第2回 アイジーワークス 左官・タイル部会が開催されました

DATE : 2022.08.25
目次
アイジースタイルハウスでは「現場品質日本一」の実現に向けて、現場で手仕事をする職人さんとのパートナーシップ強化に取り組んでいる。

特に大工さん・左官屋さん・水道屋さん・電気屋さんなど11業種については専門部会を設け、より具体的な現場の改善案を検討するための密なすり合わせに取り組んでいる。
今回は、2022年7月14日に開催された、左官・タイル職人の専門部会「アイジーワークス  左官・タイル部会」の様子を取材した。
この記事のPOINT
  • 「個人の意見」から「みんなの課題」へ変える話し合い
  • 「批判」ではなく「建設的」な話し合いをする要諦は?
  • 会社という枠組みを超えた「パートナーシップを目指して
この記事に登場する人
川口タイル
川口さん
独り言はいつもベストを尽くすため
富永左官
富永さん
優しさとサービス精神の塊
後藤業務店
竹内さん
タイル・塗り壁から詩吟まで。なんでも極める!
仲左工業
影山さん
浜松左官業界の若きホープ
ハマニ
高木さん
職人思いで気さくな番頭さん
芥川建斗
上棟大好き!イベント大好き!みんな大好き!感動監督

対等な立場で、要望を出し、要望を聴く。みんなが気持ちよく仕事ができる環境を目指した話し合いの場。

17:55、アイジースタイルハウスの拠点・エモトープに併設された会議室「エモホール」は、すでに活発な空気感で満たされていました。
アイジースタイルハウスの家づくりの仕上がりを担う、左官職人さん・タイル職人さんによる、「アイジーワークス 左官・タイル部会」です。

アイジースタイルハウスで建てる住まいには、仕上げ材にサイディングやクロスを使いません。このため、外壁・室内問わず、塗り壁やタイルが仕上げの中心になります。
機能性・意匠性の両面から、最善策を検討していくことが求められる部会です。

タイル・左官職人さんが5名参加。
アイジースタイルハウスの参加者は4名で、
工務責任者の吉田さん
工務リーダーの西浦さん
設計主任の山本さん
そして、会を運営するのは、工務・芥川さん。
今回は、特に設計プランとの調整が必要な部分について話し合いが行われる予定です。

予定どおり、18:00にディスカッションがスタートしました。
冒頭、監理責任者の西浦から、改めて「左官・タイル部会」を行う目的について話がありました。
iG西浦

専門部会の目的について、改めて説明します。
「お客様へ感動を与えていただく」というのはもちろんありますが、その過程で、皆さんへ過度に労力や時間が掛かってしまうのでは価値がありません。

私たち全員が、相互に協力して、無駄な工程・作業を減らし、みんなが気持ちよく仕事ができる環境を整えて行きたいという想いから、このような会を行っています。
最終的には、関わるすべての方にとって経済的なメリットを生み出していけるようにしたいと考えています。よろしくお願いします。

そのための話し合いということを踏まえ、共通のルールを確認しておきます。

・建設的な意見の出し合いをする
・話し合いは対等な立場で
・足元を見るような発言はしない

建設的な意見の出し合い
これは、愚痴だけで終わらず、前向きに協議をしていきましょうということです。

話し合いは対等な立場で
これは、一方的に要望を出すのではなく、要望への改善提案をすること。そして、相手にも要望があるという前提で、しっかり要望を聴くということです。

足元を見るような発言はしない
これは、具体的には「次からは発注しない」「次からはやらない」といった発言はやめましょうということです。

ということで、本日の話し合いもよろしくお願いします。
本日は、設計主任の山本がいるので、設計プランに関わる要望事項から話し合いを進めていきたいと思います。

話し合いの進め方も日々工夫!その場で意見を見える化し、目線を合わせた進行に。

続いて芥川さん進行のもと、要望事項の話し合いが進められて行きました。
話し合いを円滑にするために、今回「ある工夫」がありました。

それがこちら。
「話し合いの見える化」です。
スプレッドシートを共有し、その場で内容を書き込んでいく
共有のスプレッドシートを用いて、

・左官/タイルの区分
・施工箇所の区分
・具体的要望と結論

この3つの項目に分け、出された意見の要点を、1つずつ全て書き出していきます。
一見シンプルなツールですが、「要望を伝えた側も、要望を聴いた側も、同じデータを見て話し合いができる」ことで、話し合いの効果が飛躍的に高まっているようです。
議論が白熱したあと、冷静に要点を整理できる
職人さんからの要望・意見が集中したとき、アイジー社員は意見をまとめるよりも、まずは全て書き出すことに徹します。
同じデータを見て話し合いを進めることで、職人さんから「ここは、AじゃなくてBですね」と修正が入るなど、間違いや認識のズレに、その場で気付き修正することができます。
すべて書き出したうえで、何が根本的な課題なのか、要点は何なのか、職人さんと一緒に話し合いを進めます。
意見がたくさん出ても、1つ1つの課題に分解することで、着実な改善策に繋がっていました。
改善策の共有・進捗管理ができる
話し合いで書き出された要望一覧は、そのまま改善策の進捗管理表になります。
今回の話し合いの目的は、確実に現場の改善に繋げていくこと。
現場で実行されなければ意味がありません。
書き出して一覧化することで、今回の話し合いに参加していない別の社員も、状況がすぐに理解できるため、チーム内情報連携にも役立ちます。
要望を1つ1つの課題に分解しておくことで、着手と結果の確認ができ、次回の定例会での「振り返り」に繋がります。

