オーナー様を業者会にご招待!|アイジーワークス新年会レポート

DATE : 2024.04.06
目次
2024年1月18日に、アイジーワークス浜松豊橋エリアの新年会を開催した。アイジーワークスとは、ライフプラン事業部(アイジースタイルハウス・アイジー不動産・FULLHOUSE)の工事業者による協力業者会で、毎月の安全品質協議会や役員会などを通して安全対策・品質改善に努めている。毎年行われる新年会では年間表彰や今年一年の方針を共有し、互いの功労を讃え合い、パワーに変えている。

今年の新年会には、アイジースタイルハウスで家を建てたオーナー様をご招待した。アイジーワークスの皆さんにもオーナー様と触れ合う機会を増やしたい、アイジーワークスの良さをオーナー様にも知っていただきたい。そんな思いから始まった試みだ。今回の記事では、その新年会の様子をレポート形式でお届けする。

こちらの記事もあわせてご覧ください。
協力業者と楽しく繋がる、アイジーワークス新年会レポート!
この記事のPOINT
  • 震災を通して、自身の仕事に改めて向き合う
  • オーナー様から直接聞ける住み心地の良さ
  • 「自分の担当したオーナー様にも会いたい!」
この記事に登場する人
清水 克哉
株式会社やね清 代表
アイジーワークス浜松豊橋エリアの会長。アイジースタイルハウスの屋根工事を担当し10年以上のお付き合い。
佐原 康隆
株式会社アイジーコンサルティング
アイジースタイルハウス浜松豊橋 マネージャー
アイジースタイルハウス浜松豊橋を統括するマネージャー。アイジースタイルハウスで家を建てたオーナーでもある。
Sa様
アイジースタイルハウス オーナー様
2022年6月に新築をされたオーナー様。担当はアイジースタイルハウス浜松の森さん。
Si様
アイジースタイルハウス オーナー様
2022年5月に新築をされたオーナー様。担当はアイジースタイルハウス豊橋の内田さん。
立田 裕樹
株式会社アイジーコンサルティング
常務取締役
2006年にアイジースタイルハウスを立ち上げた、アイジースタイルハウスの担当役員。

会長の挨拶から始まった新年会

私たちが丁寧な仕事をすることで守れる命・守れる笑顔がある
まずはアイジーワークス浜松豊橋の会長を務める、株式会社やね清の清水克哉様より、開会のご挨拶をいただきました。

やね清 清水様 今年は元旦から衝撃的な震災のニュースが飛び込んできました。この度は被災された皆様ならびに、そのご家族に心よりお見舞い申し上げたいと思います。

あの日は16時頃、一斉にテレビ画面が切り替わって、東日本大震災の時のような「また大津波が来てしまうのでは」という恐怖を感じました。被災地にはまだ水・電気が通らないまま、不安な思いで生活をしている方もたくさんいらっしゃると思います。

私は屋根工事をしていますので、今までもそういった被災地へ赴き、仕事として復興のお手伝いを経験してきました。東日本大震災、熊本地震や千葉の台風災害の時にも行かせていただき、現地の方々と触れあう中で、被災された方の不安な気持ちを肌で感じてきました。家がある、ただそれだけで安心感が違います。私たちの仕事は、安心して快適に暮らせる家を作ること。私たちが丁寧な仕事をすることで守れる命・守れる笑顔があります。今回の震災を見て改めて、小さなことでも一つひとつ真剣に向き合っていきたいと強く思いました。

やね清 清水さん 我々アイジーワークスの特徴は、業者同士の繋がりが非常に強くて、職人さん同士でコミュニケーションを取りながら現場を進めていることだと感じています。このような親密な関係の業者会は、他には無いんじゃないかなと思うんです。

今回新年のご挨拶をさせていただくにあたって何か良い言葉はないかなと思い調べてみましたら、「辰心功成」という四字熟語を見つけました。「辰のように勢いだった心はきっと成功を納める」っていう意味なんだそうです。これ、すごく良い言葉だなと思って今日皆さんに紹介させていただきました。今年は辰年ですし、アイジーワークスも今日この新年会を期に、2024年は辰のような勢いで日本一の業者会を目指していきたいなと思っております。



