社員が所属する日本一のスポーツチームに学生記者が突撃取材 !【後編】~仕事をしながら日本一を目指す~

DATE : 2023.10.16
目次
第一部ではビーチハンドボールという競技について、そして「SWAG」というチームについて様々なことを話していただいた。
社員が所属する日本一のスポーツチームに学生記者が突撃取材 !【前編】~ビーチハンドボールの魅力~
第二部ではスポーツが仕事や人生にどのように生きてきたのかについて話していただいた。 (取材・執筆:愛知大学4年 山岸天舜)
この記事のPOINT
  • ビーチハンドボールとの出会い
  • 社会人としてスポーツと関わることで
  • 思わぬところで経験が活きる
  • SWAGとしてのこれから
この記事に登場する人
芝 奈津実さん
株式会社アイジーコンサルティング 法人課
ポジション:GK(ゴールキーパー)
ビーチハンド歴:5年
中学〜大学までハンドボール部で普段は会社員。好きな食べ物はサーモンアボカド丼。趣味はサッカー観戦、サーフィン、ソフトバレー。
川畑 博美さん
ポジション:DF(ディフェンス)、SP(スペシャル)
ビーチハンド歴:4年
高校、大学はハンドボール部に所属。普段は営業として働きながら、今でも社会人チームで活動中。好きな食べ物:お肉。
加藤 真彩さん
ポジション:RW(右サイド)
ビーチハンド歴:7年
中学〜大学までハンドボール部。普段は会社員。好きな食べ物はカニときゅうり。
谷川 祥子さん
ポジション:SP(スペシャル)
ビーチハンド歴:10年
普段はオーストラリアで働きながら、専門学校で勉強中。
好きな食べ物は寿司。趣味はハイキングとサイクリング。
赤石 有里紗さん
ポジション:LW(左サイド)
ビーチハンド歴:6年
目標→SWAGメンバーと世界で戦う&ビーチハンドボールの県予選開催。
【取材】山岸天舜さん
愛知大学4年
スポーツライターを目指して活動中。小学生~高校生まで野球をやっていた。

ビーチハンドボールとの出会い

ビーチハンドボールはいつから始めたのですか。

川畑さん 4年前に、先輩にビーチハンドボールの日本代表選考会に誘われて、その時初めてこの競技を知りました。
ハンドボールは高校からずっとプレーしていたので、知った時はすごく興味が湧いて、プレーする気になりました。

赤石さん 高校のOGの方に千葉県であったビーチハンドの大会に誘われたことがきっかけでした。
私も元々ハンドボールをプレーしていたこともあって、当日いきなり参加をしました。
ハンドボールよりも攻守の切り替えにスピード感があって、面白いなと思いました。

加藤さん 大学までハンドボールをプレーしていて、高校の頃の外部コーチにビーチハンドを紹介してもらったことがきっかけです。

芝さん 私は加藤さんと中高大ずっと一緒の幼馴染なんです。
私もみんなと同じようにハンドボールをプレーしていましたが、ビーチハンドボールは彼女に誘ってもらったことがきっかけです!

選手の皆さんはハンドボール経験者が多く、そこから派生してビーチハンドボールをプレーしている方が多かった。 ビーチハンドボールを知り、なんとなく面白いと思い、競技を始めたこと。 やはりスポーツを始めるきっかけは「面白そう」「楽しそう」。

社会人としてスポーツと関わる

社会人になってからもスポーツを続けようと思う理由

加藤さん 続けたいという感覚ではなくて、スポーツは生活の一部になっている感じですね。
何かスポーツをプレーしたい。
今もビーチハンドボール以外にバレーを週二日でプレーしています(笑)
スポーツをやるのはとにかく楽しいです。

芝さん 続けようと思った理由とはまた違うんですが、社会人になってからプレーするスポーツは楽しいです。自分で選んだ道ではあるんですが、学生の時はやっぱり部活動の厳しさであったり、どうしてもやらされてしまっている感じがあると思います。
でも社会人のスポーツはやりたいからやる。
運営面などの大変なことはあるけど、学生の時に感じられなかった楽しさがあるということを学生に伝えたいです。

繰り返しになってしまうが、「スポーツ=楽しい」。 これはスポーツをプレーする原点だ。 もちろん部活は自分で入ったものだし、競争、勝ち負け、厳しい練習があるのは仕方ない。 ただ、それでスポーツそのものを嫌いにならないで欲しい。 好きなスポーツ、やってみたいスポーツがあるならいつ、何歳になって始めてもいい。 そして、社会人になればその楽しさはより強く感じられるのではないだろうか。

スポーツが人生に活きる瞬間

ビーチハンドボールだけではなく、今までのスポーツのご経験が仕事に役立ったことはありますか。

芝さん 話のネタになります。
私は営業部署に勤めているんですけど、「ビーチハンドボールの芝さん」で覚えてもらえますね。
日焼けしているので、何かスポーツをやっているか聞かれることも多々あります(笑)

川畑さんやっぱり覚えてもらえるのは最大の利点ですかね。
ビーチハンドボールをやっている人と相手に知ってもらえます。
それと、仕事が採用関係なので、体育会系の方を採用する際に、自分のこれまでのスポーツとの経験を照らし合わせていけるのが役立っているかなと思いますね。

谷川さん チームスポーツなので周りを見て動く力は身に付きますし、それは仕事でもかなり役立っています。このチームは気を使えるメンバーばかりなので、そういった面はチームスポーツや部活動に所属していた人ならではの強みなのではないかなと思いますね。

