【受賞者インタビュー】社員のアイデアをカタチにする「新規事業コンテスト2024」の受賞者が決定! 受賞理由を運営に聞きました

DATE : 2025.03.07
目次
2024年5月に発足した新規事業プロジェクト「ツクル。」(新規事業コンテスト)の2024年度の受賞者が決定しました。建築事業、メンテナンス事業に次ぐ第三の柱となる事業の創出を目指したもので、アイジーコンサルティングとグループ会社のスタンディングポイントで働く98名から、140のプロジェクトの応募がありました。本記事では、受賞した3人と「ツクル。」運営メンバーへのインタビューを実施。未来への希望とワクワクに満ちた取材となりました!

新規事業プロジェクトについて詳しい記事はこちら
新規事業プロジェクト“ツクル。”の全貌に迫る特別インタビュー「あなたのアイデアが会社の未来を創る」
この記事のPOINT
  • 想定以上の数の応募があった/一人ひとりの案に詰まっているのは“夢”
  • 受賞の決め手となったのは着眼点、熱量、プレゼン能力、現実味
  • コンテンストで終わらせずに、実際に事業化することが課題
この記事に登場する人
百地正志郎
株式会社スタンディングポイント エコスタイル浜松入野店 店長
2016年入社。宅配買取センターで主任として従事。現在はエコスタイル浜松入野店の店長。
吉田一政
株式会社スタンディングポイント WEBマーケティング事業部
2024年3月入社。エコスタイルの買取(店頭・宅配・出張)・LINE査定につなげるための、WEB業務を担う。
石橋拓海
株式会社スタンディングポイント ネット通販課
2021年4月入社。エコスタイルのネット通販課責任者。ネットの販路拡大や、オークションを活用した仕入れ業務などを担当。
高木春佳
株式会社アイジーコンサルティング ライフプラン事業部 建築企画課サブマネージャー
2011年4月入社。建築・不動産事業部の企画課の責任者。for LONG 365+1の運営にも携わる。

受賞した3名が意識した“伝えること”

取材班

「新規事業コンテスト2024」では社歴・年齢を問わず、全社員が参加資格を持っているとあり、98名から140ものプロジェクトが集まりました。これだけ多くの従業員が、いくつものアイデアを胸のなかに秘めていたというのは、アイジーコンサルティングとして自慢できることですよね。

百地さん

本当に、本当にありがたいことです。同時に、従業員のポテンシャルを感じる機会となりました。一次審査では67名/84件が通過し、2時審査には33名が進出すると同時に1人あたり1プロジェクトに絞ってもらいました。最終審査には7名が残り、今日集まってくれた3名が受賞となりました。

取材班

審査員はどのような構成だったのでしょうか。

百地さん

一次審査では、新規事業プロジェクト「ツクル。」の運営メンバーが担当し、二次審査では各部課長が。最終審査は代表をはじめとする役員が審査をしました。

取材班

本日は、グランプリを受賞した吉田さん、準グランプリの石橋さん、審査員特別賞の高木さんに来てもらっています。みなさん、この度はおめでとうございます! それぞれが応募した新規事業案の概要を教えてください。

高木さん

私たちが普段お付き合いしている工務店さん向けに特化した、集客支援サービス「工務店GUIDE」を考えました。SNSの運用にはじまり、ブランディング支援、ウェブマーケティング、各種ツールの制作などです。工務店の皆さんの経営課題を、一挙引き受けて解決しようという事業案です。

石橋さん

僕の在籍するスタンティングポイントではリユース事業を行っていることと、自分が古着好きなこともあり、海外から古着を仕入れて国内で販売する「輸入古着事業」を提案しました。

吉田さん

僕が提案したのは「THE NIGAMI SHOP」という企画です。ビールやコーヒー、セロリやゴーヤなど苦いものに特化したショップをつくろうというものです。実は、苦味成分は旨味成分と組み合わせると格段とおいしくなることがわかっていて、その変化をエンタメ化させることができないか、と考えました。

取材班

どれもユニークな試みですね。応募した背景やプレゼン資料のこだわったポイントも教えてください。

高木さん

私は東京の事務所にいて、法人事業部の人と話すことが多くあります。特に、工務店さん向けの営業をしている同期から、工務店の方たちが抱えている経営課題について聞くことが何度もありました。そこで、日頃お世話になっている工務店さんの役に立てないかと考えたんです。プレゼンでは、既に需要があるんだよという事実を伝えることを意識しました。

