地域と共に歩む。~課外授業の実施はサスティナブル社会実現への第一歩~

DATE : 2022.07.21
課外授業
目次
アイジーコンサルティングの建築部門 アイジースタイルハウスでは、地域の活性化、地域の方々とのつながりを大切にしたいと考えており、その活動の一環として、浜松市内の高校・中学校と共同し、定期的に課外授業・職業講話を開催している。今回は課外授業を担当している建築事業部 マネージャーの佐原さんと新築プロデューサーの武内さんに取り組み内容についてお話を聞いた。
この記事のPOINT
  • 実際に現場を見て学ぶ。課外授業を通して生徒さんの興味・関心の輪を広げたい。
  • 地域の方々とのつながりを大切に。地域社会、浜松を盛り上げる。
  • 講師を務めることで自身の仕事のやりがい・価値を実感。教える側にも学びがある。
この記事に登場する人
佐原 康隆
株式会社アイジーコンサルティング
アイジースタイルハウス
マネージャー
アイジースタイルハウスのプロデューサー達をまとめている。
入社当時はメンテナンス事業部で点検・施工を担当していたが、2006年の新築事業立上げに参加。メンテナンスの知見を活かした提案でお客様から高い支持を頂く。
武内 貴珠子
株式会社アイジーコンサルティング
アイジースタイルハウス
新築プロデューサー
2016年 入社。「関わるお客様にはとにかく幸せになっていただきたい!」情熱と愛情に溢れた頼れる新築プロデューサー。趣味は映画鑑賞。

課外授業をはじめたきっかけ

課外授業はどのようにしてスタートしたのか?
佐原

約7年前くらいになりますが、浜松工業高校さんからの依頼でスタートしました。課外授業を新たにスタートさせたいとのことで、実施できる会社を探していく中でIGにお声がけいただき、生徒さんのためになるなら、地域社会へ貢献できるならと、快諾いたしました。そこから今日まで継続して定期的に開催しています。

取材班

課外授業はどのくらいの頻度で実施しているのですか?また、授業内容はどのように決めているのですか?

武内

年に2・3回程度ですね。1つは実際に建築現場を見学して学んでもらう課外授業を、
もう1つは、家づくり・建築職種に関する社会体験講義を行う職業講話を実施しています。

授業内容に関しては、基本的に当社で考えて、提案していたものをもとに学校側とすり合わせて決めています。

課外授業では、実際の建築途中の現場や当社のコンセプトハウス(エモトープ浜松)の見学を実施しています。現場を体感してもらうことを大切にしています。

浜松工業高校の建築学科の生徒さんたちは日頃から図面を書いていますが、机上での授業が中心で、実際の現場を見ることはなかなか難しいため、実際の現場見学は貴重な機会とのことで、皆さん興味深く見学してくれます。また先生方からも喜ばれていますね。

2022年2月に実施した浜松工業高校さんでの課外授業の取り組みはこちらでご紹介しています▼
浜松工業高校 課外授業

建築中の現場見学の様子
担当社員が図面を見て解説

課外授業の際に心がけていること

取材班

課外授業を実施するにあたり、心がけていることはありますか?

武内

私たちは、地域活性化の取り組みの一環として課外授業を行っています。いかに生徒さんたちに建築という業界に興味を持ってもらえるか、また授業を楽しんでもらえるかを考えています。

まだ将来、どのような仕事をしたいかと明確に持っている生徒さんは少ないですよね。
課外授業や職業講話は、社会人の先輩から、色々と話を聞きながら学んでいく場です。
その職業・業界に興味がある生徒さんばかりではありません。どのような話をすると、楽しく聞いてもらえるか。難しい専門用語を使わずに分かりやすく伝えられるか。そのあたり考えていますね。何より私たちが日頃楽しそうに仕事をしていることが伝わると、生徒さんも気分が上がっているように感じます。「将来の仕事として、建築業界もいいかも」、「建築業界について知れてよかった」と思ってもらえるように心がけています。
そうすると、生徒さんたちから質問をくれたり、また授業の後半になるにつれ意欲的な姿勢を見せてくれたりするんです。そのような姿を見るとうれしいですね。

