学生ライターが「社内フットサル大会」に突撃取材! 楽しさを追う、スポーツというコミュニケーション

DATE : 2023.09.25
目次
アイジーコンサルティングで10年近く行われているフットサル大会。 仕事終わりの夜に十数名の社員の方が集まり、レクリエーションとしてフットサルを楽しんでいる。 今回は愛知県春日井市で行われたが、春日井店だけではなく、他県のメンバーも参加していた。 今までずっとサッカーをプレーしている方、高校までサッカーや他のスポーツをやっていた方、逆にサッカー未経験の方など、様々な方が一緒にプレーしているこのフットサル。 今回はそこで、フットサル大会について、これまでのスポーツとの関わり、スポーツと仕事の関係性などを取材した。 (取材・執筆:愛知大学4年 山岸天舜)
この記事のPOINT
  • 学生時代とは異なるスポーツへの向き合い方
  • コミュニケーションとしてのフットサル
  • 上下関係は存在しない!スポーツを通じて絆が深まる
  • 楽しさを追求!笑顔が溢れるフットサル
この記事に登場する人
瀧澤 幸也さん
株式会社アイジーコンサルティング
代表取締役
学生時代の部活はサッカー部。過去お子さんが所属する地域サッカークラブのコーチをやっていた。大のサッカー好き。
桑原 一寿さん
株式会社アイジーコンサルティング
メンテナンス事業部 春日井店
サッカー未経験者。中学時代はソフトテニス部に所属。入社18年目のベテラン社員。趣味はキャンプ。
飯沼 優さん
株式会社アイジーコンサルティング
メンテナンス事業部 春日井店
サッカー経験者。小3~高3までサッカー部に所属。中途入社2年目。今回の社内フットボール大会の発案者。
大村 和也さん
株式会社アイジーコンサルティング
メンテナンス事業部 名古屋南店
サッカー未経験者。小4~高3まで野球をやっていた。中途入社2年目。転職を機に地元広島を離れ新天地、名古屋にやってきた。
【取材】山岸天舜さん
愛知大学4年
スポーツライターを目指して活動中。小学生~高校生まで野球をやっていた。

学生時代にやっていたスポーツとの違い

学生時代にしていたスポーツと、社会人になってからプレーするフットサルはどんな違いがありますか?

飯沼さん 良い意味でガチ感がないですよね。
楽にできると言いますか。
コミュニケーションの一つにサッカーがあるって感じですね。

大村さん 学生時代にやっていた時よりしんどさがない感じですね。
昔より体力が無いのでそれはしんどいですけど(笑)
メインが楽しむことなので、勝ち負けはその次。
チームでやるから更に楽しいです。
上司の人もいますけど、ここでは対等です。
そういった人たちを負かすのも楽しいというか。

コミュニケーションとしてのフットサル

社内フットサル大会に参加してみていかがですか?

飯沼さん 社長や店長と仕事を抜きにコミュニケーションが取れるのがいいですね。
仕事ではわからない一面を知って、こんなに面白い人なんだと距離感がグッと縮まる気がします。
そうなると、いざ仕事の話になった時も色々な話をしやすいです。

大村さん 自分のことを知ってもらうきっかけになりました。
もっとおとなしい印象だと思われていたみたいですけど、明るい一面もあるというか、仕事以外の普段の自分を知ってもらえるのはありがたいですよね。
仕事だけだとどうしても職場でのイメージになってしまいますから、自分を知ってもらういい機会です。

このフットサルは、スポーツをすることが楽しいだけではなく、コミュニケーションの一つなのだ。ただ、ここで知ってもらいたいのは、仕事や何かのためのコミュニケーションではないこと。 ただ、フットサルを通じて、一緒に汗を流し、話をする。 だから、楽しいのだ。
そして、そういった環境が部下の新たな一面を見せてくれると話してくれた。

仕事中とは違った一面を発見できる

フットサル大会を通じた社員との交流をどのようにお考えですか?

瀧澤さん 私は幼い頃からサッカーをプレーしていますが、このフットサルには未経験の人も多くいます。
そういった人が準備などで動いたり、声を出したりしているのを見れるとなんだか嬉しいですし、そういった一面が見れるのは大きいです。
汗を一緒に流しながら、仕事とは違った一面を見れます。
ただ、仕事と遊びは別です。
これで評価することはなく、社員と一緒に一つのボールを純粋に追いながら汗を流せるのは楽しいです。

桑原さん わかりやすく見えます。
普段の仕事では見せない一面を知ることができます。
例えば、サッカー経験者であればプレーをしている時に良い顔をしてるなと思いますね。
また、こちらとしても上司の違う一面を見せたいです。
普段は厳しいことも言いますけど、それだけでは無く、一緒に楽しみたい。
「みんなを知りたい」し、「こっちを知ってほしい」。
サッカー中に色々野次を飛ばされますけど、そういのは嬉しいです(笑)

