上げるパートナー企業として、今後ともよろしくお願いいたします!

池田 ありがとうございました!私たちはJリーグが掲げている「シャレン(社会貢献活動)」に取り組み、地域の課題解決の活動を地域の皆様と共に取り組んで決ましたが、もっと広めていきたいと考えています。まずを活動を知っていただかないと企業さんや外部の方からのアプローチともいただけないのでこの数年間は発信し続けることに注力してきました。地元企業・パートナー企業様と共に地域を活性化できればと思っています。ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。

ヤマハスタジアムにて
この記事のまとめ

地域社会に支えられて今がある。地域の皆様に感謝し、より地域を活性化し、社会課題を解決できるよう両社は取り組んでいる。
今回、話題となったスポーツ振興や環境問題への取り組みは実施している活動の一部に過ぎない。また、CSR活動に取り組んでいる企業は多数存在している。いち企業だけではなく、同じ想いを持った企業が集まれば、より大きな力になる、その可能性を感じた。

地域社会を盛り上げたいという同じ志を持つ企業による本対談をきっかけに新たな取組みに発展し、より地域活性化に繋がることに期待したい。

【株式会社ジュビロ(ジュビロ磐田)】(https://www.jubilo-iwata.co.jp/)



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