コンセプトハウスの見学
生徒さんたちに説明する社員

地域とのつながりを大切に、地域社会への貢献へ

課外授業を通して浜松を盛り上げる、この取り組みの価値・意義とは
取材班

課外授業をやってみてどうですか。生徒さん、周囲の反応はいかがですか。

武内

課外授業後、学校側から生徒さんが書いた授業の感想・アンケートを送っていただいていており、授業に参加したどの生徒さんからの感想も知ることができます。建築業界に興味が沸いた、建築現場で学べてよかったなど、生徒さんにとって有意義な時間だったことが分かるとうれしいですよね。

私自身、もともと人前で話をするのは得意ではないのですが、講師を務める中で、少しでも生徒さんの役に立てた、地域社会の役に立てたと感じられるこの活動には非常にやりがいを感じています。

また、課外授業をするにあたり、建築中のオーナー様に「現場見学をさせてください」とご協力を依頼すると、「ぜひ、見学会に使ってください」と快諾いただくことが多いです。また、生徒さんが現場見学をした後に生徒さんの感想をお伝えしているのですが、「アイジースタイルハウスの取り組みを知れた」、「生徒さんの役に立てた」、「地域社会貢献に貢献できた」と、喜んでくださいます。

当社だけでなく、オーナー様も一緒に、地域社会・浜松市を盛り上げる取り組みになっていて、私も実施していてとても誇らしく嬉しく感じています。

佐原

武内さんもそうですが、課外授業に参加した社員は、皆、生徒・若者たちに良い影響を与えることができ、自分たちの仕事により自信と誇りを持ってくれるようになります。先生として自分たちがやっていることを誰かに教えられるという機会は、本人の組織・チームへの所有感にも繋がり、仕事のやりがいを実感する機会にもなっています。そして何よりそれが地域社会に貢献しているという実感ができること。社員にもオーナー様にも地域社会にとっても良い活動だと私も誇りに思っています。

今後の展望とは
武内

現在、課外授業開催に際しての学校側との担当窓口を私が行っています。今後も定期的に実施できるよう、学校側との関係構築も行っています。
課外授業を後輩社員と共に実施することが多いのですが、講師を担当する社員皆が意欲的で、この取り組みにやりがいを感じてくれているのが見ていて伝わってきます。この取り組みは継続させていきたいですし、社内でも継承していきたいです。

佐原

最終的には課外活動・職業講話の授業を受けた学生さんが当社に入社してくれると良いですね。以前、高校生のインターンを受け入れた際に、インターンを体験した生徒さんが「アイジーで働きたい」と言ってくれたことがありました。その方は大学に進学されたため当社に入社されることはなかったのですが、インターンを受けた生徒さんが大学卒業後の就職先として、地元での就職、働き口の1つとして、当社を考えてくれたらうれしいです。また当社の新卒採用は基本的には大卒がメインですが、建築学科を卒業した生徒さんの高卒採用を進めていきたいですね。

また当社の社員の話を聞いていても、働くうえで「お金が欲しい」というよりも「社会貢献がどれだけできるのか」を重要視しているメンバーが多いです。課外授業の実施を通して、生徒さんに教えていること自体が社会への貢献、地域活性化につながっています。自分たち自身が浜松という街を盛り上げる一助を担っていることに誇りをもって活動を継続していきたいです。またそれが世界を変えていく、サスティナブル社会の実現への第一歩だと信じています。

この記事のまとめ

課外授業・職業講話を通じて学校・生徒・オーナー様とのつながり・新たな地域コミュニティの輪が生まれている。これからも活動を通じて、浜松市を盛り上げ、地域社会・地域活性化への一助を担っていけるよう取り組んでいく。

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