普段の仕事では見ることが出来ない部下の新たな一面。 そういった一面をこのフットサルを通して知ることで、心の距離感はきっと縮まる。 ただ、だからといって仕事で何かを変えるわけではない。 逆にそうした考えがあれば、このフットサルは純粋に楽しめないだろう。 仕事を抜きにしたコミュニケーションだからこそ、新たな一面を見ることができる。 上司としても仕事の顔ではないため、部下に自分の普段の姿を見せることができる。 スポーツを通じた、本当の意味でのコミュニケーションがここにはあるように感じた。
また、桑原さんはコミュニケーションだけではなく、このフットサルの生活におけるプラス要素を話してくれた。
このフットサル大会があることでの日常生活や仕事におけるプラス要素は何でしょうか。

桑原さん いつもは家庭と仕事の往復で、体を動かす機会がほとんどありません。
汗をかくというのが大きなリフレッシュになります。
普段の休みとは違ったリフレッシュ感がこの2時間にはありますね。
それと息子がサッカーをやっているんですが、このレクリエーション大会は話のネタになりますね。
私自身はサッカー未経験ですけど、そういったところで家族とも話せるのは嬉しいです。
ただ筋肉痛は酷いです(笑)

学生の頃と比べ、社会人になると運動をする機会は確実に減る。 また、運動しようと思っても、普段の仕事の疲れなどから気力が起きないことも多々あるだろう。 しかし、このフットサルのように誰かと遊びの延長としてスポーツを楽しめれば、それは運動不足解消だけではなく、心のリフレッシュにもつながるのだ。 そして、桑原さんのように家族と話すきっかけにもなれば、フットサルを楽しんだことで様々な好循環が生まれるのだ。
次に瀧澤社長にスポーツと仕事の関係性について伺うことができた。

代表の考えるスポーツと仕事について

スポーツと仕事の関係性について、どのようにお考えですか?

瀧澤さん スポーツ経験が良いとかではなくて、何かに熱中したことがある人は、仕事でも主体的に行動して、熱量を持って働けるのかなと思います。
ボランティアや吹奏楽、勉強など、一つのことに一生懸命になった経験がある人は何でも頑張れる。
ビジネスは卒業がなく、辛いことも多いです。
良い時もあれば悪い時もある。
そういった時にスポーツや何かに熱中した経験がある人は、負けや悔しさ、うまくいかない時を知っているから乗り越えられるのかなと思います。
また、スポーツをやっていると、家族や仲間、指導者の方など、誰かの支えを実感するから感謝する人になれますよね。
だからうちには何かに熱中したことがあって、感謝できる人が来てほしいと思います。
逆に、何かに熱中したことがない人でも、アイジーで仕事に熱中できる人も一緒に仕事をしたいですね。

瀧澤社長の話すように、私もスポーツをプレーしていることだけが良いことだとは思わない。 スポーツは勝つことより負けることの方が圧倒的に多い。 私自身、高校まで野球をプレーしていたが、最後の夏はスタンドで応援していた。 でも、その言ってしまえば「嫌な経験」が今の自分を奮い立たせている。 当たり前のように支えてくれた両親に感謝をするきっかけにもなった。 だから、何かに熱中し、得た経験は良い悪いどちらともいつかきっとあなたを助けてくれる。 まだ何にも熱中したことがない人も、これから先に見つければいい。 それはきっと人生のかけがえのない財産となるはずだから。
そして、取材の最後にこのフットサル大会を企画した飯沼さんに、学生へのメッセージをいただいた。

学生に向けてのメッセージ

飯沼さん 学生の時はプロになれないと一つの区切りで終わりにする人も多いと思います。
でも、今後続けておいても変な話、損はないと思います。
スポーツで身についた上下関係、体力は今後に活きます。
そして、私のように大人になってからはコミュニケーションツールにもなります。
そういった意味でスポーツは人生に何かしらの好影響を与えていくと思います。

この記事のまとめ

今回は私も実際にフットサルに参加させていただいたが、社員の皆さんの楽しそうな表情がとても印象的だった。
イメージで言うと、学生の昼休みのような感覚に近い。
みんなでボールを追い、ゴールが決まれば喜ぶ。
いいプレーがでればみんなで褒め合う。
ミスをしても笑顔が飛び交う。
途中雨が降っても、ボールを追いかける皆さんの姿は青春のように思えた。
そこには上下関係があるようでなくて、スポーツを通じて、同じ汗を流す仲間になっていく。
本当の意味でスポーツの原点を見た気がする。

その中でコミュニケーションの一つとしてサッカーがあると話される方が多かった。
大人になれば、仕事を抜きにしたコミュニケーションを取る機会はそう多くないはずだ。
もちろん飲み会などに行けば、プライベートの話なんかもするかもしれない。
ただ、そこでスポーツもコミュニケーションの選択肢の一つにしてもらいたい。
同じグラウンドで、汗をかくことで言葉を交わさなくともその人の良さが見えてくることがあるはずだ。

この記事を書いたのは

山岸天舜 愛知大学4年(2023年9月現在)
小学校2年から高校3年生まで野球をプレー。大学2年時からJr.Athleteでインターンに参加し、そこでスポーツライターになることを決意。
現在もJr.Athleteインターン生として、日々、学生の取材・記事執筆の活動に取り組んでいる。

Jr.Athlete|地元学生の部活動を応援するフリーペーパー。学生、その親御さんから高い支持を得ている。

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