「説明」しない。「実体験」で伝える仕事と会社-浜松湖南高校|フィールドスタディ

DATE : 2023.05.22
目次

アイジーコンサルティングは、マイナビ社の総合探求学習・フィールドスタディに賛同し、取り組みに参画している。
2022年12月20日、静岡県立浜松湖南高等学校の生徒さんがフィールドスタディのために、アイジーコンサルティング メンテナンス事業部・浜松支店へお越しになった。その様子をレポートする。

▶マイナビの総合探求学習プログラム「locus(ローカス)」
https://locus.mynavi.jp/

この記事のPOINT
  • 新卒1年目社員が、実体験をもとに企画・運営!
  • 住宅メンテナンスのお仕事を実体験!?
この記事に登場する人
佐々木皓成さん
メンテナンス事業部 岡崎支店
2022年新卒入社し同年度の新人賞を受賞。湖南高校の卒業生。愛知県を中心にメンテナンス工事を担当。意欲的に仕事に取組み、お客様や先輩社員からの信頼も厚い。
佐野史弥さん
メンテナンス事業部 浜松支店 リーダー
2017年新卒入社。静岡県を中心にメンテナンス工事を担当。チーム力向上のため社員向けの研修なども企画するなど活動の幅を広げている。
渥美千鶴さん
メンテナンス事業部 浜松支店 主任
2017年キャリア入社。浜松市・湖西市を中心にメンテナンス事業部の法人営業を担当。営業部門の組織力向上に向けた新たな施策を企画・運営なども担っている。

「自分を覚えてもらう」スキルは社会に出るときに武器になる

まずはセミナールームでの講義からスタート。
アイスブレイクとして「自分を漢字一文字で表現しよう」というワークに取り組みました。

佐々木さん

皆さんがこれから高校を卒業して、大学へ進学したり就職をして社会に出たとき、自分のことを相手に分かりやすく伝えるスキルはとても重要です。
一般的な自己紹介だと、名前や趣味を説明することが多いと思いますが、それだけだとなかなか覚えてもらいにくいです。自分のことを覚えてもらうために、分かりやすくシンプルに表現するスキルを、今のうちから磨いていきましょう。
今回はその手段のひとつとして、「漢字一文字で表現する」ことにチャレンジしてみましょう。

突然のワークに、生徒さんたちは最初戸惑っていましたが、社員のサポートのもと和気あいあいとワークに取り組んでいました。

「走」で自己紹介をする佐野さん
談笑する渥美さん
自身の経験をもとにしたワークを企画した佐々木さん

会社と会社、会社と社会の繋がりとは?

続いて、アイジーコンサルティング・メンテナンス事業部の仕事についての紹介説明がありました。

渥美さん

アイジーコンサルティングは「forLONG」という言葉を掲げて、住宅のメンテナンス事業、新築住宅の建築、リフォーム、不動産、リユースなどの事業を行っています。
「forLONG」長持ちさせることは、
・無駄なお金を使わずに済む、経済的なメリット
・愛着あるものに囲まれて暮らす、精神的な豊かさ
・資源を大切にし技術を次世代に繋ぐ、社会的な意義
この3つの側面があります。
作っては捨てる社会ではなく、大切に長持ちさせることが当たり前の社会を私たちは目指しています。

地域の工務店さんとのパートナーシップが重要だと説明する渥美さん
渥美さん

私たち3人は、住宅メンテナンス事業を行う「メンテナンス事業部」に所属しています。住宅メンテナンス事業では、地域の工務店さんとの業務提携を通じて、お客様のお家の定期点検やシロアリ防除・外壁塗装といったメンテナンスサービスを提供しています。
私自身は、工務店さんの窓口担当の仕事をしています。工務店さんと、工務店さんで建築したお客様とが長く繋がっていけるよう、点検や施工を担当するメンバーと協力して仕事をしています。

自社の取り組みをSDGsにあてはめて説明する佐野さん
佐野さん

皆さん学校でSDGsというものを学んでいると思います。日本語だと「持続可能な開発目標」で、国際的に取り組んでいこうという目標です。
私たちの事業もまさにこのSDGsの考え方のとおりで、
・住み続けられるまちづくりを
・つくる責任つかう責任
といった項目の要素を、今までの話の中から感じていただけたのではないかと思います。これからも、社会に貢献できる企業であれるよう、様々なことに挑戦していきたいと思っています。

講義のあとは、いよいよお仕事体験です。

お仕事体験その1:シロアリの生態を学んでみよう!