加藤さんは就職活動の際にスポーツの経験が生きたと話してくれた。

加藤さん大学時代にインカレに出場していたこともあって、それは就職活動の際によく話していました。
結果はもちろんそうですが、そこに辿り着くまで努力したきたことや辛いことに耐え抜く忍耐力は強みになります。

スポーツをしてきたことで培った財産について

谷川さん スポーツをしてきたことは自己肯定感に繋がりますよね。
努力して結果を残せばもちろん自信に繋がりますし、逆に結果が出なくても頑張ったという経験がスポーツでできるのは自分の支えになるのではないでしょうか。

赤石さん スポーツでは公式戦でこれだけ練習したから勝てることもあれば、逆にこれだけ練習したのに負けたということが何度もあります。
でも、そのどちらも経験するからこそ、また挑戦しようと思えます。
何事にも挑戦する心はスポーツによって磨かれた気がしますね。

逆にスポーツをやっていて辛かった経験はありますか。

加藤さん 学生の時は毎日の練習が辛かったですね。
でも、社会人になったらなったですべて自分たちでやらなければいけない辛さ。
自由にやれている面は社会人の方が大きいため、そこの楽しさは大きいですけど、大変さがなくなるわけではないです。

谷川さん 当たり前ですけど、頑張っても結果が出ない時はやっぱり辛いですね。
うまくいかないと逃げ出したい時も多々ありますよ。
年齢を重ねればもちろん疲労もありますし、しんどい時はある。
ただ、今も勝ちたい、うまくなりたいとは思っているから努力できますね。

最後にビーチハンドボールの今後について話してもらった。

川畑さんビーチハンドボールというスポーツが今よりももっと普及していって欲しいなと思います。
日本代表の件や、国内大会・イベントの開催は私たちだけの力ではどうしようもないことがあるのも事実なので、そこにどうアプローチしていくかですね。

谷川さん 試合に勝たなければならないと思います。
今回のバスケットボールのW杯など話題になるスポーツやメジャースポーツはやっぱり日本が勝つことが多い。
どうしても勝つことでしか得られない注目はあると思うので、今以上にSWAGで強くなっていきたいですね。

今回取材させていただいたビーチハンドボールチーム「SWAG」は、日本一、その先の世界を働きながら目指す社会人チームだった。 社会人になってからもトップレベルでスポーツを続けることはなかなか難しい。 仕事の大変さや、家族との関係性が大きくかかわってくると思う。 ただ、そういった要素があっても、スポーツを好きという気持ちがあるからこそ続けられる。 「好き」を根本に、勝ちたい、うまくなりたい、仲間とプレーしたいという気持ちが選手たちの原動力になっているのだ。 断っておくが、この記事で伝えたいことは、やるからにはトップを目指すべき、働きながら頂点を目指す社会人のすごさといったことではない。 社会人になってプレーするスポーツは楽しいから続けられるということだ。 多くの人がスポーツを始めたきっかけはそういった楽しい要素なのではないだろうか。 それがいつしか勝ち負けや競争の中で、苦しいものに変わり、やらされるものになっていく。 ただ、そういった経験があって、今の支えになっている人も多い。 だから、社会人になってからもう一度スポーツを始めてみてはどうだろうか。 今部活動に励んでいる学生も、社会人になってからもスポーツを続けてみてはどうだろうか。 そうすることで今までと違ったスポーツへの向き合い方ができるかもしれない。 かけがえのない仲間に出会えるかもしれない。 新たな自分が見つかるかもしれない。 もしかしたら、日本一を目指したいと思えるかもしれない。 この記事を読んで、少しでもスポーツをやってみよう、続けようと思う人がいれば幸いだ。 また、ビーチハンドボールという競技に興味を持った人は、実際の競技をぜひ見てほしい。 想像以上の迫力、興奮、感動があるはずだ。 そして、できることならSWAGの試合を観戦してみて欲しい。 選手たちの頑張る姿、笑顔はきっとあなたに力をくれる。
この記事を書いたのは

山岸天舜 愛知大学4年(2023年9月現在)
小学校2年から高校3年生まで野球をプレー。大学2年時からJr.Athleteでインターンに参加し、そこでスポーツライターになることを決意。
現在もJr.Athleteインターン生として、日々、学生の取材・記事執筆の活動に取り組んでいる。

Jr.Athlete|地元学生の部活動を応援するフリーペーパー。学生、その親御さんから高い支持を得ている。

関連記事
山岸さんが執筆を担当した記事
社会人×スポーツ FC ASANO〜サッカーで人を繋ぐ場所〜(前編)
社会人×スポーツ FC ASANO〜サッカーで人を繋ぐ場所〜(後編)
学生ライターが「社内フットサル大会」に突撃取材! 楽しさを追う、スポーツというコミュニケーション

山岸さんの紹介はこちら
大学生ライターが語る「頑張る人は美しい」

What’New

新着記事

地球品質を体感する家づくり 浜松西展示場での社員勉強会レポート

DATE : 2024.12.02

「継続は力なり」16年目を迎えたアイジーのゴミゼロ活動レポート

DATE : 2024.11.22

新任会長と語る!”関係性の質を高める”アイジーワークスの取り組みについて

DATE : 2024.11.14
Ranking

人気記事

自分をさらけ出した先に見える安心感とは?ライフラインチャートが叶える「心理的安全性」について

DATE : 2023.10.02

社員の声で生まれた「F休(エフキュウ)」で、更なる働きやすさの向上を目指す

DATE : 2023.04.03

「家族と、のんびり&お得に過ごせました!」 マネージャーに聞く「リフレッシュ休暇制度」活用術

DATE : 2022.07.07