永年勤続20年を迎えて ~当時から変わらないこと、進化を遂げたこととは~

DATE : 2022.08.29
目次
アイジーコンサルティングには、勤続20年社員を称える永年勤続表彰がある。毎年7月の社員総会で表彰が行われ、今年は11名の永年勤続社員の表彰があった。今回、20年という長期に渡りIGを盛り上げ支えてくれている社員を代表し、新卒入社の牧田さん、高橋さん、中途入社の山崎さんの3名に20年を振り返って話を伺った。
この記事のPOINT
  • 2002年入社。当時はアイジーコンサルティングが分社化されていた
  • 働く環境は大きく進化。人が成長し、働きやすい環境へ
  • 変わらない企業理念・人を大切にする文化・挑戦を応援する企業姿勢
  • 若手ベテラン関係なく挑戦し続けるフィールドがある
この記事に登場する人
山﨑 雅史
株式会社アイジーコンサルティング
メンテナンス事業部 豊橋店 店長
2002年 中途入社。住宅メンテナンス営業、耐震リフォーム営業、法人営業を経て豊橋店店長に就任。アイジーコンサルティング唯一のメンテナンス事業・建築事業(アイジースタイルハウス)合同店舗をまとめ、新たなビジネスの可能性を模索中。
牧田 直也
株式会社アイジーコンサルティング
メンテナンス事業部 係長
2002年新卒入社。入社以来、アフターサービス(施工技術)一筋。現場知識・シロアリ知識は社内トップクラス。アイジーの施工品質・顧客対応力向上のための環境・マニュアル整備等を推進。名実ともに「シロアリ防除NO.1」を目指し、組織を牽引中。
高橋 忠典
株式会社アイジーコンサルティング
メンテナンス事業部 施工管理 主任
2002年新卒入社。建築事業部(旧リフォーム事業部)にリフォーム営業として配属後、設計積算課、メンテナンス事業部 施工管理を経て、現在は2020年より横浜で開始したメンテナンス事業部での不動産事業展開の立ち上げメンバーとして活躍中。

永年勤続20年。入社当時を振り返る

株式会社アイジーコンサルティングへ入社し、20年を振り返る
取材班

アイジーコンサルティングに入社され20年。永年勤続、おめでとうございます。20年を振り返ってみて、いかがでしょうか。

山﨑

「もう20年経ったのか」と思います。まだ人生、先は長いですが1つの節目がきたなと感じます。この20年、色々ありましたが、意外と あっという間だったなと感じています。

牧田

20年早かったですね。また会社が20年でだいぶ変わったなと感じます。会社、社員、環境…どんどん進化していっていますね。

高橋

本当にあっという間だったなと。私自身、「ベテラン」と言われることにいまだに違和感を感じるくらい、若い会社です。現在、仕事柄、現場の最前線に立たせてもらっているのでまだまだ駆け抜けている途中だと感じています。
入社当時を振り返ると、すごく懐かしく感じますね。私は新卒入社なのですが、入社直後に山での合同研修合宿があって、そこで一番大声を出していたのが牧田さん。研修合宿を通して同期との交流・絆が深まったのを覚えています。

アイジーコンサルティングの入社直後の印象とは
取材班

アイジーコンサルティングに入社した当時の印象はいかがでしたか?

牧田

私は施工技術として新卒入社したのですが、当時の印象は「厳しい」でした。職人気質の方が多く、上下関係がしっかりしていて、「これが社会か!」とちょっと違った誤解をしていたと思います。笑

高橋

私はリフォーム営業として建築部門への新卒入社でした。
新卒入社とはいえ、私は夜間の大学に通っており、学生時代から設計事務所で働いていたので、社会人1年目という感覚は薄かったと思います。学生時代に働いていた設計事務所からの誘いを断ってアイジーに入社しているので、もう後には引けないなと必死でした。当時の建築部門(旧リフォーム事業)は、まだマニュアルもなく、常に皆で体当たり。ある意味楽しかったですね。知らないのが当たり前。上下関係よりも、皆で新しいことを始めて進んでいく。厳しさもありましたが、それ以上にワクワク感が強かったです。また当時、中途社員は3か月で結果を出さないと正社員登用されないという形で、あらためて社会の厳しさを感じました。そのシビアさに気が引き締まったのを覚えています。

