各店舗で点検実地研修を行っています ~春日井店の実地研修に密着~

DATE : 2023.02.23
目次
アイジーコンサルティングでは、点検力・現場品質向上のため、定期的に現場での実地研修を行っている。今回、メンテナンス事業部 春日井店にて行われた点検実地研修の様子に密着。今回の研修テーマは、「住宅の間取りを正確に素早く取る」。研修の様子をレポート形式で紹介する。
この記事のPOINT
  • 点検力・現場品質向上のための実地研修
  • ベテランから若手への「知」の共有
  • 「素早く・正確に」プロとしてのスキルを高める
この記事に登場する人
桑原一寿
株式会社アイジーコンサルティング
メンテナンス事業部 春日井店
カスタマ―課 係長
カスタマ―課で社員教育の責任者を担う。趣味はキャンプ。手先が器用。
大西拓摩
株式会社アイジーコンサルティング
メンテナンス事業部 春日井店
店長
2022年12月より春日井店の店長に就任。トレードマークは眼鏡。
春日井店メンバー
株式会社アイジーコンサルティング
春日井店 社員
愛知県春日井市にあるメンテナンス事業部の営業所。チームワーク抜群で明るいメンバーが多い。

点検実地研修の目的とは

住宅メンテナンスのプロとして。点検力・質を高める。
メンテナンス事業部で点検業務を担うカスタマ―課の教育責任者、桑原係長に実地研修の目的について伺いました。
桑原係長

点検実地研修の目的は、「点検力・質を高める」ことです。私たちは、住宅メンテナンスのプロです。サービス品質の向上はもとより、点検力をより高めることは何より重要です。
普段住宅点検を行う際には、リフォーム・改築などをして間取りが変更していないか、既存の図面と照らし合わせながら変更点がないか確認をしています。中古住宅やリフォーム工事の際の定期点検などで図面が無い場合は、現場で一から間取りをとっています。
近年、新築時の図面があるお宅が大半のため、一から現場で間取りをとる機会が減っています。
そこで今回、12月の人事異動でアフターサービス(施工担当)からカスタマ―(点検担当)へ8名異動があったこともあり、「間取りを正確に素早くとる」ことをテーマとした点検実地研修を各店舗で実施してもらうことにしました。

取材班

住宅のプロとしての品質向上のための研修ですね!

桑原係長

はい。机上で間取りを見て面積を算出できてもダメなんですよね。実際の現場でいかに早く正確に間取りをとれるか。間取りの取り方にはコツがあるんです。経験の浅い若手が経験豊富なベテラン点検員から実際の現場で学ぶ。「知の共有」も狙いの1つです。
これを機によりプロとして、点検力・質を高めて組織力を向上させていければと考えています。

点検実地研修

今回は、春日井店の点検実地研修に潜入! お取引ビルダー様のご厚意で、空き家をお借りして店メンバー全員参加で研修スタート。 まずは大西店長から、この実地研修の目的をメンバーに伝えます。
大西店長

私たちは住宅点検のプロです。若手の2人は、今まで現場で間取りを取る経験があまり無かったですよね。実践あるのみ!正確に素早く間取りを取るコツを先輩から学んでください。ただ「間取りをとる」のではなく、併せて住宅の構造・点検のポイントなど、様々な角度から見てより多くのことを吸収してくださいね。ベテランメンバーもより精度を高めつつ、若手メンバーのサポートをし、皆でこの実地研修を有意義なものにしましょう。
そして、春日井店として点検力を高めていきましょう。

大西店長よりはじめの挨拶
今から研修行います!(春日井店メンバー)
点検実地研修 スタート!
桑原係長

間取りはどこから取るのが一番効率が良いでしょうか?

若手社員

はいっ!和室です!!

桑原係長

正解。
和室は畳があり寸法が分かりやすいからね。和室がある場合は、和室から取るのが分かりやすく、基本だねっ!
このお宅は和室があるから、和室から取っていこう!

