新任会長と語る!”関係性の質を高める”アイジーワークスの取り組みについて
- 会の運営方法も、協力業者が変える
- ボランティアで団結力を高めたい
- 目指すは「誇り高いチーム」
アイジースタイルハウス豊橋スタジオ 施工管理
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関係性の質を高める
取材班 今年のアイジーワークスのテーマが「関係性の質」ですが、協力業者様同士のコミュニケーションを良くすることのメリットについて、金子さんのお考えをお聞かせください!
金子さん 風通しが良くなると思うので、良くも悪くもなんでも言い合える関係性になれることがメリットかなと思います。コミュニケーションが取れて信頼関係を築ければ、ネガティブな意見や問題に対しても「もっとこうした方がいいんじゃないか」とポジティブに考えられるチームになるんじゃないかなと。
あとは、自分勝手な行動じゃなくて相手を思いやって行動することができますよね。業者同士の思いやりの積み重ねが、最終的にはお客様へ良い家づくりとして還元できるんじゃないかなと思っています。
取材班 関係性の質を向上させたり、コミュニケーション良くするために、アイジーワークスで取り組んでいることは何ですか?
金子さん まずは定例会の席をくじ引きにしました!今までは各自好きなところに座ってもらっていましたが、そうすると仲の良い人たちで集まっちゃうんですよね。最初の受付でくじを引いてもらい席を決めたので、知らない業者さんともコミュニケーション取れるようになりました。
あとは、ディスカッションを増やしています。一つのテーマに対してディスカッションを深めることで、コミュニケーションを取る時間を増やしています。
芥川さん そもそもくじ引きを提案してくださったのはアイジーワークス役員の皆さんなんです。そういうアイデアを出してもらえるのは嬉しいので、最大限活かしていきたいと思っていました。あとはディスカッションを始める前に、自己紹介や趣味について話す”アイスブレイク”の時間も作るようにしています。互いを知った上で行うディスカッションなので、以前よりも活発な意見が出るようになってきたと感じています。
取材班 他にもこういった協力業者会には参加されていると思いますが、他の業者会とアイジーワークスの違いはありますか?
金子さん 他の業者会は、そもそも運営から違います。元請けの会社(工務店・ビルダー)の社員さんが全部やっているんですよ。会の運営に業者さんが関わらず、ただ話を聞いているだけですね。「今こういう状況です」とか、何か現場で問題がありましても「こういう問題がありました」という一方的な報告だけですね。それに対してアイジーワークスは「一緒に作っていこう」っていうスタイルなので、やっぱりやりがいを感じます。一緒に作っていっているからこそ、こちらも熱くなれるし、意見も言いやすいです。僕が参加している業者会の中で、こういうスタイルの運営をとっている業者会は他に無いですね。
取材班 主体的に参加する協力業者会だからこそ、前向きに取り組めるようになるんですね!
金子さん そうですね。僕自身、技術以上に気持ちとかマインドを大事にしています。例えば、大谷翔平選手がグラウンドでゴミを拾うのは「人の運を拾う」と言っていましたが、同じゴミ拾いでも「人の運を拾っている」と思えれば全然苦じゃないですよね。これで運が1個増えたなと前向きになる。マインドや考え方ひとつで、捉え方が変わってくる。この積み重ねが良い家づくりに繋がると思っています。
西浦さん 気持ちを揃えることはとても大事だと考えています。アイジーワークスに参加している協力業者さんは一人親方だったり会社の代表の方が多いので、皆さんそれぞれにプライドや考え方を持って取り組まれていると思います。その上でアイジーワークスとしての方向性や目指す姿を示していかなきゃいけないので、僕たち含むアイジーワークスの役員たちの思いや「こうしていきたい」という理想を発信していきたいなと思っています。 今年は特に、意識してみなさんに伝えるよう努めています。あとは毎回その日のゴールを設定して一つずつ積み上げていくことも実践しています。
一職人としての働きがい
取材班 金子さんにとっての「働きがい」について教えてください。
金子さん 自分が施工した現場が、何十年経っても残ることがやりがいだなと感じています。自分が携わった現場ってやっぱりちょっと可愛いんですよね。思いを込めているから、近くを通る度に「ああ、あの現場やったな~」って思い出して懐かしくなったり。リフォーム工事の場合お施主様と直接関わることもあるので、その時に「ありがとう、これで安心できる」と言ってもらえることも嬉しいです。特に僕たち板金屋は屋根工事が主体なので、雨漏りに関する仕事も多いんですよね。工事に入ったあとお施主様から「これで安心して寝られる」と言ってもらえると、やって良かったなと思います。
取材班 静岡エリアは台風被害による雨漏りも多くありましたが、そういう場面で行う工事はまさに「ありがとう」の連続ですよね。
金子さん 本当にそうですね。台風の時は「とにかく早くやってほしい」というひっ迫した状態なので、とにかく喜んでもらえます。悲しいことに悪徳業者がいるのも事実で、そういう業者に適当な仕事をされて困っている方とも出会います。自分たちは施工前・施工後の写真を全部撮ってお見せして、しっかりと説明することを心がけています。あとは挨拶をするなどの基本も徹底して行い、少しでも信頼してもらえるよう努めています。
会長が考える、理想のアイジーワークス
取材班 金子さんは今回新しく会長に就任されたましたが、アイジーワークスをどんなチームにしたいとお考えでしょうか?
