『エモレポ』で育む施主コミュニケーション -ANDPAD ONE CONFERENCE登壇レポートー
- 工事中の感動は、施主とのコミュニケーションで育む。
- 施主報告はただの報告ツールではなく、コミュニケーションツールである。
- 『エモ』を根幹に継続出来ていることが、自社の強みになっている。
社長室 コミュニティマネージャー兼ANDPAD ONE Director
吉田さん・芥川さんが登壇したANDPAD ONE CONFERENCEのモデレーターを務める。
工務部 施工管理課 課長
工務部 施工管理課
ANDPAD・ANDPAD ONE CONFERENCEについて
「ANDPAD」は現場の効率化から経営改善まで一元管理できる、クラウド型施工管理サービスシェアNo.1の施工管理アプリです。 電話・FAX・メールなど、アナログで煩雑な現場のコミュニケーションもチャットアプリで円滑化できます。更に、図面や工程表もクラウド上で確認できるため、いつでもどこでも最新のデータを取得する事が可能となります。 弊社アイジーコンサルティングは、建築事業部アイジースタイルハウスと、不動産事業部FULLHOUSEの2事業部においてこのANDPADを活用しています。 ▼【シェアNo.1】施工管理アプリ| ANDPAD(アンドパッド)について https://andpad.jp/ 株式会社アンドパッドが主催した『ANDPAD ONE CONFERENCE 2022』とは、建築・建設各業界のリーディングプレイヤーによる、多彩な進化を遂げる建設DXの最先端を発信するオンラインCONFERENCEです。2022年は対象業種を5つの分野に分け、5日間の日程で開催されました。 ▼ANDPAD ONE CONFERENCE 2022について https://page.andpad.jp/conference2022『エモレポ』とは?
「エモレポ」とは、エモーショナルレポート、直訳すると”感情を届けること”という意味を持ちます。 具体的には、ANDPADアプリの「施主報告」機能を介して、監督からお客様へ現場の進捗状況や今後の工程予定などをレポート形式で届けています。 ▼ANDPAD ONEに掲載されている『エモレポ』の取り組みについて https://one.andpad.jp/magazine/2440/登壇レポート
カンファレンスにて吉田さん・芥川さんがお話した内容を、一部抜粋してご紹介します。登壇された3名のコメント
今回モデレーターを務められた平賀様に質問です。『エモレポ』の取り組みを伝えることで、ANDPADユーザー様へ何を訴求したいとお考えでしたか?
まずは、ANDPADの利用を通じて監督の働きがいや、社員同士の信頼醸成に寄与したということです。ANDPAD施主報告と「エモレポ」の取り組みを通じ、デジタル化が利便性や効率性を超えて、従業員体験に染み出していくDXの成果は素晴らしいと感じます。
クレーム産業といわれる住宅業界において、監督や職人の仕事や仕事の景色がお客様に喜ばれるというのは福音にほかなりません。
現場に関わり、現場で働くすべての方々がお客さまの住まいづくりに日々真摯に取り組み、その姿やプロセスこそがお客様の不安を払拭し、さらに家づくりの体験をワクワクに変えていく。そうして、お客様が監督や職人の仕事ぶりからファンになっていく。
これはまさに当社のミッションである「幸せを築く人を、幸せに。」を象徴するようなお取り組みであり、現場に関わる方々へ本当に勇気を与えるチャレンジです。現場に関わる方々の「働く」を魅力的にお客様に映していくという世界観を、ANDPADを使って構築している貴社のお取り組みとしてお届けしたいと思いました。
まさに、地域中小工務店向けカンファレンスのテーマでもある「ITが生産性向上から競争力に」に繋がりますね。
はい。お客様の家づくりに携わるアイジーワークスの方々の協力の上に「エモレポ」が成立していて、そのためにアイジーコンサルティングのみなさまが一丸となって取り組んでおられることが、競争優位性に繋がっていると感じます。
協力会社にANDPADをご活用いただくことに苦心されている方々、あるいは協力会社にご利用いただくことが難しいのではと感じている方々に、DXを進める上で必要となっていく協力会社様へのANDPAD利用促進、運用定着というところから、さらに協力会社様との関係をより良くするための努力をいとわない、貴社の姿勢を伝えたいと思いました。
非常に高い期待を持って選出いただいたこと、光栄です。カンファレンス開催後の反響などはいかがでしたか?