続いてアイジースタイルハウス浜松豊橋のマネージャーを務める佐原康隆さんが乾杯の発声をとりました。

佐原さん 今日はオーナー様を迎えてのアイジーワークスということで、今までに無い形式で開催することになりました。私たちアイジーワークスの素晴らしさをもっともっとオーナー様に知ってもらうべきなんじゃないかと考え、この度の開催に至りました。

実は先ほどオーナー様とお話をさせていただいた際に「私たちファミリーだと思ってるので」って言ってくださったんです。本当にありがたい言葉で、家を建てるという関係性以上のものが、私たちには作れるんじゃないかなと感じました。

先ほど清水会長のお話にもありました通り、元旦には震災が発生しましたが、私たちが住む東海地域においても、いつ地震が来てもおかしくないと言われています。非常に厳しい時代ですが、そんな時代だからこそ人と人との結びつきは素晴らしいと感じる機会が多くあります。業者会に来ていただけるオーナー様がいることも有難いですし、それを快く迎えてくれるアイジーワークスの皆様の存在もありがたいです。このような人との繋がりが、我々の良さでもあると客観的に感じております。

2024年もより多くのお客様に良い家づくりを提供できるように、皆さんと二人三脚で共に歩んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

お越しいただいたオーナー様のお話

皆に見てもらいたい自慢の家
本日お越しいただいたアイジースタイルハウスオーナーのSa様・Si様よりご挨拶をいただきました。

Sa様 こんな素敵な会に呼んでいただきありがとうございます。2022年6月にアイジーさんで家を建て、住み始めてもうすぐ2年になります。

先日発生した能登半島沖地震の日は妻の実家がある愛知県津島市におりまして、震度4の揺れを観測しました。浜松も調べたら震度4近くあったということで、カウンターの上にある写真など倒れている物があるかもしれない、ということを気にして1月3日に浜松へ帰ったんですけれども、1mmも動いておらず、やっぱり良い家だなっていうのを実感しました。あとは冬の快適さがお世辞抜きで良くて、昨年も今年も冬は床下エアコンだけで過ごさせてもらっています。床下エアコンをつけたのも12月の中旬ぐらいで、本当に過ごしやすい家だと感じています。

夫婦で細かいところまでこだわり、色々とわがままも聞いていただきましたが、本当にアイジーさんで建てて良かったです。職人さんにおいても、ちょっとしたことでも迅速に対応していただき感謝しています。あとは10組?、20組ぐらいのお客さんが我が家に見学に来ていただいていまして。家の掃除が出来て綺麗になるので今後も定期的に来てくれると嬉しいなと思います。

それぐらい皆さんに見てもらいたい自慢の家なので、私たちの家を参考に一件でも多くの方がアイジーさんで家を建ててくれたら嬉しいです。私たちもファミリーとして参加していますので、これからもよろしくお願いいたします。

Sa様と担当の森さん、伊藤建築さん
Si様と担当の内田さん

Si様 本日はこのような場にご招待いただいて、誠にありがとうございます。先ほどSaさんのお話にもあったんですけど、20組くらい内覧に来ていただいているみたいですが、うちの担当の内田さんはそこまで多くのお客様を連れて来てくれていないので、もう少し頑張っていただきたいなと思います(笑)

アイジーさんとの付き合いが始まってもう3年ほど経ちます。その当時僕たちはまだ結婚していなかったんですけど、担当の内田さんと出会って、婚姻届の証人になってもらいました。アイジーさんとは一生の付き合いになると思いますので、家のことだけではなくプライベートでもお付き合いをしていきたいなと思っております。

僕たち夫婦は最初、漆喰が本当に大嫌いだったんです。どうしてもひび割れが気になってしまって・・・。でも実際に住んでみたら、嫌な臭いを感じないという漆喰の大きな効果を実感しました。アイジーさんの家に住んでからどうしてもボンドの臭いが気になるようになりました。テレビボードだけ無垢の素材の物がなかなかなくて、やむを得ず既製品の商品を購入したんですけど、もう本当に臭くてしばらくの間は扉を開けっぱなしで生活していました。自分たちは地球品質に染まっているなと実感していて、その良さを友人や知人にも薦めています。

家の温かさも感じております。今この時期の室温が大体20度ぐらいなんですけど、最近実家に帰ると10度以下なので、寒さの違いを感じます。ですが、約2年今の家に住んだ僕にとって、朝起きると20度でも寒いと感じるようになってしまいました。身体が慣れてしまったんです。贅沢ですね。
今後もアイジーさんとは長くお付き合いをしていきたいので、何かできることがあればどんどん協力していきたいと思います。遠慮なくお声かけください。よろしくお願いします。

