新しい世界で生み出す現場価値 アイジーワークスで職人起業塾・高橋さんの講演を聞きました
9月は、外部講師による講演会が行われた。その様子を取材した。
※「アイジーワークス」ついて詳しくはこちら
▶ピンチはチャンス?「現場品質日本一」に込められた想いの裏側に迫る
- アイジーワークスは「共に学ぶ」場づくりに取り組んでいる
- 何のために働くのか?目的を共有する
- 未来は現場でしかつくれない!
施工管理課
施工管理課 リーダー
施工管理課 主任
当初はリアル開催を計画していたものの、コロナウイルスの感染拡大状況を鑑みてWeb開催に変更。静岡県・愛知県の2県でアイジースタイルハウスの現場に携わっている事業者さんが一堂に会し、定例会がスタートしました。
職人起業塾 塾長 高橋剛志さん講演
今回は、外部講師による講演会です。講師は、高橋剛志さん。
講演タイトルは、「新しい世界で生み出す現場価値 ~逆転の時代にこそ生きる現場の力~」です。
・新しい世界
・価値観のシフト
・雪だるま式成長戦略
・ムーブメントを巻き起こせ!
この4つのテーマについて、順にお話しいただきました。
当日の様子は、高橋さんのnoteで詳しく紹介されていますので、講演の詳しい内容を知りたい方はこちらをご覧ください。
▶時代の大転換期に職人が活躍する理由
講師が一方的に話をするスタイルではなく、クイズや問いかけ・動画を織り交ぜていただいたことで、参加者が最後まで前のめりでインプットすることができました。
講演後
アイジースタイルハウス常務取締役の立田さんより、高橋さんへお礼の挨拶とともに、参加されたアイジーワークスの方々に向けてメッセージがありました。今日は職人の皆さん100名以上集まっていただきました。
長時間お付き合いいただきありがとうございました。
高橋さんとは5〜6年前に経営者が集まる会合でお会いし、そこからSNSやブログを通して活動を拝見するようになりました。今日のお話しを聞いて皆さんも感じられたとおり、会社の経営をしながらの活動量、社会へ与える影響力がものすごく大きい。また、10年以上マラソンや読書・茶道・華道を続けられているという話もあったように継続力も極めて高い。どこにそんな時間があるのだろうと思うほど活動的で、志をもって動かれているなと感じていました。
今日改めてお話しを聞いて、ものすごいインプットをされていて、しかも世界経済・社会情勢などのマクロの動きを感じ取り、それを自分の業種・業界・地域など関連する人達に分かりやすく伝えておられること。特に、単に「時代が変わったよ」というだけでなく、「どういう風に変わったのか」「どういう風に我々の価値を上げていくのか」という具体的な話に落とし込まれていることが印象的でした。
今日のお話しを踏まえ、アイジーワークスの皆さんと共有したいことが2点あります。
本日の講演の中でも問いかけがありましたし、以前アイジーワークスの中で「Whyからはじめよ」という話をしたことがあったと思います。「なぜ?」という問いを持ち、目的をもってはじめようという話です。
ということで、私自身の「何のために仕事をするのか」を発表したいと思います。
私は「六方よし」を実現するために仕事をしているということを、今日改めて確認しました。
六方よしとは、
・売り手よし
・買い手よし
・作り手よし
・世間よし
・地球よし
・未来よし
この六方よしを実現したいですし、ひとつでも欠けていることはやりたくないという思いがあります。これが、私が仕事をする上での価値観であり、「何のために」です。
本日のお話しの中にあった「あらゆる成果は状態に由来する」ということについて、私は「未来は現場でしかつくれない」と解釈しました。
複利の効果によって、毎日の1/1000の努力が10年後に38倍へ変わっていくという話は、まさに「習慣が人生を変える」ということだと思います。
小さな積み重ねが、世の中の共感する人を増やすことになり、それがムーブメントとなって世の中が変わっていく。そして、それぞれが目指す「いい世の中」へと変わっていくのだと私も信じています。
今日聞いたことを、さっそく明日から実行していきましょう。
アイジーの社員はもちろんですし、アイジーワークスの皆さんも一緒に、1/1000の努力を明日から実行していくよう、心がけていきましょう。
参加された事業者さんの感想
今まで社会情勢や未来のことまで考えて仕事をしたことがなかったけれど、講演を聞いて少しでも世の為になる仕事ができればと思いました。
いろいろな情報がバンバン飛んできて圧倒されました。
後で資料を見直して勉強したいです。
自分は「自分が関わる人が幸せに暮らせる社会を作る」ために働いています。
アイジーワークスの皆さんと一緒に、凝り固まった価値観をほぐし、業界から一目置かれる存在になっていきたいです。
会社(工務店)と業者(職人)とのコミュニケーションをとり、質の高い仕事をした結果、お客様に一生に一度の家作りを満足してもらい、提供すること。そして、それが口コミでどんどん相乗効果で良い方にいくことで、会社(工務店)も業者(職人)もお仕事が増えて良い方向に行くといいと思います。
参加したアイジー社員の感想
印象に残った内容は「現場が生みだす未来について」です。
建築業界では「昔からこうだった」「これが建築の常識」といった認識が現状も続いていて、「変わらない業界」というイメージがあります。
コロナなどの影響もあり、業界全体として大きく変わる時が今なんだと実感しました。
目に見えるモノではなく目に見えないモノ、職人さんの想いなどが重視されるという話を聞いて、まさにアイジーワークスのことだと思いました。
常識を変える事はパワーが掛かる事ですが、少しずつでも変えていきたいです。
1日1日少しでも継続してやり続けることの大切さ、毎日の少しの気づきをインプットして、行動に変えていくことで、10年後に大きな成長につながっていくということが印象的でした。
明日からその部分を意識して取り組んでいきます。
今回高橋さんの講演を聞いて、多くの職人さんは正しい情報を知らずに「建築業界はどうせ変わらない」「自分は今のままでいい」と、変化をしてこなかったために、「若手不足」「職人不足」などの課題が起きているのだと思いました。
すぐには変えられないかもしれませんが、一人でも多くの職人さんの意図、存在意義、想いを理解し、それを行動にかえていけるようにしていきたいと思います。
その為にまずは自分の想いを職人さんに発信していきたいと思います。
社会構造の大きな転換により、住宅業界も影響を受けている。
高度経済成長期に構築された「元請け・下請け」というピラミッド型の関係は、すでに成り立たなくなっている。
まずはそのことに気付くこと。そして、それに合わせて行動を変えていくこと。
「誰かがやればよい」のではなく、自分自身・一人ひとりが動くこと。
こうした考えを共有できるチームは、きっと「日本一の現場」を生み出せるだろう。
これからのアイジーワークスの取り組みにも注目していきたい。
▶ アイジーワークスについて