このように、ただ話し合いの場を開くことにとどまらず、「より成果に繋がる話し合い」への工夫が取り組まれていました。

「その方法、お客様は本当に価値を感じている?」今のやり方にとらわれない、本質的な話し合い。

今回は、具体的な建物のおさめ方のほか、役物・材料選定に関する意見交換が行われました。ここでも、単に「この材料がいい・悪い」という話にとどまらず、一歩踏み込んだ話し合いが行われていました。

日々様々な材料に触れている職人さんだからこそ、個別の材料のいい点・課題点を知り尽くしています。そうした意見を踏まえて、「アイジースタイルハウスの家としては、何を判断軸に材料選定をしていくべきか?」という論点で話し合いが進んでいきました。


アイジースタイルハウスでは、「塗り壁」という仕様の特性上、建築工程の途中で、お客様と左官職人さんとアイジーが現場立ち合いで塗り方を決める「左官打合せ」を行っています。
塗り方のパターンによって、仕上がりイメージが大きく変わるからです。
実際の現場で当ててみて、お客様とイメージを共有していく重要なプロセスです。

この左官打合せについても、「現場の効率化と、お客様の感動体験を、両立するにはどうすべきか?」という論点で話し合いがありました。
iG吉田

左官打合せを、全体的に改善したい。
なにか案はないか?

職人さん

お客様・アイジー社員・職人の予定を合わせるのに苦労している。
何度も時間をあわせて打合せするのは、お客様にとっても負担ではないか?
1回で決めきることはできないだろうか?

職人さん

浜松の現場は2回やっているが、名古屋の現場は1回でできている。
浜松も1回でできるのでは?

iG芥川

回数を減らした場合、お客様とのイメージ共有がきちんとできるのか不安がある。
施工後に「イメージと違う」となってしまうと辛い。

職人さん

現場打合せでは、パターンをどうするのかお客様が悩むシーンが多い。
打合せが行き詰まると、こちらから複雑なパターンの提案をしていることもある。
結果、選択肢が増えてお客様も悩むし、決まっても施工手間が増えている。
本当にパターンが多いことが、お客様にとっての価値に繋がっているのか?
会社としてパターンを決めてしまってもよいのでは?

iG吉田

言われてみれば、事前にあれこれ提案すると、お客様は当日になっても悩まれていることが多い。
逆に、当日気持ちよくパターンを決めているお客様は、こちらが事前にあれこれ提案していないことが多い。

iG山本

こちらが提案するパターンの種類を絞り込むのはどうでしょう?
異なるニュアンスのパターンを取り揃えるようにすれば、お客様の好みにも寄り添えるはず。
そうすれば、お客様の好みに合わせて選んでいただきつつ、打合せ当日に1回で気持ちよく決めていただくことができそう。
設計でパターンを選定します!

実際の現場写真を見ながら議論は進む


このような話し合いを経て、具体的な結論が決まっていきました。

現状のやり方を変えるとなると、ともすると否定的・批判的な雰囲気になりがちです。参加者がマイナスの感情を持ってしまうと、感情的な対立や衝突にも繋がってしまいます。これは、参加者間の「ゴール」が共有されていないために起きてしまう現象です。
今回のように、「お客様にとっての価値を最大化する」という共通のゴールを共有することで、「批判」ではなく「建設的」な話し合いができるのです。

こうして次々に改善策を決めながら、あっという間に2時間が経過していきました。
最後に、工務責任者の吉田から、次のメッセージが伝えられました。

iG吉田

左官・タイル職人の皆さんに、特に現場で課題意識をもって見てほしいことがある。
「お客様にとって価値がないのに、手間が掛かっていることはないか?」という視点。
もしあれば、すぐに教えてほしい。

今回の、左官打合せの進め方がそのひとつ。
きっと、私たちが気付いていない視点があるはず。
よろしくお願いします。

この記事のまとめ

こうして、第2回左官・タイル部会は終了した。
印象的だったのは次の2点だった。
・話し合いの論点を見える化することで、「個人の意見」から「みんなの課題」になること。
・共通のゴールを持つことで、「批判」ではなく「建設的」な話し合いになること。

会社という枠組みを越えて、1つの仕事を成し遂げていくからこそ、こうした話し合いの進め方が結果を大きく変えるのだろう。
引き続き、アイジーワークスの進化への道のりを取材していく。

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