石橋さん

僕は洋服が好きなので、ファッションで世の中の人をハッピーにできないかなという思いからスタートしました。プレゼン資料は、誰が見てもわかりやすいシンプルさを心掛けています。プレゼンに応用できる心理テクニックなども調べて、大事なことは2回提示するようにしました。

吉田さん

自分は、それを嫌う人もいるコンテンツをいかに多くの人に楽しんでもらうか、という発想の転換が軸にありました。プレゼン資料については、自分よりもプレゼン能力のある人が多くいるだろうという前提から、資料の構成にこだわりました。ミュージカル作品の脚本に当てはめて、起承転結を設けたり、ところどころにユーモアを盛り込んだり、といった具合です。

気になる賞金の使い道は……

取材班

こだわりとアイデアの妙が実を結んだんですね。結果はいつわかったのでしょうか。

百地さん

今年の1月15日に社員総会があり、そこで結果発表となりました。

取材班

え! それはドキドキですね。受賞がわかった時の気持ちは、いかがでしたか?

高木さん

役職者という立場で参加したので、まさか受賞できるとは思っていませんでした。立場に関係なく、しっかりと内容を評価してもらえたことをうれしく思いました。

表彰される高木さん
石橋さん

今では喜びよりも、グランプリまであと一歩及ばなかったという悔しい思いが強かったです。それだけ、新規事業を考えるのは難しいことなんだ、とも感じました。

表彰される石橋さん
吉田さん

自分のアイデアをいろいろな人に見聞きしてもらえたこと、代表らからフィードバックをもらえたことがうれしかったです。なかなかできる経験ではないと思うので、新鮮な気持ちでした。

表彰される吉田さん
取材班

それぞれ、10万円/30万円/50万円の賞金が出ましたが、何に使う予定ですか?

高木さん

応募するきっかけをつくってくれた同期が「入賞したら何かご馳走して」と言っていたので、寿司か焼肉に行きたいと思います!

石橋さん

僕は今度アメリカ出張に行くので、その時に有効に使いたいなと思っています。あとは、日頃からお世話になっている上司に感謝の気持ちを込めて、食事をご一緒したいなと考えています。

吉田さん

まだ食べたことのない苦いものを買ってみたいなと! あとは、妻に旅行のプレゼントでもしたいです。

取材班

みなさん、すてきな使い道ですね! 運営メンバーである百地さんにお聞きしたいのですが、みなさんの案はどういったところが評価されたのでしょうか。

百地さん

簡潔に申し上げると、高木さんは現在の自社のリソースで実現可能なところです。法人の課題解決に大きく影響を与えられそうだぞ、と。石橋くんは今回の案を考えるにあたって、海外に視察にまで行っているという熱量の高さも評価のポイントになりました。吉田さんは食への着眼点という意外性と、ワクワクするようなプレゼンが決め手になりました。

従業員の可能性を感じられるコンテスト

取材班

受賞した3つのアイデアは、今後どのように扱われていくのでしょうか。

百地さん

現在、3人には事業計画書をつくってもらっています。完成次第、役員会議に改めて提出してもらい、事業化に向けて進めていければと。

取材班

今回のコンテンストを振り返って、いかがですか?

百地さん

まずは、ここまで多くの案が集まるとは思っていなかったという驚きがあります。どの案にも一人ひとりの実現したい夢が詰まっていたので、見ていて幸せな気持ちになりましたし、従業員の持つ可能性を感じることができました。応募してくださったみなさんには、本当に感謝しています。

取材班

コンテストは今年も行うとのことですが、改善したい点などがあれば教えてください。

百地さん

まずは、今回の3件について事業化までの道筋をしっかり立てることが重要だと考えています。案を出してもらって終わりにはしたくないので。これから会社を大きくするためには、新規事業は必要不可欠。みなさんに毎年提案してもらうためにも、「ちゃんと事業化されるんだ」ということを示していきたいです。

この記事のまとめ

アイジーコンサルティングの新たな歴史が、今つくられようとしています。取材中、印象的だったのは高木さんの言葉。高木さんは役職者でもあるので、二次審査の審査員を務める立場でもありました。その時に、応募資料を見て「普段、同じ会社で働いている人たちが、こんなにも熱い思いを秘めていたのか」と感じたそうです。

応募した人のなかにも「自分のなかに、こんな気持ちがあったのか」と、新規事業コンテストをきっかけに新しい自分を発見できたケースがあるかもしれません。会社にとっても新しい取り組みである本件。続報は追って紹介させていただきます!

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