金子さん お互いに切磋琢磨できるチーム・他人を思いやれるチームですね。他人というのは、お施主様や業者・監督含む全員です。あとは自分の仕事にプライドを持てる・ プライドを持って仕事をするチームになっていけたらと思っています。
取材班 なるほど。これは、会長になった時に改めて考えられたのですか?
金子さん そうですね。自分自身、アイジーワークスに入会したのはここ数年の話で、所属はそんなに長い方じゃないんです。アイジーワークスについても深く理解していなかったのが正直なところでして。よくわからない状態から始まって、続けていくうちに見えてくるものがあり、もっとこうしたい・もっとここが良くなるかもって思える部分が出てきました。
取材班 続けていく中で、このアイジーワークスでやりたいことなども見えてきましたか?
金子さん はい。僕はボランティアをみんなでやってみたいなと思ってます。 誰かのためにみんなで一つのことをやり遂げると、今まで以上に団結力が上がるんじゃないかなと思ってまして。そこに利益とかはいらなくて、純粋な気持ちでやる要素が必要だと思っているので、ボランティアが良いなと考えています。
例えば震災ボランティアもその一つですね。建築業界に携わっている自分たちの力を発揮できることと言えば、震災ボランティアかなと思っています。実は11月22日から石川県に行ってくるんですよ。3日間ぐらいボランティア活動をするので、今度のアイジーワークスでもその話をしようかなと思っているところです。アイジーさんへも、アイジーワークスのみんなでボランティアをやりたいっていう話はさせてもらっています。全業者揃って行くのは難しいかもしれないですが、少人数でもそういう機会を設けられればいいなと思っています。
西浦さん ボランティアの話は金子さんから直接伺っていて、夏ぐらいにはやれたらいいなと考えています。
金子さん 衣食住の「住」という、生活に欠かせない仕事をしている我々なので、誰かのためにこの力を発揮できるのが一番の醍醐味ですし、この仕事の本質だと僕は思っています。ボランティア、やりたいですね。
取材班 最後に芥川さんへ質問です。アイジーワークスをどんなチームにしたいとお考えでしょうか?
芥川さん 最終ゴールとしては、アイジーワークスに誇りを持ってもらえるチームにしたいです。 アイジーワークスに参加している人たちが「俺たちアイジーワークスに入ってるんだぞ!」って自慢できるチーム。逆に言えば、他の工務店さんや職人さんが「あのアイジーワークスに入ってるんだ、すごいね」と言ってもらえるような誇り高いチームですね。そのための近々の目標としては、やっぱり関係性の質を高めることかなと思います。意見を言い合える場になり、目的や目標・ベクトルを揃えることができて、お客様との家作りにみんなでひたむきに取り組む。そんなチームにしていきたいです。
取材班 誇りを持ったチームというのは、どんなことが出来るチームですか?
芥川さん 例えば、現場での取り組み姿勢で良くないこと・間違ったことをしている協力業者さんが居たとして、その場に居る他の方がちゃんと「良くないよ」と指摘できる状態がその一つですね。そうして指摘された協力業者さんも、自分が間違っていたこと・気づかなかったことに対してしっかりと反省して次に活かせる。喧嘩や言い合いではなく、高い仕事品質になるよう研鑽し合える関係性が「誇り高いチーム」だと思っています。そのためにもまずは「関係性の質」から。コミュニケーションの数を増やし、質を高めるところからアイジーワークスをより良くしていきます。
金子さんのお話にもある通り、アイジーワークスは協力業者自らが運営をする体制をとっています。アイジーワークスをどんなチームにしたいか?と協力業者が自ら考えることで、家づくりに取り組む意識が変わり、行動が変わると考えているからです。本年より会長に就任した金子さんもその一人。会長になったことでアイジーワークスをどうしていきたいか考えられるようになったとのことでした。共にアイジーワークスを創り上げていただける仲間がいることは、私たちにとっても心強い限りです。今年は関係性の質を向上させ、「誇り高きチーム」へ一歩近づけるよう、これからも邁進します。