Sa様・Si様とそれぞれの担当者

オーナー様も参加の余興企画と、年間表彰

しばし歓談が続いた後、「絵描きしりとり」の催しを開催。オーナー様にもご参加いただき、大盛り上がりの企画となりました。
絵描きしりとりの様子
オーナー様も参加
続いてアイジーワークス年間表彰を行いました。今年はアート賞、サポート賞、レスポンス賞、心遣い賞、最優秀賞の5つの表彰が行われ、以下の協力業者様が表彰されました。

●アート賞|後藤業務店様
受賞コメント「僕は左官業をやっておりまして、左官というのは機械化をされずコテ1つで感性だけで仕上げていく仕事だと思っています。この技術力をめいいっぱいアイジーさんに提供して、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします。」
後藤業務店様
●サポート賞|鈴三材木店様
受賞コメント「今後もこれを機に、色んな面で新たなサポートが出来たらと思います。頑張っていきます。ありがとうございます。」

●レスポンス賞|三光電機様
受賞コメント「自分だけでなく、フロントの担当や配送に携わっている社員の力が大きいと思いますので、この受賞を社員に伝え、一緒に喜びを分かち合いたいと思います。」
鈴三材木店様
三光電機様
●心づかい賞|まつうら電気様
受賞コメント「普段現場で電気工事をやっています。大工さん、その他職人さん、アイジーさん、皆さんそれぞれに同じような心遣いができるようにこれからも頑張ります。」

●最優秀賞|伊藤建築様
受賞コメント「一緒に働いてくれている父親は、昔ながらの考えがありやりにくい部分もあったかと思います。それでもアイジーさんのルールに従って一緒にやっていこうと心に決めていますので、今年も一緒に頑張りたいと思います。」
まつうら電気様
伊藤建築様

閉会の挨拶と笑顔いっぱいの記念撮影

最後に、アイジーコンサルティング立田 裕樹さんより閉会の挨拶をおこないました。

立田さん 今日は2組のオーナー様にお越しいただきました。私は現場から離れて約10年ほど経ち、オーナー様と接する機会が少なくなってきたので「ああ、やっぱりいいな」「今現場でやっている人たちが羨ましいな」と率直に感じた次第でございます。オーナー様をこういう会にお呼びするっていうのは、ドキドキする部分もあるんです。「私たちの裏側を包み隠さず全部見せよう」ってことなので。職人さんの気質的に荒くれものも多い建築業界なんですけど、そんな中でもみんな心が綺麗で、家づくりに対して真摯に取り組んでる姿勢を知っていただきたいなと思って今回お招きしました。今後もこういった場をちょっとずつ増やしていきたいなと思っております。快くお越しいただいたオーナーのSi様・Sa様には、改めて感謝申し上げます。

2023年のことを振り返ってみますと、皆さんもご存知の通り、国内の著名な大手企業の不祥事が続き、今までクローズにされていた「悪い行い」が表面化された時代でした。どんな企業にも夢や希望、正義感を持って入社されている社員の方が多く居ると思うのですが、良くも悪くも「朱に交われば赤くなる」で、悪い組織に入ればそこに染まる、いい組織に入ればそこに染まるんですね。これこそが、今回世間を騒がせた事例なんじゃないかと考えています。

我々の一年を振り返るに辺り、お客様アンケートの結果を比較してみました。特に工務の評価を見ていただくと、2022年には92.3点という評価でして、営業・設計を追い抜いて一位になっているんですね。今年はもう1点上がっています。これはアイジーワークスの皆さんのおかげですし、営業・設計も合わせて会社としての評価が上がっているということが分かりました。皆さんもご存知の通り『第三者機関の検査・チェック』を入れて現場の監査をしてもらっていますが、こちらも点数自体はちょっと上がってます。しかし、改善が進まない所があると指摘される部分もあるので、そこはまだまだ伸びしろ・課題があるなというところでございます。