皆、真剣に間取りをとっていきます。
先輩がポイントを伝授
先輩社員が若手社員にポイントを解説しながら、皆で間取りをとっていきます。
先輩が若手社員に寄り添い、後ろから見守りながらサポート。
「ふむふむ。いい感じ!!」

間取りは、紙に書くのではなくタブレットに書いていきます。
ペーパーレス!?電子化・DXの時代ですね。
ベテラン社員はサクサクと間取りをとっていきます。
間取りはタブレットに書いていきます。
大西店長

ここでポイント!

和室が無い場合は、どこから間取りを取るとよいでしょうか?

若手社員

う~ん・・・トイレですかね。

大西店長

正解!!和室が無い場合は、狭いところ、浴室・洗面・トイレなど細かめな部屋からだね。
広い部屋だと寸法感覚が分かりにくいので、狭い部屋からとっていくと分かりやすいよ!

手を広げて寸法を確認
この折れ戸の横の壁には筋交いは入っているでしょうか?
間取りを正確に取るポイントはもちろん、建築士の資格を持ったベテラン社員が、メンバーのスキル向上のために構造や、点検のポイントを解説。
「なぜこのような構造なのか」「なぜ変色が起こるのか」「点検時に見落としやすい点はどこか」
実地研修だからこそ、現場で細かなポイントを伝えられる、「知」の共有が行われます。
外回りの確認
最後に外回りを確認!
室内の確認だけだと部屋を見逃している可能性があるので、最終チェックをします!
「形はあってるな...」
この外周チェックは怠ってはいけません。可能な限り外からも確認します。
外回りのチェック
うん、間違っていないね。
間取りチェック、答え合わせ
では答え合わせ!
みんなでタブレットを見せ合いました。
互いにとった間取りを見て確認
教育責任者 桑原さんを囲んで 若手2名とも合格!
「全員、一緒だね!正解です!!」
これにて実地研修は終了!参加した2人の若手社員も無事合格しました。

点検実地研修を終えて

研修の感想を20代若手社員の西山さん、飯沼さん、店長の大西さんに伺いました。
西山さん

私はふだん施工を担当しているため、現場では既に図面がある状態での間取りの確認しかしたことがありませんでした。図面が無い状態で一から間取りを自分でとるという経験は今までなかったので慣れない作業で時間がかかりましたが、今回実践できて良かったです。また先輩方から、間取りの取り方だけでなく構造や劣化事象などの住宅についての知識もたくさん学ぶことができ、大変勉強になりました!

飯沼さん

私は12月から施工担当から点検担当に異動したばかりで、一から間取りをとったのが5回ほどしかありませんでしたので実地研修で経験値を積むことができ、非常に有意義で学びが多く良かったです。また何より先輩方の間取りを取るスピードの速さに驚きました。今回、実地研修を通して間取りを取るコツ・セオリーを学ぶことができました。「ここは大丈夫かな?」と思った事柄に関しても、なぜ迷うのか、何を基準に判断したらよいかなどポイントも聞けたので良かったです。お客様宅で採寸の間違いは許されません。点検員として、お客様の家で「素早く正確に」間取りをとり、そのうえで目的である点検をしっかりと行う。プロとして今後もスキルを目指していけるように尽力します!

大西店長

桑原さんも言っていましたが、近年、新築時の図面がある家が大半で、一から間取りを取る機会が減っています。その中でプロとして現場でいかに正確に素早く間取りがとれるか。経験の浅い若手社員に実地で経験してもらい、ポイントを指導・伝授する、組織としての点検力を向上させる良い機会となりました。また、コロナ禍となり、なかなか店舗メンバーが集まることができていなかったので、研修を通して店舗内コミュニケーションがとれた点もよかったです。今後も定期的に実施していきたいです。

この記事のまとめ

点検実地研修は、現場で最高のパフォーマンスを発揮するために、組織として点検品質・スキルを向上させるための取り組みである。若手社員が知識経験を積むことはもちろん、ベテラン社員にとっても自身の点検について振り返る良い機会となっている。住宅点検のプロとして現場での間違いは許されない。「住まいは経年進化する」を実現するために、お客様の家を守るべく、知識・スキル向上をさせ、社員自身も進化をし続けるべく現場での学びの手を止めることはない。

メンテナンス事業部WEBサイト

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