アイジーコンサルティングの創業のきっかけでもあるシロアリ。シロアリは木造建築の材料である木材を食べるため、住宅に侵入してしまうと家の耐久性が低下するなどの被害を起こしますが、日常生活で遭遇することはほとんどありません。
実は、シロアリはまだまだ謎が多い生き物なのです。

このため、アイジーコンサルティングでも実験的に飼育をして、生態を観察するなど理解を深める取り組みをしています。
その一部を実際に見ることで、どのような生態をした生き物なのかを学びました。

シロアリの食害を受けた部材を観察
イエシロアリの巣の実物を観察

お仕事体験その2:床下の構造を体験してみよう!

普段意識することがない「床」。
床はどのような構造で成り立っているのでしょうか?
木造住宅の床の構造を再現した実物模型を使って、住宅がどのような構造になっているのか体験しながら、住宅メンテナンスの重要性を学びました。

実際の建築部材で床組みを再現

お仕事体験その3:専門機材を使ってみよう!

工事などの専門的な仕事では、専門的な機材を用います。
一般的には流通していないので、なかなか触れる機会はありません。
今回は特別に、実際に工事で使う専門機材を使ってみるワークがありました。普段できない体験に生徒さん達は緊張しつつも、機材を上手に扱えると思わず笑顔になっていました。

機材の扱い方を説明する佐々木さん
床下の構造模型を使って、施工のポイントを解説
水道水で専門機材の使い方を体験

質問コーナー

続いては質問コーナーです。

・住宅の仕事をするには、どんな資格が必要か?
・どんなことを勉強しておくといいか?
・仕事のやりがいは?

など、いろいろな質問をいただきました。

感想の共有

最後に、生徒さん・アイジー社員全員で、1日を通した感想を共有しました。

生徒さんからは、
・仕事をすることを身近に感じた
・今のうちから、自分のことを伝える準備をしたい
・住宅の仕事に興味があったので参考になった
など、嬉しい言葉をいただきました。

締めくくりとして、アイジー社員から、これから社会に出ていく生徒さんへのメッセージをお伝えしました。

佐々木さん

私は皆さんと同じ湖南高校の出身です。今年の春(2022年4月)にアイジーコンサルティングへ入社して、初めて社会に出て仕事に取り組んでいる最中です。私が社会に出てみて気付いたことを、皆さんへのメッセージとしてお伝えします。

●強みを活かす
自分の強みは社会に出て必ず役立ちます!

●学びに対する姿勢
社会に出てからも学ぶ事は沢山あります!

●現状を楽しむ
環境を言い訳にせず、その状況を楽しんでください!

生徒のみなさんへメッセージを送る講師
佐々木さん

冒頭のワークで取り組んだ「漢字一文字で表現する」は、「強みを活かす」ことに繋がります。強みがない人はいません。必ず強みがありますし、成長とともに変わっていくかもしれません。他の人と話をしたりして、自分の強みが何かを今のうちから考えながら過ごしてみてください。必ず自信に繋がります。

この記事のまとめ

職業講話やフィールドスタディの場で中学生・高校生に話をするとなると、会社や仕事の「説明」をしてしまいがちだが、今回のフィールドスタディでは、「社員が自分の実体験を伝える」ということがテーマになっていた。

新卒1年目だから見えること
中堅社員だから見えること
ベテラン社員だから見えること
それぞれの立場・視点によって見えることは違えども、「説明」ではなく「実体験」を伝えることが、生徒さんにとって「働くとはどういうことなのか?」を考えるきっかけになるということは共通しているように思う。

地域の生徒さんへ伝えることで社員も学ぶ。
こうした循環に引き続き参加していきたい。

▼過去の職業講話・フィールドスタディに関する記事はこちら
浜松学院高校 様
浜松市立可美中学校 様
浜松市立与進中学校 様
浜松市立天竜中学校 様
浜松市立中部中学校 様
浜松市立篠原中学校 様
 

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