中学生と一緒に考えた、お金の先にある“家を守る仕事”のやりがい~浜松市立篠原中学校にて職業講話を実施~

DATE : 2026.08.20
目次
アイジーコンサルティングは、ジュニアアスリート社の活動に賛同し、地元の小学生・中学生・高校生の活動を支援している。 2026年6月19日、ジュニアアスリート社の教育サポート事業の一環として、浜松市立篠原中学校で行われた職業講話イベントへ参加した。その様子をレポートします。 ▶ジュニアアスリートとは?
この記事のPOINT
  • シロアリって見たことあるかな?現物を見てみよう
  • 学校と民間企業のタッグで実現するキャリア教育
  • 働くことの意義・やりがいとは何か?
この記事に登場する人
岡本 克彦
株式会社アイジーコンサルティング メンテナンス事業部 掛川店 店長
2013年10月 中途入社。中学時代の部活は放送部。大阪府出身。
守屋 恋奈
株式会社アイジーコンサルティング メンテナンス事業部 浜松支店 法人営業
2026年新卒入社。学生時代の部活は吹奏楽部・バドミントン部。静岡県出身。
今回は、浜松市立篠原中学校にて実施された職業講話の様子をお届けします。 これから将来の進路を考えていく中学生の皆さんに向け、住宅業界の仕事内容や「働くことの意義」についてお話しさせていただきました。当日は生徒の皆さんの真剣な眼差しと、ハッとさせられるような鋭い視点に、私たち社員も大きな刺激をもらう1日となりました。

クイズで楽しく学ぶ!家はどうやって建つのか?

講話の前半では、私たちの生活に一番身近でありながら、意外と知らない「家づくりの裏側」について学んでいただきました。 ただ一方的にお話を聞くだけでなく、今回はみんなで参加できるクイズ形式でスタート!

岡本さん 「さあ、ここからが本番です。第1問!住宅が建築される工程を、正しい順番に並べてみましょう。
専門的な内容も含まれるため、「ちょっと難しいテーマだとは思うけど、わからなくても全然いいからね!」

優しく声をかけながら進行。生徒の皆さんも和気あいあいと意見を出し合ったり、笑い声が起きたりと、すっかりリラックスした温かい雰囲気に包まれながら、積極的にクイズに参加してくれました。

また、講話の最後には、生徒さんからこんな実践的な質問も飛び出しました。

生徒さん 1つの家を建てるのに、だいたい何ヶ月くらいかかるんですか?

岡本さん 工法や会社によって様々です。ハウスメーカーさんだと工場で組み立てて2ヶ月ほどで建つこともありますし、一般的な工務店ならだいたい4〜5ヶ月。逆に、大工さんが1人で全てを手がけるような現場だと、1年かけてじっくり作る家もあるんですよ。皆さんも将来家を建てる時は、ぜひ計画的に進めてくださいね!

普段何気なく見ている家が、実は様々な職人さんたちの手と、たくさんの時間をかけて作られている。そんな家づくりのリアルな裏側に、生徒の皆さんも興味津々の様子でした。

シロアリの現物体験!目で見て実感したメンテナンスの大切さ

現場から持参した「シロアリの現物」を生徒の皆さんに実際に見てもらうリアル体験もしてもらいました。

ケースを覗き込んだ生徒たちからは驚きの声が上がります。女子生徒の皆さんも少し引き気味になりつつも(笑)、興味津々でケースをじっくりと観察してくれました。

普段は見えない床下で、実はこうした虫たちが大切なお家を蝕んでいるかもしれない——。
リアルな現物を目にすることで、「お家を守るメンテナンスの大切さ」が一気に身近なものとして伝わった様子。中には「今日お家に帰ったら、絶対に親に伝えます!」と頼もしく話してくれる生徒さんもおり、私たちの想いがしっかりと届いた瞬間でした。

「お金のため」のその先へ。仕事の本当の目的を考える

講話の中盤では、今回のメインテーマでもある「働くってどんなことだろう?」という少し難しい、でも最も大切な問いかけに踏み込みました。 そこで生徒の皆さんに、こんな極端な質問を投げてみました。

岡本さん もし手元に3億円あって、一生生活に困らない・働く必要がない状況だとしたら、それでも皆さんは働きたいと思いますか?

もちろん、生活のため、お金のために働くことは立派な理由であり、間違いではありません。 しかし、もし十分なお金があったとしても、「それでもやりたい仕事」とは一体何でしょうか。

「誰かから『ありがとう』と言われるのが嬉しい」「誰かの役に立ちたい」という気持ちがあるのなら、それこそがお金以外に働く意味になります。働くとは、単にお金を稼ぐ手段というだけでなく、「社会や誰かの役に立つことで、自分自身の存在意義を感じる場」でもあるのです。

私たちが携わっている「シロアリ対策・住宅メンテナンス」という仕事も、まさにその最前線にあります。
シロアリ被害は、放っておけば大切な家をボロボロにしてしまう恐ろしいものです。私たちの会社は、「目の前の困っている人を助けたい」「お客様の大切な家を長く守りたい」という強い使命感からスタートしています。働くことでしか得られない「誰かに必要とされる喜び」について、少しでも考えてもらうきっかけになればとメッセージを送りました。

