「家づくり」はお客様の夢を形にする、やりがいのある仕事 ー名古屋市立山田東中学校にて職業講話を実施ー
今回、弊社WEBサイトに掲載されている静岡県浜松市での職業講話レポートを見て、名古屋市立山田東中学校様より、中学生のキャリア教育の一環として取り組まれている職業講話への登壇依頼をいただいた。 弊社による初めての愛知県名古屋市での職業講話である。2023年10月13日に行われた様子をレポートする。
▶ ジュニアアスリート
- 山田東中学校様からのオファーにより職業講話が実現
- 学校と民間企業のタッグで実現するキャリア教育
- 家づくり・建築という仕事を知る
- 地域の社会人と子どもの交流によって生まれる好循環
建築施工管理課
設計・コーディネーター
お住まい完成までのストーリー
職業講話は、次のような順番で進められました。 1.会社紹介&自己紹介 2.家をつくる仕事 3.質問コーナー 「家をつくる仕事」では、お客様が新築住宅を建てようと思い立ってからお引渡しするまでのプロセスを、 ・営業 ・設計&コーディネーター ・施工管理 の3つのステップに分けて紹介していきました。伊藤さん お客様がお家づくりをしようと思ったときに一番最初に窓口になるのが営業です。
営業は「お家づくり」についてのご案内をしていきます。どうしてお家を建てたいと思ったのか。その理由を聞いてあげることが大事です。
また営業はお家を売る人ではありません。お客様の気持ちに寄り添って、信頼してもらえるかが大事な職業となります。
お客様のご要望やお悩み・不安に思っていることをお聞きしたうえで、どうしたら解消できるのかをお伝えし、お客様を導くプロデューサーです。お客様が後悔しないために、お客様の夢の実現のために、たくさんの知識を得ていただき納得いく決断をしていただくためのサポートをしています。
お客様と想いが通じ合えた・共感していただいたら、はじめておうちづくりがスタートします。
伊藤さん 設計&コーディネーターは、お客様の要望を形にしていく仕事です。
外観のデザインの希望を伺ったあと、間取りを決めて行きます。
ではここで皆さんに質問です。
家に帰ってきたらまず何をしますか?
生徒さん 手洗いをします!
生徒さん トイレに行きます!
伊藤さん ありがとうございます。
そうですね。みなさん、それぞれ違いますよね。
間取りを決めるには、お客様の生活スタイル・生活導線に沿った提案をしていくことが重要です。
たとえば、玄関から入ってすぐに手を洗えるように、洗面室を近くに配置するとか。服をかけるとか。そのあと、すぐに自分の部屋へ行きたいのか、リビングに行きたいのかによって、階段や廊下の配置が変わってきます。
人によって叶えたい夢は違います。それを図面にしてお客様にご提案していきます。また、私たち設計の仕事は、間取りを決めるのがメインの仕事だと思われがちなのですが、家を建てるのに重要な仕事があと2つあります。
・間取りを決めていく
・地震に耐えられる建物になるよう構造計算を行う
・国の法律にそった建物を建てるための申請書類作成
この3つが設計の仕事です。
伊藤さん コーディネーターは、現在、私がメインで担当しているお仕事です。
今までの設計のお仕事では主に間取りを決めてきましたが、コーディネーターが最終的なお客様の完成のイメージを具体的に形にしていきます。
お客様の好きな雰囲気や家に帰ってきた時には幸せだと感じていただけるお家を実現していきます。
コンセントの位置もお住まい・生活スタイルに合わせて計画・ご提案しています。
例えば日ごろ使われている掃除機でいうと、ワイヤレスの掃除機なら、掃除機を充電する場所が欲しいですよね。また、お掃除ロボットを使用しているお家はロボットの充電スペースも必要です。普通の掃除機ならコードの届く範囲にコンセントが必要になってきます。このような細かな部分を1つずつ決めていきます。
コーディネーターの仕事は、
お客様のイメージをヒアリングする
具体的なお家のイメージを実現・提案
照明、コンセントを決める
設備を決める
工事がスムーズに進むよう計画
をすることです。
杉本さん 図面が決まったら施工管理の出番です。施工管理は、いわゆる「現場監督」のお仕事です。
平面だったものが立体的になっていきます。どのタイミングで職人さんを呼ぶのか、どの材料がどれくらいいるのかなど図面から多くの情報を読み取って計画を立てて、現場を動かします。
現場監督は、男性が多いイメージを持たれがちですが、弊社では女性も現場監督として活躍しています。性別関係なく活躍できる仕事です。
工事の看板とかに書いてある言葉があるんですけど、安全なんちゃらというやつがあるんですが、知っている人いますか?
生徒さん 「安全第一!」だと思います!
