目指せ!国家資格取得!!第二種電気工事士勉強会を定期開催しています

DATE : 2022.07.18
目次
アイジーコンサルティングでは、業務で必要な資格取得の支援を行っている。特にアフターサービス課では、担当工事内容によってはシロアリ防除施工士や第二種電気工事士取得が必須である。今回は、資格取得に向けて定期的に開催されている「電気工事士勉強会」についてアフターサービス課 古山係長にお話を聞いた。
この記事のPOINT
  • 社員が自発的に開催する電気工事士勉強会は、恩返しの連鎖によるものだった。
  • 仕事をしながらの勉強は大変!勉強が苦手でも試験に合格するための勉強会。
  • 勉強会を通じて育まれる新たな絆、店舗を跨いだ新たなコミュニケーションの創出。
この記事に登場する人
古山哲也
株式会社アイジーコンサルティング
アフターサービス課 係長
2016年新卒入社以来、アフターサービスとして施工技術を担当。2022年12月より係長に就任。全社の施工技術力向上・指導に務めている。

第二種電気工事士の資格取得勉強会 開催のきっかけとは

勉強会の開催のはじまりは、1人の社員の行動から。取り組みを全社へ波及。
取材班

現在、社内各地で「第二種電気工事士 勉強会」が開催されていますね!7月末の技能試験に向け、先輩が後輩を指導している姿を社内でも見かけます。
この勉強会は、会社として運用をしているのでしょうか?

古山

いいえ、会社として「勉強会」を企画して開催をしているわけではありません。この勉強会は、6年ほど前に1人の社員が自発的に始めたもので、そこから全社に波及し、今は各エリアごとに勉強会が定期的に開催されています。
この勉強会は、第二種電気工事士の資格を取得した先輩社員が、資格取得を目指す後輩を合格させようと自発的に取り組んでくれています。

取材班

そうなんですね!勉強会 開催のきっかけは何だったのでしょうか。

古山

私たちが実施している床下環境改善工事の1つに床下換気扇設置工事があります。換気扇設置の作業は、住宅の電気を扱うものになるので、電気工事士の資格が必要となります。

私が入社した2015年当時は、特に勉強の場はなく、個々で資格取得に向けての勉強をし、受験をしていました。電気工事士は、1次の筆記試験と2次の技能試験があります。筆記もですが、特に技能は一人で勉強をしても上手くできなくて。仕事をしながら勉強時間を作るのもなかなか難しくて。また同じ店舗に電気工事士の資格保有者がおらず、気軽に相談や質問もできずにいました。
なかなか資格取得の勉強も上手く進まず困っていた時に、他店舗の先輩が、資格取得に向けた勉強会を開催してくれました。先輩の指導の下、私と同店舗の社員と一緒に勉強を進め、2人とも見事合格することができました。これがきっかけで、他の地域へと勉強会が波及していきました。ここから資格取得者も一気に増えていきましたね。

技能試験に向けて資格取得済みの先輩が後輩を指導
細かなポイントを伝えています

勉強が苦手でも大丈夫。仕事をしながら国家資格を取得を目指せ!

勉強会を開催の効果は資格取得だけじゃない!仲間がいるから頑張れる。自然と生まれる恩返しの連鎖とは。
取材班

勉強会はどのような形で行われているのですか。

古山

資格取得を目指す社員がいる場合、その近隣店舗の資格を有する先輩社員が計画し、開催しています。試験に合格した社員が、次の受験者に教えることが多いですね。
特に会社として指示を出すことはなく、自分たちが教わってきたこと、受けてきた勉強会の内容をもとに、自発的に考えて勉強会を企画・実施しています。

勉強会があることで、勉強の時間を意図的に設けることができます。
日常的に仕事をしながら資格取得の勉強をするのは、体力・気力が必要です。どのように勉強を進めたらよいか、1人だと行き詰ったり、甘えも出てしまうと思います。この勉強会は、「先輩にやってもらったことを、次は自分たちが後輩に」「電気工事士の資格取得をして欲しい」という、教える側の熱意の元で行われており、それに推されて後輩が「期待に応えたい」と奮起しているのだと思います。仲間がいるから頑張れる、応援の力は大きいです。「恩返し」の連鎖で成り立っていますね。

取材班

恩返しの連鎖。素敵ですね。勉強会の効果はいかがでしょうか?

古山

効果は非常に大きいです。最近も、私の部下が勉強会を実施していたのですが、教えた3名のメンバー、全員が1次の筆記試験に合格したと喜んでいました。次の2次試験(技能)に向けての勉強会を開催すると意気込んでいますよ。

私たちの仕事は現場主体です。あまり勉強が好きではない・苦手という社員も多く、電気工事士の筆記試験の勉強で苦戦してしまうことがあります。この勉強会の良いところは、ただ知識を教える勉強会ではないところです。勉強が得意な人が教えるのではなく、勉強が苦手でも受かる勉強の仕方を教えているのです。実際に勉強が苦手である社員が試験に合格しており、受かるための勉強方法を伝授する。経験を後輩へと受け継いでいます。良い連鎖が生まれていますね。

教わる側だけでなく、教える側にとっても良いですね。「電気工事士の勉強会」を通じて多店舗の後輩とコミュニケーションが図れることです。現場での技術的な施工指導だと、直属の上司・部下、縦だけの繋がりになりがちです。また、店舗が離れていると横の繋がりが薄くなり、メンバー間の交流も少なくなります。勉強会を通じて、メンバーを応援したり、勉強会の進捗を確認したりと、新たに斜めの関係性が生まれ、メンバー間の交流が広がり、良い関係構築に繋がっています。

さらに、資格取得の勉強会を通して「学ぶ習慣」が自然と身についていきます。社会人になると、学校のように強制で学ぶことはなく、自身で学ぶしかありません。今まで勉強が苦手だったり、避けてきたメンバーにとって、良い学びの場になっています。また、この資格取得の勉強をきっかけに学ぶことが好きになったというメンバーもおり、1つのビジネスポイントのきっかけにもなっています。

仲間と一緒に勉強中
先輩がポイントを伝授!
過去問題集で勉強!

資格を取得で終わりではない。次なるステップへ。

今後の展望
古山

資格取得は、業務上必須であり、サービスの対応の幅が拡がるという1つのスキルアップのステップにすぎません。
資格を一度取得したら、それで終わりにしない。組織として終わりを作らないようにはしたいですね。
アフターサービス課としても床下環境改善工事(シロアリ防除・換気扇設置等)にとどまらず、住宅の知識を身に着けリフォーム工事現場の施工管理を行ったり、新たに領域を拡大させたいです。組織として成長・進化し続けていきます。

この記事のまとめ

第二種電気工事士勉強会は、社員による恩返しの連鎖により社内に根付いていた。
仕事をしながら国家資格の勉強をするのは大変です。勉強会という機会を設け、仲間とともに挑戦する。勉強会・資格取得を通じてスキルアップとともに社員の絆も深まっていく。
共に高め成長していくアフターサービス課メンバーたちの今後の活躍にも注目していきたい。

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