入社数ヶ月の若手社員のリアルな体験談

とはいえ、「誰かのために」と中学生に言っても少しピンとこないかもしれません。そこで講話の後半では、入社してまだ数ヶ月の若手社員・守屋から、より等身大のストーリーを語ってもらいました。

守屋さん 私はライブに行く推し活が大好きで、最近はグッズも高くてペンライトだけで1万円くらいしたりするんです(笑)。他にも海外旅行、アウトドア、サウナ、最近はゴルフも始めました。
やりたいことがまだまだたくさんあって、そのためにはどうしてもお金が必要ですよね。だから、私が社会人になった最初の理由は『お金を貯めること』だったんです。

この率直な本音には、先生方も思わず深く頷いていました。しかし、そんな守屋さんの価値観は、実際に現場に出ることで少しずつ変化していったと言います。

守屋さん 入社して間もない研修期間中は、法人営業だけでなく、住宅メンテナンス営業の先輩にも同行し、実際にツナギを着て、汗水流しながら床下に潜る作業も経験しました。暗くて狭い床下でシロアリの被害を発見したとき、お客様から『見つかって本当に良かった、ありがとう』と心からの感謝の言葉をいただいたんです。
その時、お金だけではない、言葉にできないほどの嬉しさを感じました。

最後に、守屋から中学生へ力強いエールが送られました。

守屋さん お客様からの『ありがとう』という言葉の重みは、実際に働いてみないと実感できないものです。今すぐ仕事について深く考えるのは難しいかもしれませんが、まずは自分の興味のあることから飛び込んでみてください。実際に働き出せば楽しいことも辛いこともありますが、そこから自分でモチベーションを上げていければ、それは大きな成長に繋がります。これからも応援しています!

生徒代表からの力強いメッセージ

講話の最後には、全員が起立する中、生徒代表の方から大変心温まる感想をいただきました。

生徒さん 普段の学校では聞くことができない貴重なお話をたくさんしていただき、本当にありがとうございました。
特に、会社の始まりが『目の前の困っている人を助けたいという思い』から始まったことや、働いている中で大切なことが『お金だけではない』というお話がとても印象に残りました。今日学んだことを生かして、これからの自分の進路や将来についてしっかりと考えていきたいと思います。

私たちが最も伝えたかった「会社のルーツ」や「お金以上のやりがい」というメッセージが、しっかりと生徒の皆さんの心に届いていたことがわかり、胸が熱くなる瞬間でした。

講師として参加した従業員の感想

守屋さん 入社して2〜3ヶ月で感じたリアルな思いを素直にお話ししたのですが、中学生の皆さんが深く頷きながら聞いてくれて嬉しかったです。特に伝えたいと思っていた「家のメンテナンスの重要性」について、「家に帰ったら親に伝えます」と言ってくれる生徒さんもいて、しっかり届いていると実感できました。
最近は知識のインプットが多く頭を抱えることもありましたが、講話を通して「なぜ自分がこの仕事(法人営業)をしているのか」という意義を改めて考える素晴らしい機会になりました。

(※床下の写真や展示を見せた際、生徒さんから「きもっ!」と言われつつも(笑)、女子生徒も含めて興味津々でしっかり見てくれたことがとても印象的でした!)

岡本さん 中学生の皆さんがとても素直で反応が良く、温かい雰囲気の中で話すことができました。生徒の皆さんに伝わる言葉選びや順序を考えるプロセスは、自分自身の普段のトークや『分かりやすさ』を見直す良い機会になりました。
『働く意義』という少し難易度の高いテーマだったため、「もっと問いかけを丁寧にすれば、さらに深く考えてもらえたかも」という課題も見えましたが、私自身も自分の働く意義を再確認できました。ぜひまた次回も挑戦したいです!

この記事のまとめ

今回の講話を取材する中で印象的だったのは、登壇した社員自身が「働くことの原点」を再確認していた姿でした。

若手社員が語った「推し活のため」という率直な本音は、中学生の緊張をほぐし、彼らの心を開く大きなきっかけとなりました。そこから現場で知った「誰かの役に立つ喜び」へ、そして先輩社員が投げかけた「何のために働くのか」という問いへ——。シロアリの現物を見て驚きながらも真剣な目を向ける生徒の皆さんと、彼らに真っ直ぐ向き合う社員の姿に、取材した私たち編集部も胸が熱くなりました。

働く意義は、決して最初から完璧に決まっている必要はありません。「目の前の困っている人を助けたい」という会社のルーツと、現場で生まれる「ありがとう」の重み。今回の講話は、生徒の皆さんだけでなく、私たちにとっても「仕事の価値」を改めて見つめ直す豊かな時間となりました。

アイジーコンサルティングは、これからも未来を担う子どもたちの成長を応援し、地域に根差した活動を続けてまいります。

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