視聴後にアンケートをお取りしたところ、貴社のコンテンツが最も印象に残ったというお客様からの声でステキなコメントがございましたので1つご紹介します。
「感情、情熱的に施主報告を行うことに関して特に造語をつくってまで意思統一をはかり、契約、着工後のお客様の熱量を下げない行動に関して見習いたいと思った」とのことでした。
大変嬉しい感想を共有いただき、ありがとうございます!
続いて、芥川さんに質問です。カンファレンスへの登壇、緊張されましたか?
意外と緊張しました!でも平賀さんの進行のおかげで、話すべき内容はしっかりと伝えられたかなと思います。
カンファレンスを視聴するANDPADユーザー様へ、どんな事を伝えたいとお考えでしたか?
私たちも施主報告を始めたばかりの頃は、いわゆる報告ツールとして活用していましたが、やり方を変えるだけでコミュニケーションツールになるのだということを伝えたかったです。
どのお住まいも工事の流れは一緒なので、いつどんな事を『エモレポ』で届けるのか、ある程度は型化されてきます。でもお施主様に感動してもらいたいと思うから毎回文章や写真を工夫していています。その結果、お施主様の工事に対する期待感が高まったり「アイジーで家を建てて良かったな」と思っていただけています。もちろん大変だと感じることはありますが、工事中のコミュニケーションが後々の満足度に繋がるのだということが伝わっていると嬉しいです。
なるほど、ただの報連相のツールではなく、コミュニケーションツールであることを知ってもらいたいということですね。
はい。あと私たち施工管理は、お客様にも工事を楽しんでもらいたいと思っています。それが『エモレポ』なら出来ると感じています。お引渡しが感動のピークになることを目指して、これからも『エモレポ』を継続していきます。
吉田さんはいかがでしたか?
以前、ANDPAD ONEで取材を受けた内容と被る部分もあったので、自分の中でも話すべき事は整理されていて緊張せずに出来たと思います。
どう考えても良い取り組みですし「施主報告は絶対にやった方が良い」と、誰しもが思うはずなんです。でもここまで『エモ』を追求してやり切る・やり続けることは決して簡単ではないと思っています。そういう意味では、私たちアイジーコンサルティングの存在が、これから施主報告を始めるANDPADユーザーにとって一つの指標となれれば嬉しいですね。
なるほど、施主報告のトップランナー的な意味合いも込めているのですね。
そうだね。でもただ単に手法を真似するだけじゃうまくいかないだろうし、継続も難しいはずなんです。私たちの場合は『エモ』『お客様と家づくりの感動体験を』という考えが根幹にあるから、ここまでやり切れています。
最近、アイジースタイルハウスの独自性や強みって何だろう?と考えた時に、社員全員が一丸となって愚直に『エモ』を追求できる事だと思ったんですね。誰も冷めていないんです。これからの住宅業界は、安全性や品質もどんどん統一化され、その会社の独自性が見えづらくなると思います。でも私たちにはずっと続けてきた『エモ』がある。これがお客様に選ばれる要因にもなっていくと思います。
『エモレポ』とは、ANDPAD施主報告というツールをコミュニケーションツールへと昇華させ、お施主様・働く社員・職人全ての満足度を高める事に起因している取り組みであった。まずはこのような取り組みがあるという事、始めること以上に継続することが大事であるという点が、カンファレンスを視聴された方々に伝わっていればと感じる。
そして株式会社アンドパッドのミッションである「幸せを築く人を、幸せに。」は、職人の価値向上を目指す私たちにも共鳴している。これからもANDPADの活用を通じて、ともに”全方位良しの家づくり”が行われる業界を創っていきたい。
▶アイジースタイルハウスWEBサイト