「アフターマーケティングで住まいは経年進化する」を日本全国へ発信![リフォーム産業フェア2023]
アイジーコンサルティングでは、日本中どこにいても高品質な住まいのアフターメンテナンスが受けられる社会を目指し、定期点検代行サービス「アフター管理サポートサービス」や、アフターマーケティング事業の全国ネットワーク「ieGress(イエグレス)」を展開しています。
2023年7月19日・20日、東京ビッグサイトにて行われた「リフォーム産業フェア2023」および「リノベ工務店サミット2023」へ参加し、「住まいは経年進化する」というビジョンを来場された皆様と共有。多くの方から共感とご支援の声をいただきました。
イベント当日の様子をご紹介します。
- 新築減少時代、持続可能な工務店経営の要としての「シン・アフター戦略」とは?
- 「アフターマーケティングで住まいは経年進化する」への、来場者の反応は?
- アイジー専務・井上が見据える、今後の展開とは?
専務取締役
横浜支店 支店長
ieGress スーパーバイザー
メンテナンス事業部 法人営業課 エリアマネージャー
ieGress スーパーバイザー
新建新聞社主催・リノベ工務店サミット2023
工務店のシン・アフター戦略~収益化と仕組みづくり~
リノベ工務店サミットは、地域工務店向けのメディア「新建ハウジング」などを運営する新建新聞社が主催する、工務店向けのセミナーイベントです。
新築住宅減少時代を迎え、地域工務店が今後どのように地域社会へ貢献していくべきか?というテーマで、「性能向上リノベーション」「家守り」「ストックビジネス」などの切り口で、2日間で6セッションが行われました。
アイジーが登壇したのは、「工務店のシン・アフター戦略~収益化と仕組みづくり~」のセッションです。
【登壇者】
株式会社ソルト(SOLT.) 代表取締役 青木 隆行 氏
株式会社小林創建 代表取締役社長 小林 稔政 氏
株式会社リガード 代表取締役 内藤 智明 氏
株式会社アイジーコンサルティング 専務取締役 井上 元太 氏
この4社の皆さんから基調講演をいただいたのち、工務店のアフター戦略について意見交換が行われました。
アイジーコンサルティング・井上からは、「アフターサービスからアフターマーケティングへ」というタイトルで、戦略と一貫性を持たせた持続可能なアフター体制の構築を提言しました。
井上さん 「マーケティング」という言葉を聞くと、Webや販促をイメージされる方が多いかと思いますが、私はマーケティングを「顧客へ提供価値を届けること」だと捉えています。こう考えると、工務店のアフターもマーケティング活動の一部だと見ることができます。お引渡し後もお客様の豊かな暮らしをサポートすること。アフターは「サービス」ではなく「マーケティング」だと考えてみてはいかがでしょうか。
井上さん 「アフターの収益化」というと、戦略を実行すればすぐに収益に結びつくことをイメージされがちです。しかし、アフターの収益化には順番があります。まずは、仕組みをつくって確実に戦略を実行できる状態にすること。次にそれを継続すること。収益化はその次です。気合いと根性の仕組みでは、持続可能ではありません。持続可能な仕組みづくりが、収益化の要です。
セッションを通して、登壇者の皆さんが共通してお話しされていたことが印象的でしたのでご紹介します。
青木さん アフター戦略を実行していくには、経営者の決断が不可欠です。特に不確実性を増す社会環境においては、経営理念を軸とした戦略・戦術の実行が求められます。昨今では「ステークホルダーズ・サティスファクション」という言葉があります。お客様の満足だけでなく、工務店で働く人・協力業者の皆様・地域の方々など、関係する人すべてとの共存共栄を目指す考え方です。こうした経営方針が最も如実に現われるのが、アフター戦略なのではないでしょうか。
小林さん 小林創建が目指している「理想の循環」という考え方があります。90年を超えて地元・長野県松本市で事業をさせていただく中で、お客様に喜んでいただくことが、持続的な経営に繋がってきたという実感があり、それを体系化したものです。この「理想の循環」の起点になるのが「アフター」です。弊社の基盤になる事業だと捉えています。