杉本さん はい、正解です。長い時間をかけて打ち合わせをして、いざ「夢をいっぱい持ったお家を建てます」となったときに現場で事故が起こったら、すごく残念な気分になりますよね。僕たち現場監督は、事故などが起こらないように安全第一で工事を進めるというのが一番大事な仕事だと思っています。
現場監督の仕事とは
・2Dの図面から3Dを立ち上げる
・図面をみて何が必要かなと計画する
・たくさんの職人さんに指示
・現場をスムーズにまわす
をすることです。
アイジースタイルハウスでは内装の仕上げに壁紙ではなく塗り壁を使用しています。サンプルをまわします。ぜひ触ってみてください。手触り、学校やご自宅の壁との違いなど、感じてみてください。
杉本さん 無事に工事が完了したら、お引渡しを行います。お引渡しというのは、お客様にお家をお渡しすること。これをお引渡しと言います。お家作りの一通りの流れが終わる最後の行事になりますので、たくさん喜んでいただいているようにサプライズを仕込んで仕込み、いつも楽しんでお引渡しをしています。
お引渡しが終わって家作りの第1章は完了となります。
なぜ第1章かというと、第2章があるからです。お家が完成した後も私たちはアフターフォローを続けます。お客様と一緒にお家を長く守っていくこと、これが我々のお家作りの第2章です。
仕事のやりがいとは
杉本さん 私たちの仕事のやりがいについてお話します。
現場監督は、「家」という形に残るものを作るお仕事なのでやったことが目に見えます。またお客様の大きな買い物であり、夢を叶えるお手伝いができます。そして現場をまとめる管理者として自分の成長や大きな達成感があります。とてもやりがいのある仕事です。
私たちが作っているのはお家なんですけど、お客様の想いとか夢とか幸せとか、そういった目に見えないものを実際に家という形にしてお届けすることが一番のやりがいかなと思っておりますので、皆さんもお仕事を選ぶときはぜひそういう自分自身が楽しい、ワクワクを感じることを見つけていってほしいです。
伊藤さん ほとんどの方にとって家は一生に一度、しかも一生の中で一番高額な買い物です。そのお家作りに貢献させていただけることは、それだけ責任も重大ですが、その分喜びも大きく、やりがいも感じています。そんなお客様の一生にとって大事な「家づくり」に携わり、お客様の大切な思い出の中に私が存在するということも、やりがいに思っています。
またお客様に直接感謝の言葉をいただいたり、笑顔を見ることができるのは本当にモチベーションになるんです。私はこの業界を選んだこと、また今、設計という仕事を担当できてすごく嬉しいなと毎日思っています。
質問タイム
生徒さん 家づくりにはどのくらい期間がかかるのですか?
杉本さん お打ち合わせから含めてトータル最短で10ヶ月です。ただこれも私たちの会社での期間であって、もっと短いところもあります。建築する土地が決まっているかどうかなどの条件によっても期間は変わってきます。
生徒さん 自分が家を建てるのであれば、どんな家にしたいですか?
伊藤さん 私は、自社の会社の家が大好きです。ですのでアイジースタイルハウスで建築したいです。弊社の社員は自分の会社で建てる家が大好きなんですよね。どんな家かは、ぜひ弊社のホームページやinstagramを見てみてください。そこに答えがのっています!
▶ アイジースタイルハウスWEBサイト
生徒さんへのメッセージ
杉本さん 今、宿題、毎日ちゃんと出せていると自信がある人はいますか?
今、宿題を期日通りに出せてない人は、大人になっても変わりません。
私が中学生の時は、宿題を期日通りに全然出せなかったタイプなんですけど、仕事を始めて苦労しました。「期日を守る」習慣を強制するのが大変でした。社会人は学生と違い、お金をいただいて仕事をしていますから「期日遅れ」は許されません。責任があります。「当たり前のことを当たり前にする」皆さんが社会人になってから苦労しないように、良い習慣を身に着けておいてくださいね。
伊藤さん 今、部活とかいろんなことに取り組んで頑張っていると思いますが、そのときの頑張りが大人になった今も自信となってずっと残っています。私が中学生の頃、バレーボールのクラブチームに入っており、毎日夜9時まで練習して帰る日々だったんですけれど、あの厳しい練習を乗り越えたことで、「この先何があってもやっていける」という自信になりました。自分が今やってることは、何かしらの糧となり自信につながるので、ぜひ今を一生懸命に取り組んでくださいね。
職業講話を終えて
職業講話を終えて、講師を務めた感想を杉本さん・伊藤さんに伺いました!杉本さん まず楽しかったです!生徒さんたちと接していて、自分が中学生の頃は、こんなにしっかりとしたこと言えていなかったなと笑。そして素直で真っすぐで、良い刺激をいただきました。今日の講和を聞いて、建築・家づくりの仕事に興味を持ってくれたなら嬉しいです。また生徒さんたちの人生・職業の選択の中で少しでも役立てていただけると幸いです。
伊藤さん まず自分が楽しかったです。実際に自分が中学生の時の職業講話、社会人の先輩に話を聞く機会をもっと大事にしておければよかったなと思いました。また、初めて講師として話す立場に立ち、伝える側となってみて、自分たちのやっている仕事の意義や価値、やりがいを再確認する良い機会となりました。講話を聴いてくれた生徒さんたちの感想を聞いてみたいです。
また次回、このような機会があったらぜひ講師をやりたいです!
普段、お客様とのコミュニケーションが中心になりがちな社員にとって、「中学生への職業講話」は、自分自身のキャリアや仕事観と向き合う機会となっている。自分の仕事をどう定義するのか?それをどう表現するのか?家づくりという仕事の魅力・楽しさを伝えたい、仕事の価値を伝えたい。「仕事のやりがい」について語る社員は、活き活きとしていた。また、真摯に話を聞き、多くのことを吸収しようとする生徒さんの姿勢に我々スタッフが感心させられる時間だった。
今後は静岡県同様に愛知県内でも職業講話を積極的に行い、地域社会へ貢献していきたい。
・ 浜松湖南高校 様
・ 浜松工業高校 様
・ 浜松学院高校 様
・ 浜松市立可美中学校 様
・ 浜松市立与進中学校 様
・ 浜松市立天竜中学校 様
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