4月社員総会を終えて~コロナ禍でも変わらず開催を続ける理由と、そこに込められた想いとは~
- コロナ禍の社員総会はリアルとオンラインの併用で
- オンライン開催だから実現。多くの社員がリアルタイムで参加できる
- アイジーコンサルティングの社員総会は年4回開催する価値がある
- 社員総会は「感動の共有」の場。心震える時を分かち合おう。
1996年 井上白蟻時代に施工技術として入社。その後、新事業プロジェクトに参画し、耐震事業を立ち上げる。リフォーム事業・メンテナンス事業の責任者を経て、総務人事担当役員に就任。採用・教育を中心に現在の企業活動の基盤を形成してきた。
趣味はフルマラソン、サッカー観戦、落語鑑賞。
4月 入社式&社員総会を終えて
4月の入社式は社員総会はコロナ禍ということもあり、会場となるホテルクラウンパレス浜松に新入社員と両社の社⻑をはじめとする役員数名が列席し、その他の社員は、Zoomによるオンラインでの参加でしたね。コロナ禍となってからはオンライン開催が続いています。社員総会を運営する際に工夫している点・心がけている点はありますか?
コロナ禍となり、はじめはオンラインでの開催に戸惑いましたが、回数を重ねるうちにオンラインならではの形ができてきていますね。今回も、新入社員を迎え入れるにあたり、新入社員の皆さんには会場に集まってもらい、同期の交流を持てるようにしました。
オンラインで参加している社員はライブ配信を見るのですが、映像だと話をしている人の顔をアップで映すことができます。スピーチをする際だけマスクも外してもらっていたので、メンバーの顔・表情をしっかりと届けることができました。これはリアル開催ではできない、オンライン開催の利点ですね。
また4月は最優秀店舗賞・年間MVPや新人賞など、様々な表彰があります。オンラインであっても如何にワクワクできるか、感動を共有できるか。その演出には毎回創意工夫をしています。オンラインだと活躍した店舗・社員を全社員が称える、その一体感を味わえない寂しさはありますが、社員の喜びの声・表情は届けられるので、マイナスばかりではありませんね。
確かに、新入社員の皆さん・表彰された社員の皆さんの顔がアップで映っていたので、スピーチからより想いが伝わってよかったです。
オンラインでの社員総会も社内で定着してきたように思います。
だんだんこのスタイルに慣れてきてオンラインでも「やれないことはない」と思っています。直接会わなくても便利なツールがあれば繋がれる。そのメリットを感じています。リアル開催時は時間・距離の関係で参加できなかった時短勤務の社員やパートスタッフも参加がしやすくなりました。今までは社員総会の録画映像を見て共有していたのですが、皆がリアルタイムで共有ができる。そこは大きなメリットです。
ただオンラインだと、相手の反応が分かりません。今後の課題としては「参加型」の社員総会にしていくことです。ここは運営側として強化していきたいと思います。
社員総会を開催する目的は?そに込められた想いとは。
アイジーコンサルティングでは四半期に一度、社員総会を開催しています。一般企業に比べて回数としては多いと思いように思います。コロナ禍でも変わらず続けているのには理由があるのですか?
10年以上前になりますが、社内の業績が悪化したことがあったのです。その際に、現場の稼働を優先させようと社員総会やあらゆる会議を廃止し、業務に集中させました。そうしたら余計に業績が悪化してしまって。
その時に、アイジーコンサルティングにとって大切なことは何かを改めて見つめなおし、経営理念にもある「感動の共有・心震える時を分かち合う」その時間をしっかりと持つことに決めました。
そこで、社員総会を再開したところ、業績が回復したのです。
この社員総会では、皆で同じ芝居を見て、感動を共有しました。この同じ体験・時間を過ごしたことがきっかけとなったのだと私は信じています。
そこから年4回、四半期に一度のいまの社員総会の形となり、今も継続しています。
社員総会は、4日間の稼働を止めてでも行う価値があると感じているからです。
そのような想いがあったことを初めて知りました!
アイジーコンサルティングの社員総会で大切にしていることは何ですか?
当社の社員総会は、全社員が集まり、業績・方針の確認をするだけではなく、「人間性を高める」、経営理念の1つでもある「感動を共有する機会を作る」、講演会などを通じ、同じ体験(見たり聞いたり)を共有することで価値観を育んでいくことを目的として行っています。
一般的な企業の社員総会の目的は経営方針の浸透だと思いますが、「IGらしさ」を考えたときに、方針の浸透はもちろん、それよりも「社員の人間性を育む、コミュニケーションを図る」ことを大切と考え、その機会とすることが一番大きな目的です。店舗がバラバラに存在している中で、これが今までアイジーコンサルティングという組織風土をを育み、良い影響を与えてきたと思います。会社としての一体感、今根付いている共通の価値観がどこで育まれてきたかと思うと、社員総会で講師の話を聞いたり、成果を称えあったり、そういう機会を通じて感動したり、考えさせられたり、その時間なんですよね。その感動・体験をを共通で持つこと、これが一番大事であり、アイジーコンサルティングという企業を作り上げてきたのだと思います。
心震える時を分かち合う。社員総会は「感動を共有する場」で在り続ける。
「感動の共有」は変わらず大切にしていきたいですね。
総会のオンライン開催はできるとはいえ、コロナ終息後はリアル開催と併用していく予定です。会社の行事として会うのではなく、普段会わない社員同士の交流の機会として継続したいと考えています。
今後はオンライン開催とリアル開催を織り交ぜて行き、リアル開催の回数を減らす分、社員同士の交流の機会を増やしていきたいです。また、弊社は東は千葉から西は岐阜までと店舗が多岐に拡がっているため、全社員が集まるとなると移動に時間を要します。リアル開催の際は会場を変え、遠方メンバーは泊りがけにするなど楽しみも増やし広がりを持たせていけたらと思いますね。
また、もう少し落ち着いてきたら観劇や、世の中の一流に触れる体験、音楽・芸術など感動体験を社員総会で行いたいです。日常の仕事で求められる生産性・効率を重視しながらやっているところとは違う視点で、会社から社員総会で「感動」を提供していきたいと考えています。コロナも落ち着いてきたので、実現に向けて動きたいですね。
アイジーコンサルティングの社員総会を年4回、業務の稼働を止めて全社員が参加で開催するのには理由があった。「感動を共有し、心震える時を分かち合う」。社員の人間性を高め、共通の体験を通じてベクトルを合わせていく。組織の基盤を作っている。