お客様アンケートの結果

立田さん 今後の動向については皆さんご存知かと思いますが、新築の着工棟数は緩やかに右肩下がりで、人口減少や少子高齢化、物価高による買い控えが増加しており、基本的にはこの先伸びない業界です。その一方で、家を長く長持ちさせようという風潮や、自分たちが住みやすい家にしようというニーズが増え、リフォーム・リノベーションを選択する方も増えていてます。時代が悪くなっても、この市場は横ばいで推移するだろうと予測されています。

更に、業界を取り巻くマイナス要素もあります。

●消費力の低下
(物価は上昇していても景気は後退、買うものは高いけど賃金が増えない)
●2024年問題
(労働規制の課題)
●全国的な土地価格の高騰
(土地を買って家を建てる人はそこに投資しきれない)
●住宅ローン金利の上昇

まさに四重苦のような世の中です。

しかしこれは私たちだけの話じゃなくて、建築業界においてはどの会社も一緒なんですよね。そんな中で我々はどうやってやって生き残っていくかを考えた時に行き着いたのは『人に尽きる』です。我々は『地球品質』というブランドを掲げていますが、『地球品質』とは「人を理解し、人にとって心地良い〇〇を実現させる」という姿勢なんです。〇〇は、人にとって心地良い「社会」とか「環境」「未来」「地域」などなど、その人に合った言葉が当てはまると思っています。自分が対峙した身近な人たちにとって心地良い何かを提供する、実現させる。この意志がないと、今後の厳しい世の中では生き残っていけないだろうなと感じています。アイジーワークスにおいても、このコミュニケーションの良さが強みであり、これらをもっと現場に活かして、人に喜ばれることをしていきたいです。後ろの工程の人に喜ばれる、お客様に喜ばれる、そのためにどうしようかを考えて、一つ一つの仕事をする。全員がこの意識を持って仕事に取り組むことで、時代が苦しくなっても支えてくれる方が増えていくと信じています。

3つの価値を最大化

立田さん 今年は顧客価値、職人価値、そして我々アイジーコンサルティングの存在価値を最大化していきます。家の見た目や性能はどの会社もほとんど変わらなくて、これからは皆さんのこだわり・哲学・信念が家に反映される時代です。つまり製造工程で差別化をして、皆さんも我々も選ばれていく。そんな風に現場力を高めていきたいなと思ってます。またリフォーム・リノベーションに関しては毎年120%(昨対比)ぐらいで推移しております。アイジーワークスの皆さんにも「うちはリフォーム専属の大工だから」とか「うちは新築専属だから」なんていう壁は取っ払って、新築もリフォームもオールマイティ出来るようご尽力いただきたいです。

もう住み心地が良いというのは当たり前なんです。その家作りを通じて、我々社員・アイジーワークスの対応も含めて熱狂的なファンになっていただきたい。こういった方が増えれば増えるほど、人との繋がりが増えていき、どんな時代になっても生き残っていけるんじゃないかなという風に思ってます。

先ほど「朱に交われば赤くなる」というお話をしましたが、「私たちと交われば地球品質になる」と信じています。私たちと関われば一人一人の心地よい〇〇を実現できて、目の前のお客様の幸せや、社会や環境にも良い影響が伝播していく。アイジーワークスの皆さんにも「自分たちと交われば世の中良くなるんだ」という実感を持ってもらえるような、そんな会にしていきたいです。時代は更に悪化していきます。ですが皆さんのこだわりや信念・想いが、自分たちを変え、関係性も、会社も、未来も変えるんじゃないかなと思っています。これからも家づくりを通して良い未来をつくっていく。そのためにアイジーワークスをより良くしていきたいと思っていますので、皆様今年もよろしくお願いいたします。

―――閉会の挨拶と記念撮影が終わり、新年会はお開きとなった。

オーナー様をご招待するという初の試みを実践したアイジーワークス新年会。会の終了後に、大工さんからこのような声をいただいた。

「今日の会はとても良かった!オーナーさんの話が聞けたり、アイジーさんとオーナーさんの距離感が近い様子も見れてよかった。来年は自分が担当したオーナーさん呼んでください!」

オーナー様から直接いただける実際の住み心地のお話や感謝の言葉が、協力業者の皆さんにとって大きなエネルギーになっているのだと感じた。自分の担当したオーナー様にも会いたいと言えるその裏側には、建てて終わりではないという意識が根付いているのだろう。これからもアイジーワークスの皆さんがオーナー様と触れ合える機会を創出し、共に高め合いながら日本一の協力業者会をつくっていきたい。
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