山﨑

私はお二人とは違い中途入社です。IGへの入社のきっかけは、前職のお客様からの紹介です。お客様の娘さんがIGで働いており、社員を募集しているからどうか?声をかけてもらいました。自分の娘の勤めている会社を勧めるくらいなので良い会社なのかなと思い面接を受けました。当時、給料が低く子供2人を育てるうえで将来に不安を感じており、今の会社より給料も良かったこともあり、「今より稼げる」と思い、営業職として入社を決めました。

入社当時のアイジーは、営業会社という感じで成果主義。営業でしたので数字を求められていました。そんな中、他社との違いとして衝撃を受けたことがあります。それは入社直後に行われた目標設定研修(個人・家庭・会社の目標設定)でした。1年後、3年後、未来の個人・家庭・会社の目標を作成する研修です。通常、会社で仕事の目標は立てても個人・家庭の目標を立てることは無いですよね。自身の未来を描くのは非常に楽しくて、立てた目標をすぐに妻や両親にワクワクしながら話をしたのを今でも覚えています。この目標設定はアイジーでは定着しており毎年行われていますが、人生設計を考える貴重な機会ですね。

入社当時と変わったこと・変わらないこと

20年間の間にアイジーコンサルティングはどう進化したのか?また変わらないこととは!?
取材班

入社当時と変わったこと、変わらないと感じることがありましたら、教えてください。

山﨑

変わらないところは「人情味」です。入社してから周囲の人に支えられてきたと感じています。「この人のためなら頑張れる」と思わせてくれる人が周りにたくさんいます。元気がない時に声をかけてもらったりと、人情味は変わってないと自分の世代では感じますね。

変わったことは働く環境です。私の入社当時は個人主義で、点検のアポイント取得は自己完結。売り上げ目標が達成していなければ、休日返上することも。報告書も点検案内も営業が自分で作成していました。今は分業されており、チームで運営しており協力体制がありますから良いですね。
またプレゼンツールもバラバラで、入社してから基本的なシロアリ知識などの教育もなく、先輩から学ぶ・マネをして盗む。そんな時代でした。ひとそれぞれでよく言えば個性的ですが組織としては統一感はありませんでしたね。今は教育体制もマニュアルも整備されているなと思います。

高橋

山崎さんが仰るように教育は圧倒的に違いますね。入社当時は教える方も教わる方もマンパワーという時代。社員教育は本当に変わりました。今まで培ってきたノウハウを形にし、システマチックになりましたよね。
また働き方は本当に変わりました。入社後、はじめの数年は仕事一辺倒でした。だんだんと、自分の時間も大事にしていくというのが社内に浸透してきました。自分自身でも昔に比べて3KM(個人・家庭・会社)のバランスがとれています。以前に比べ、自分の時間、資格取得の勉強の時間がとりやすくなりました。こういった働き方・環境は今の若者に受け入れられ、喜ばれると思います。会社として成長のステップ・筋道をつけてもらえるのはよいですよね。

牧田

私が変わらないと思うことは、井上相談役(前社長)が仰っていた「会社の理念、創業の想い」です。ここは入社当時から今も、全社員に浸透していると感じます。

変わったことは、1つの会社としての組織力です。私が入社した2002年当時は、アイジーコンサルティングが分社化されている時代で、浜松支店内でも施工部隊と営業部隊が分かれていました。別会社であったこともあり、仕事以外での交流もあまりなく、現場での引継ぎが上手くいっていないと、いがみ合いをする姿もみられました。今では考えられませんね。

山﨑

確かに当時、本当に交流なかったですよね。部門だけでなく、同じメンテナンス事業部内であっても、店舗間の交流はほぼなかったです。別々のビルダー様から点検依頼を受け、他店舗のメンバーが同じお客様のお宅に点検に行くなんてこともありました。すべて店単位で動いていました。今はエリア間、部署間での交流・協力は当たり前ですので考えられませんよね。

高橋

リフォーム事業は他店舗との交流はありました。ただ、メンテナンス事業部のことは全く知りませんでした。同期同士でも、部署が違うと当時はあまり交流がなかったです。他部署のことは知らないのが当たり前、本当に今からは想像つかないと思います。

20年は変化・挑戦の連続。これからも挑戦し続ける。

勤続20年を迎えて思うこと。仕事を続ける理由と、今後の展望とは。
取材班

20年間続けてこれた理由は、どんなところにありますか?

