超前向き!加盟店様と共に描く「カンパニーズな未来」 ~ ieGressサマーサミット2023 ~
「アフターマーケティングで、住まいは経年進化する」を標榜する、アフターマーケティング事業の全国ネットワーク・ieGress(イエグレス)。
2023年8月23日、2回目のサミットが開催された。
2023年のieGressのテーマである「愚直に直球勝負」にふさわしく、日々奮闘する加盟店同士だからこその気付きと学びを共有する時間となった。
現地の様子をリポートする。
- 加盟店様同士の情報共有がメイン議案
- オープンな話し合いから生まれる、新たな発見と気付き
- 共に成長する「カンパニーズ」を目指して
代表
代表取締役
代表取締役
お互いに学び合う、オープンな意見交換
今回のサミットの目玉は、加盟店様の取り組み共有です。
前回(2022年12月)は、時間が足りなくなるほどに白熱した情報交換が行われたため、今回はメイン議案としてたっぷり時間を使って進められました。
岡本さん 本業が好調で、昨年よりも業績が上がっています。
ieGress事業を始めて、実際にお客様へサービスを提供することで、喜んでいただけるお仕事だということを、改めて実感しました。地元の皆さんに喜んでいただけるよう、お客様への告知活動に注力していきます。
小山さん 弊社も本業が好調…というか、好調すぎて人員不足が課題です。
ieGress事業も、定期的にお仕事のご依頼をいただくようになったので、社内体制を整えている最中。社員の皆さんと役割分担をして、それぞれ新しい仕事にチャレンジしながら、運営方法を模索している状況です。
近況報告のあとは、具体的な取り組み共有や、課題の共有です。
小山さん アイジーさんの直営店では、どのように役割分担をしていますか?
弊社の社内体制の参考にしたいです。
岡本さん 「お客様の声」を、Webサイトでしっかり出していきたいです。
アイジーさんの直営店では、どのようなお客様アンケートに取り組んでいますか?
小山さん 現場で図面を取るのに苦戦している社員がいます。
どうやって指導するのがよいでしょうか?
など、実務に即した具体的な質問が飛び交いました。
また、加盟店さん同士でも、お互いの取り組みへ質問しあったり、自社で取り組んでうまくいったことを共有したりと、活発な情報交換の時間となりました。
社員を巻き込む「安全対策」の追求
本部からの情報提供として、「夏の現場安全講習」と題し、スーパーバイザーの稲葉さんから、アイジーコンサルティング直営店での取り組みや、情報共有がされました。
稲葉さん 「安全対策」というと、経営側から社員へ一方的に指導するイメージですが、それでは社員の身になりません。押し付けられても、覚えようとは思わないですよね。
稲葉さん アイジーコンサルティングでは、入社5年以上の中堅社員に、安全対策の講師をやってもらいます。自分で講師をやるとなると、みんなへ教えるために、自分で調べたりまとめたりします。自分が教わって分かりにくかったことや、実際に現場で困った経験などを踏まえて、いろいろな工夫が凝らされ、とても充実した勉強会になります。何より、講師を担当した社員が、安全への意識が高まり、現場でリーダーシップを執ってくれます。社員を巻き込んでいくことも重要です。
岡本さん 弊社では毎年、熱中症対策として、飲料メーカーの方にお越しいただいて、勉強会を行っています。社員の反応もとてもよいです。他社の協力を得ることも有効だと感じています。
小山さん 事前の教育はもちろん重要ですが、いざ現場でトラブルが発生したときに、どのように対応すればいいのか分からないと、社員はパニックになってしまいます。緊急時の対応をまとめたツールを社員一人一人に渡しておくなど、いざという時の備えも必要ですね。
お客様に安心してサービスを受けていただくため、また、社員の皆さんが安心して前向きに現場作業に取り組めるよう、追求する意見交換が行われました。
「大儀」と「縁」を大切に、同志の輪を広げていきたい
瀧澤さんからは、アイジーコンサルティングの経営方針や、ieGress加盟店様と目指したいパートナーシップのあり方についてメッセージがありました。
瀧澤さん 2023年7月より、株式会社アイジーコンサルティングの代表を務めております。
今まで以上に、ieGress加盟店の皆様との関わりを強化するとともに、社内の体制も強化していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
本日のサミットを通じて、2つのことを感じました。
ひとつは、「大儀」の大切さについてです。
現専務の井上元太が発起人となり、2年前に立ち上げたのがieGressです。立ち上げ時の目的は『「アフターマーケティングで住まいは経年進化する」という価値観を全国へ広める』というものです。これは今後も変わらない大儀です。
共感がなければ、いい仕事はできません。そのためにも、大儀や信念をしっかり掲げて、同志を募っていきたいと改めて感じました。
瀧澤さん もうひとつは、「縁」の大切さです。
昨日、ある業界団体の会合に参加した際、偶然にも加盟店様と繋がりのある方とお会いする機会があり、剣術家の柳生宗矩の有名な言葉、
小才は、縁に出合って縁に気づかず、
中才は、縁に気づいて縁を生かさず、
大才は、袖すり合った縁をも生かす。
を思い出しました。
偶然のように見える「縁」を、必然に変えていくのは、自分自身の動き方次第、ということだと捉えています。私は、「共に」という言葉を経営のテーマにしています。1社でできることには限界があります。1人でできることには限界があります。「共に」成長しあえるパートナーシップを築き上げていきたいと考えています。
そのために、アイジーコンサルティングとしても、新たなチャレンジを続けていきます。新たなチャレンジによって、新たな気付きや発見を得て、加盟店の皆様によりよい情報が提供できるからです。本部メンバーとともに視座を高めた経営をしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
それぞれのビジョンに向けて
サミット後、加盟店様からは、各社様のビジョンや目標に向けた、力強いメッセージをいただきました。
小山さん 聞きたかったことを、全部聞けてよかったです!
本業が忙しく、人員不足と社内体制構築を課題としていましたが、体制を整えることができれば、成功する土壌はできあがっていると確信しました。課題があっても、本部の皆さんと相談すればなんとかなりますね。うまくいくイメージしか描けなくなってきているので、どんどん進めていきたいです。
岡本さん 自分ができること・やれることが増えて、仕事が楽しいです。なぜかというと、自分の仕事が、世の中のためになることが実感できているから。さらに、一緒に仕事する会社が、いろいろ挑戦していることも嬉しく思っています。
私の夢は、高知県の地域課題解決のために、自治体との協業事業に取り組むことです。人口が減少しているからこそ、「アフターマーケティング」の提案ができるようになると、絶対に高知のためになると感じました。引き続き、夢に向けて前に進んでいきたいです。
ieGress事業では、加盟店様のことを「カンパニーズ」と呼んでいる。
「company」というという言葉には、「会社」の他に、仲間・集団という意味が含まれている。語源は、ラテン語の「com(共に)と「panis(パンを食べる)」に、仲間を表す「-y」がついたもので、もともとは「一緒にパンを食べる仲間」という意味だったそうだ。
「company」が「会社」という意味を持つようになったのは、大航海時代のこと。未知の大陸を発見し、そこで得られる莫大な富を目指して、同じ船に乗った仲間と力を合わせて危険な航海をする。貿易によって得た富は仲間と分け合う。この仕組みが「会社」の起源だと言われている。
「アフターマーケティングで住まいは経年進化する」という旗を掲げ、共感する仲間と共に全国へ広めよう、共に成長し合える関係を築こう、という意思が込められている。
今回のサミットは、「カンパニーズ」を体現する大きな一歩になったのではないだろうか。
今後の「ieGress」とその「カンパニーズ」の航海にも注目だ。
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