コンセプトスタジオ「エモトープ名古屋」がオープン! 従業員のご家族・ご友人をご招待したプレオープンイベントの様子をレポート

DATE : 2024.12.06
目次
この度、「アイジースタイルハウス」のコンセプトスタジオ「エモトープ名古屋」がオープンしました。2024年12月8日まで、グランドオープンイベントが開催中とあり賑わいを見せる同店。実は、グランドオープンに先駆けて、従業員のご家族・ご友人を招待するプレオープンイベントを11月に実施していました。サステナブル社会を実現する『JAPAN WOOD PROJECT』の推進拠点でもある同店に足を運んだみなさまは、果たしてどのような反応を見せてくれたのでしょうか。プレオープンイベントの運営を担当した二人に聞きます。
この記事のPOINT
  • 樹齢130年超の天竜ひのきの倒木の迫力に来場者は感動
  • 従業員の家族と友人を招待した背景にある感謝の気持ち
  • 人が行き交う場所にして『JAPAN WOOD PROJECT』の推進に
この記事に登場する人
宮田 奈々
株式会社アイジーコンサルティング
建築事業アイジースタイルハウス 設計 
アイジースタイルハウス名古屋スタジオの設計。今回のイベントの内容決めから当日の運営まで実施。自身の両親も当イベントに参加した。
井上 智貴
株式会社アイジーコンサルティング
建築事業アイジースタイルハウス 施工管理
アイジースタイルハウス名古屋スタジオの施工管理。宮田さんと同じく当イベントの運営担当者。家族と一緒にイベントにも参加した。

テーマは「大人の授業参観」

取材班

プレオープンイベントとして、従業員のご家族・ご友人を招待するのはユニークな試みですね。イベントは宮田さんと井上さんの二人で決めたのですか?

宮田さん

メインとなって企画したのは私と井上です。ほかにも、パートスタッフの二人も一緒に企画を考えてくれました!

「エモトープ名古屋」の外観
取材班

「エモトープ名古屋」の表通りに面する中庭には、天竜の山奥から運び出した樹齢130年超の天竜ひのきの倒木を設置しています。来場したみなさまの反応はいかがでしたか?

宮田さん

「エモトープ名古屋」に入ると、最初に目に飛び込んできますからね。みなさま、感動していた様子でした。外からも見えるので、店の前を通った方からも「すごいわね」と声を掛けていただくことがあります。私自身、事前に写真で見ていたのですが、実際に目の当たりにしてみると迫力が段違いで驚きました。

井上さん

自分は建物の施工で参加していたので、どうやってこれを中庭に運ぼうかと頭を悩ませました。中庭の構造上、レッカーで釣ることができずに人力で入れたので、そうやって感動していただけると、頑張った甲斐があります。

道路からも見える樹齢130年の倒木
取材班

イベント自体は、どのようなことをしたのでしょうか。

宮田さん

いろいろしましたよね。お子さま向けに謎解きゲームとか。エモトープ内にいくつもの謎解きを設置して、その答えを得るためには「エモトープ名古屋」敷地を全体的に回る必要があるんです。謎解きの答えが「〇〇(※従業員の名前)と写真撮影をする」になっていて、従業員との交流を図ったり。最後には、お菓子がもらえるんですよ。お子さまも以上に大人が楽しんでいた気もします(笑)。

お菓子をGETしてニッコリ
井上さん

3D CADの操作体験もしました。サンプルの建物のパースを自由にいじれて、色などを変えたりできるようにしました。最後には、でき上がったパースを印刷してプレゼントして。

3D CADの体験をする来場者

大事な植樹を来場者に託した意味

取材班

どちらも記念になりますね。

宮田さん

記念という意味では、タイルトレーづくりのワークショップもしました。現場で余ったタイルを使って、トレーをつくってお持ち帰りいただいたんです。ほかにも植樹をしましたよね。

タイルを選んでトレーに乗せたら……
こんな風にでき上がります!
井上さん

2階のバルコニーに植物を置くスペースを設けているんです。そこに置く木の植樹を、プレオープンで行いました。言わば、「エモトープ名古屋」を完成させる、仕上げとも言える作業です。毎日、植えられた木を見る度に家族や友人を思い出しますし、木が成長していくように自分たちの関係も続いていけばと。

植樹の様子
宮田さん

最後は内覧ですね。自分の家族や友人はそれぞれが担当しました。「エモトープ名古屋」を案内して、最後に仕事仲間が撮った普段の一人ひとりの働く様子を動画で見てもらったんです。

うれし恥ずかしの映像鑑賞
取材班

「普段、あなたの家族や友人はこんな風に働いていますよ」と。

宮田さん

そうです。仕事をできるのは家族の支えがあってこそなので、イキイキと働いている様子を見てもらいたいね、ということで動画を撮ることにしました。テーマは「大人の授業参観」なんです。

井上さん

自分は妻と2歳の子どもを招待しました。植樹は、土に触れる機会が少なくなってきていますし、「エモトープ名古屋」のコンセプトともマッチした企画だなと感じました。楽しんでいる様子を見て、こちらまでうれしくなってしまいました。

宮田さん

私は両親を招待したんですけど、働いている様子を収めた映像を親に見られるのは少し気恥ずかしかっです。それも含めて、「大人の授業参観」ですね。

井上さん

うちの奥さんなんか笑ってたよ。インタビュー慣れしていない様子が、おかしかったみたい(笑)。

地域の人やオーナー様が行き交う場所にしたい

取材班

なんだか、イベントを振り返るお二人も楽しそうですね。

井上さん

あはは。うちの子は「帰りたくない」って言っていましたから。子どものそういう姿を職場で見ることができて、新鮮で楽しかったです。

宮田さん

賑やかでしたよね。従業員同士の家族でわいわい話したり。

取材班

従業員同士の仲がいい証拠ですね。家で「あの上司がさ……」みたいなことを話していたら、絶対にそうはなりませんから。幸先良いイベントとなりましたね。お二人は「エモトープ名古屋」を、どんな場所にしていきたいですか?

井上さん

職人さんが、完成した建物を眺めて「南国に来たみたいだ」と言っていたんです。それって、もはや小旅行している気分ということですよね。これからも建築を通じて、感動を与え続けていける場所にできたらと思っています。

宮田さん

建物が街に開いている形で、働いていると歩行者の方々と目が合うんです。言ってしまえば、我々の働いている様子も丸見えです。なので、常にいい雰囲気が流れる職場であると同時に、オーナー様や地域の方がふらっと立ち寄ってお茶を楽しめるような関係を築いて行ければと思っています。いろいろな人が行き交う場所になれば幸いですね。それが、『JAPAN WOOD PROJECT』の推進にもつながっていくはずです。

この記事のまとめ

2日間にわたって、50名以上の来場者が「エモトープ名古屋」を訪れたプレオープンイベント。グランドオープン後はお客様への接客で忙しくなりますから、従業員のご家族やご友人を招くというのは、オープン前にしかできない時間の使い方とも言えます。今後は、オーナー様や地域の方も加わり、一層賑やかになっていくことが予想されます。

「エモトープ」という名前には「感情の生息地」という、理想の暮らしの実現に向けた想いが込められています。そのシンボルである樹齢130年超の天竜ひのきの倒木を見て、あなたは何を思うでしょうか。ぜひ、足をお運びください。

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