高橋

失敗してもチャンスをもらえる環境があることです。リフォーム営業、設計積算、施工管理と、色々な職種を経験し、その度に私はいっぱいチャンスをもらい、いっぱい失敗をしてきました。自分の力不足を感じることもありましたが、それでもまたチャンスをいただける環境があります。本当に会社には感謝しかありません。人に優しい会社です。自分にできることは何か、もっと恩返しがしたい。だから結果を出さないと、役に立たないと、そう思っています。それが20年間続けてこれた理由ですね。

牧田

私も高橋さんと似ていますが、チャレンジできる環境があること、またそしてそれを受け止めてくれる環境があったからです。
入社当時は教育体制も整っておらず、マニュアルなどが未整備でした。そこで、「自分がマニュアルやプレゼンツールを作り、整備していく」、と想い、手を挙げたところ、周囲がその取り組み・挑戦を応援し、受け止めてくれました。自分がしたいチャレンジを推進してくれる、色々なチャレンジができる環境が常にあり、それがよかったですね。

山﨑

3つあります。
私はIGに入社する以前は3年働いたら辞めての繰り返しでIGが4社目になります。まずは入社時に新美顧問から「この会社に骨をうずめる覚悟で頑張れ」と喝を入れていただいたことで覚悟がきまった点が1つ目です。
もう1つは「人の支え」です。入社間もないころ、自分だけが店の中で営業目標が未達成でそのせいで店の目標も未達成ということがありました。販売最終日、頑張ったのですが契約がいただけず、自分のせいで店の目標が未達成になったことがありました。1人で事務所に戻ると、当時の店長・営業メンバーが店に残っていて、飲みにつれていってくれたのです。その当時は、数字に厳しかった時代でしたが、何も責められることなく迎え、励ましてくれました。個人主義だと思っていましたが人の温かさがあったのです。そのときに「店のため」「会社のため」に頑張ろうと思いました。
最後3つ目は、井上相談役のお言葉です。井上相談役の著書の中に「逃げないこと」という言葉があります。辛い時は、いつもその言葉に支えられてきました。私の基盤となっています。

取材班

最後に今後の展望、目標などありましたらお聞かせください。

高橋

自分が宅地建物取引士の資格を取得し、横浜支店で行っているメンテナンス事業部の不動産のビジネスモデルを横展開、メンテナンス事業部全域に展開させることです。このビジネスモデルは、IGの培ってきた点検力が活かせると実感しています。カスタマーの調査力は他社にはマネできない強みです。また若手社員にとって目指すべきところとなれるようにしていきたいです。常に先を走っているおじさんになれるように頑張ります。

牧田

メンテナンス事業部の方針の中に「No.1のシロアリ防除会社になる」とあります。アフターサービスとして名実ともに「No.1のシロアリ防除会社」になりたいです。そのためには品質、スキル面、知見など、まだシロアリ業界でずば抜けたトップかといわれるとそうではありません。組織として強くしていくため、これからも様々な挑戦を行っていきます。

山﨑

いま、私が店長を務めている豊橋店は建築部門アイジースタイルハウスとの唯一の合同店舗です。メンテナンス事業部と建築事業部が一緒に在籍することでできる新たな可能性を現在模索しています。合同店舗だからできることを作り上げていきます。
また宅地建物取引士、建築士などの資格取得にも挑戦し、建築事業部・不動産事業部でも活躍ができる人員になりたいです。常に前線に出てチャレンジし続けていきます。

この記事のまとめ

20年の時を経ても変わらない「企業理念」「創業の原点・想い」、そして「人を大切にし続ける」、「挑戦」を応援する企業文化。これらは社員が組織で働く上で心の支えになっている。また20年で働く環境は進化。個人、家庭、会社のバランスを保ち、個人の成長を応援・支援する体制が整ってきている。また個人の成長が組織の成長につながっていく。今後もベテラン社員の活躍に期待したい。

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