内藤さん アフター戦略に限らず、あらゆる経営判断で常に心がけているのは、「目先のことではなく、10年後、20年後も生き残れる選択はどっちなんだ?」ということです。私たちはまだ創業して12年ですが、リガードが追求しているお客様へのベネフィットと独自性を実現するためには、リガードとしての「アフターの型」が必要だと考えています。
▶ アフターサービスの外注化+付加価値追求術
井上さん 工務店さんが理念やビジョンを明確に掲げているからこそ、私たちサポートするパートナー企業も、同じ方向を向いて、お客様へサービスを提供できます。このため弊社では、理念やビジョンを共有・共感できるパートナーシップのあり方を目指しています。
このほか、持続可能なアフター体制を維持していくには、パートナーシップの可能性を追求し、企業同士の協業のありかたをブラッシュアップしていくことの重要性についても語られました。
リフォーム産業新聞社主催・リフォーム産業フェア2023
「アフターマーケティングで、住まいは経年進化する」を発信
リフォーム産業フェアは、リフォーム業界唯一の専門メディアであるリフォーム産業新聞社が1998年より開催している、日本最大規模のプロ向けリフォーム展示会です。 2023年は過去最高の来場者数(1万4088人)でした。
全国から情報感度の高いプロ事業者様が来場されるにあたり、ieGress(イエグレス)のメンバーを中心に、「アフターマーケティングで住まいは経年進化する」というコンセプトを発信するためのブースを展開しました。
ブースにお立ち寄りいただいた方からは、
ガス事業者様 ちょうど、メンテナンスリフォームの受注を強化しようとしていたんです。
不動産事業者様 メンテナンスの必要性を、お客様へ伝えきれず、もどかしく思っていました。
建築事業者様 アフターまで手が回らず、頼める事業者を探していたところです。
などのコメントをいただき、住まいのアフターマーケティングがもつポテンシャルの高さを伺い知ることができました。
浅岡さん 2日間で、東海・関東地域だけでなく、山形県・栃木県・石川県・広島県・福岡県・鹿児島県の方とお話ししました。日本各地にアフターマーケティングの実現にお悩みを持っている方がいらっしゃることを、身をもって実感しました。私たちに貢献できることがまだまだあることが分かったので、業界向上のために、引き続き活動していきます!
寺澤さん 「アフターマーケティングで住まいは経年進化する」というメッセージに共感してくださる方が予想以上に多く、嬉しいサプライズでした。業種・業態を越えて、パートナーシップの輪を広げて行きます!
アイジーコンサルティングの今後の展開は?
イベント終了後、井上さんに、改めてお話しを聞いてみました。
井上さん これまで、会社の代表として業界へ向けたメッセージを発信する機会をつくってきませんでした。しかし今回、私自身もセッション登壇することで、登壇された経営者の皆様とお話しすることができ、多くの学びや気付きがありました。また、ブースでお会いした方からも、「アフターマーケティング」へのポジティブな反応をいただき、事業の更なる可能性を発見することができました。改めて、会社の代表として業界の皆様と広くコミュニケーションをとっていくことの重要性を実感しました。今後も、こうした機会には積極的に参加していきたいです。
業界が変革するとき、大きく2つのきっかけがある。
ひとつは、1社の抜きん出たプレーヤーの登場により、従来のあり方を大きく変えることを迫られるケース。
もうひとつは、共通するビジョンに向け、幅広いプレーヤーが協力し合い、新たな業界のあり方を創造していくケース。
アイジーコンサルティングは、後者のやり方による業界変革を目指している。
住宅業界は社会インフラを担う業界だ。
1億2456万人(2023年時点)の日本に暮らす人、一人一人を支えている。
急激に変化させていくというよりも、未来に向けて着実な歩みを進めていくことが、社会から求められているのではないだろうか。
「アフターマーケティングで、住まいは経年進化する」という旗を掲げるアイジーコンサルティング。共感の輪を広げ、出会ったパートナーの皆様とどんな未来を描いていくのか、これからの展開にご期待いただきたい。
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「ieGress(イエグレス)」加盟店様へインタビュー ▶「ieGress(イエグレス)」徹底取材!住まいのアフターマーケティングって何やるの?