「メンバーの成長に期待」――営業職の“センス”を裏付け・プレゼン・共有する「法人市場調査&戦略プレゼン大会」を開催

DATE : 2025.06.09
目次
アイジーコンサルティングの法人(=工務店様向け)営業を担う法人課では、さる4月に「法人市場調査&戦略プレゼン大会」を開催しました。初めての取り組みとなる同イベントは、各支店を取り巻く市場環境を把握して、地域に根差した有効な戦略を考えることが目的。また、自店の市場環境にまつわる戦略をメンバーに共有することで、社歴に捉われずにクリティカルな営業活動ができるようにしたい狙いもあります。今回はメンテナンス事業部の全店舗のメンバーが浜松市に集まり、15分のプレゼンを実施しました。本記事では、最優秀賞を獲得した神奈川エリア(横浜&厚木支店)のメンバーらとイベントを振り返り、その意義を再確認します。
この記事のPOINT
  • 新しい取り組みによって、成長を促す文化を社内に生み出す
  • 脳内を言語化することで、情報の共有ができるようになる
  • データがあれば、客観的かつ俯瞰的な営業活動につながる
この記事に登場する人
山中のぞみ
メンテナンス事業部 法人営業課 課長
法人営業として活躍した後、静岡店の店長を経て2024年10月から現職。法人課の責任者として、お取引企業様のアフター体制構築に携わる。
渥美千鶴
メンテナンス事業部 横浜支店 法人営業 主任
2017年キャリア入社。横浜市内を中心に首都圏の法人営業として活躍する傍ら新人教育プロジェクトの責任者として活躍。教育カリキュラムの作成や企画・運営なども担っている。
淺井美穂
メンテナンス事業部 横浜支店 法人営業
2023年新卒入社。横浜市内を中心に首都圏のお取引業者様の新規開拓のため日々邁進中!! 自社オウンドメディアnoteの運用・執筆や社内プロジェクトの運用など活躍の幅を広げている。

市場環境を探り、営業活動に生かすための企画

取材班

まず、「法人市場調査&戦略プレゼン大会」は、どういう経緯で開催することになったのでしょうか。

山中さん

別のプロジェクトの会議のなかで、「取引がない工務店であっても、倒産情報などをタイムリーに認識したほうがいいのでは?」という意見が上がりました。つまり、もっと市場環境を把握するべきではないかという考えのもと、今回のイベントにつながったのです。

取材班

市場環境を把握することで、より確実な営業活動ができるようになるということですね。大会には、メンテナンス事業部の全店舗のメンバーが参加したと聞いています。

山中さん

はい、全部で8チームが参加しました。各チーム、4〜6名で構成されています。審査員はメンテナンス事業部の担当役員をはじめ、部長、課長、法人課の係長が務めました。

市場レポート&戦略プレゼン大会 スタート!
冒頭にプレゼン大会の趣旨を山中課長より説明
取材班

そのなかから、優秀賞に輝いたのが神奈川エリアチームですね。今回は、横浜支店の渥美さんと淺井さんに取材に参加してもらいます。このイベントをすると聞いた時は、正直、通常業務があるなかで大変だと思ったのではないでしょうか。

渥美さん

これまでにない取り組みなので、楽しみながら向き合いたいと思いました。もちろん、通常業務があるなかで……というのはその通りなのですが、頭の中にあることをデータとして裏付けして言語化できれば、自分以外のメンバーにも知見を共有できることになります。これは神奈川エリア全体の成長のチャンスだと感じました。

淺井さん

私はまだ社歴が浅く、戦略がどのように形づくられるのかを知らなかったので、楽しみな気持ちが強かったです。裏付けの情報を集めるのが大変ではありましたが、気になるデータを持ち寄って、そこから導かれる答えや傾向をベースに戦略を立てていくのは、とても興味深かったです。何より、勉強になりました。

各チーム 調べたデータをもとに、分かりやすくプレゼンしました

「大変だった」の声に成長への期待

取材班

この記事でプレゼンの内容を紹介できればいいのですが、社内秘の情報もあって載せられないので、「法人市場調査&戦略プレゼン大会」を開催することの意義について深掘りできればと思います。イベントに参加した、他の従業員からはどのような声がありましたか?

山中さん

「大変だった」という声がありましたが、ネガティブな意見ではないと思っています。それは、これまで市場環境を知らないもしくは言語化せずに、感覚……つまりは各々のセンスで営業活動をしていたメンバーが多かったことの裏返しだと思うからです。今回のイベントは、営業活動の数字の底上げにつながると信じています。

取材班

今後につながるはずです。淺井さんは大会に参加して、どうでしたか?

淺井さん

見る人を惹きつける話の仕方やスライドのつくり方など、参考になりました。みんな、話すトーンひとつにしても個性があったと感じています。普段の営業活動の参考にもなりました。あとは、プレゼンの準備をするにあたって、チームメンバーとより親密になれたことが良かったと感じています。

渥美さん

今まで、神奈川エリアはベテランの臼井店長と寺澤係長が引っ張ってきた印象がありましたが、私たちだけでもここまで戦略を練ることができるんだという自信にもつながりました。市場環境のデータを集めていく段階で、これまでは感覚でやってきた営業活動の裏付けを取ることができたのも良かったです。

プレゼンをする渥美さん
発表後には審査員からのするどい質問が
淺井さん

チームで何かを生み出す時に、自分が何をすれば貢献できるかを考える機会にもなりました。できること・できないことの判別が付いたとも言い換えられます。私はデータを集めることが得意なのかもしれない、とも気付くことができました。

渥美さん

私は逆にデータを集めるのが苦手なので、部下に助けてもらいました!

市場調査が当たり前の文化になるように

取材班

このような声があると、企画して良かったと思えますね。

山中さん

そうですね。日々の営業活動に集中すると、どうしても自分のことしか見えなくなりがちですが、データで改めて裏付けをすることで客観的かつ俯瞰的に自分の営業エリアを見ることができるようになったのではないかと思います。

取材班

メンバーとしては、今回の経験をどのように生かしていけそうですか?

渥美さん

データでの裏付けが習慣になりました。ほかにも、これまでは法人とカスタマーの市場感は共有していなかったのですが、調べたことをカスタマー担当に共有して、連携が取れるようになりました。チームがどう成長していくか楽しみです。

最優秀賞に輝いた神奈川チームのみなさん
取材班

「法人市場調査&戦略プレゼン大会」は今後も開催していく予定と聞いています。山中さん、最後に「法人市場調査&戦略プレゼン大会」の展望を教えてください。

山中さん

これからも年に1回、開催していく予定です。イベントを開くことが目的ではなく、市場環境を常に把握して営業活動に生かし、他エリアの事例も積極的に共有し、活用していくことが社内で当たり前の文化になればと願っています。

この記事のまとめ

アイジーコンサルティングでは、日々、新しい取り組みが生まれています。「法人市場調査&戦略プレゼン大会」も、そのひとつ。「大変だった」という声があったように、新しいことを始めるのは簡単なことではありません。

それでも、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という言葉があるように、まずは取り組んでみることが大事なのだと信じます。そして、新しい文化として社内に価値ある取り組みが根付いていけば、徐々に変化が起き、企業が変化する鍵となっていくでしょう。

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