新入社員が体感する『アイジーの森』活動 ~CSRと自然の大切さを学ぶ一日~
- 日常から離れ森のこと、自然のこと、社会課題について考える
- 「企業の力を自然へ向ける」CSRとしての森林保護活動
森の中での植林活動やアウトドアクッキングを通して、心身のリフレッシュにつなげようという目的で、年に2~3回、社員参加型のイベントを開催してきました。
▶N.P.O.プレンティアの森の活動とは?
https://365-plus1.forlong.jp/310
今回、2024年4月に入社した新入社員9名がアイジーの森活動に参加。
活動を通して学んだこととは何か?感じたことは?「森での1日」に密着しました。
いざ アイジーの森へ
アイジーの森は、車が通れる道路から山へ入り、10分ほど歩いたところにあります。森での活動に必要な道具も、各々が担当して運んでいきます。
通路は整備されているとはいえ、ちょっとした山道です。
細い通路を進んでいき、到着したのは、森の広場。
森の中の開けたスペースを活用し、活動拠点にします。
森のこと、自然のことについて知ろう!
水野さん この森林再生・環境保全活動は未来のためになる活動です。
いま森林課題・環境問題が起きているのは、人間が生態系の王者になり、環境を破壊してしまったからなんです。王者としての帝王学を持った暮らし方を人間がしていればこんなに大気を汚染することも無く、ごみの処分に苦労することもないんです。人類一人勝ちのSDGsから考えていかなければなりません。昔は里山(集落、人里に隣接した結果、人間の影響を受けた生態系が存在する山)と里との間で循環型社会になっていたので、そんな問題はなかったんです。だから基本的にSDGsの原点は里山にあると思うのです。
また人間が森を施業して循環型生態系の原点の里山に戻していく、森の再生には課題は山積みですし時間も労力もかかります。自然環境・生態系を完全に戻すことはできないですが、人間が生態系の王者としてどうしていくか、それを考え行動していくことが「SDGs」だと思っています。その活動の一歩として、森林再生活動を共に行っていきましょう!
広葉樹が成長しやすい環境をつくる
どんぐりの苗が元気に育つよう、少しだけ人間の力で整地します。
切り株や倒木を利用してダムのようなものを作り、貯水ができるように植樹の準備作業を行いました。
新入社員の皆さんのチームワークが試されますね!
「あっ!シロアリ見つけた!!」
シロアリをより身近に感じる瞬間もありました。
思い思いに、マイペースで活動できるのも、アイジーの森の魅力です。
「私はこれをやるね!」
主体的に動く新入社員たちを見て、引率担当の澤井さんは密かに感涙したとか、しないとか…。
新入社員たちはとても頼もしかったです!!
「ただ苗を植えれば育つわけではない」
いろいろと学びの多い時間となったようです。
アウトドアランチ!
みんなが森の整地へ出かけている間に、森の広場ではお昼ご飯の準備が進められていました。作ったのは、 カレースター・水野仁輔さんオリジナルレシピ「カレー」です!!
さて、おいしくできたのでしょうか?
N.P.O.プレンティアの森・代表の水野さんの息子さんです。
カレーを極めるために全国各地を飛び回る、カレー研究家です。
▶カレースター・水野仁輔さん
https://www.1101.com/curryproject/prof.html
▶「カレースター」を命名したのは、コピーライターの糸井重里さん!
https://www.1101.com/j_mizuno/
こんなスペシャルカレーを、森の中で食べられるのですから、美味しくないわけがありません。
もちろん絶品です!!そして、あっという間に間食してしまいました!!
使用するのは新聞紙です。生態系を維持するために人間が動植物の邪魔にならないように生活する。
森をそのままの状態で汚すことなく帰る。こういった小さな心がけが森林環境を守ることに繋がっていきます。
ビジネスマナーなどの社会人として必要な知識や、会社のことについて学ぶ座学研修が続いていた中、気分転換も兼ねて自社の社会貢献活動を学んでもらう機会を設けました。心と体をリフレッシュする、良い機会となったようです。
新入社員の皆さん、また「アイジーの森」活動に参加してくださいね!
アイジーの森活動を終えて
活動を終えて、参加した新入社員たちは何を感じたのでしょうか?新入社員 森や木は私たちが住宅を作るために必要であり、地球環境をよくするためにも必要だと思います。現在の森林課題は、人が生態系を壊してしまったことにあります。自然があるから生きていける、自然や木があるから私たちの仕事があるのだと再認識できました。いろいろと気づき・学びが多かったです!地球環境・自然を守ること、ごみの分別や小まめな消灯などできることから実践していきます!
新入社員 企業で取り組んでいるCSR活動を実際に体験出来て良かったです。森林課題や、この活動の意義について知ることができました。社会課題・森林課題に目を向ける良いきっかけになりました。
また、スーツを着て会議室で行ってきた本社研修とは違った自然いっぱいの環境でリフレッシュすることができました。またラフな服装で体を動かす作業を通じて、同期の仲間と声を掛け合ったり話をしたりと自分らしくコミュニケーションをとることができました。同期との絆も深まった気がします!
新入社員 地球課題・森林課題について考える良い機会になりました。森林課題解決のために、この森づくりの活動の継続が大事だと感じました!
今回の森づくりではチームに分かれての作業が多く、その中で「自分の役割は何か」「他の人はこれをしてくれるから、私はサポートしよう」など、全体を見て活動することができました。皆で協力する場面が多く、私自身、そして同期のメンバーも含め、「チーム力」が少し身に付いた気がします。今回、森づくりに参加できてよかったです!!
澤井さん 今回、新入社員の皆さんに「アイジーの森」の活動を体験していただいた目的は、自社の取り組んでいる社会貢献活への理解を深めてもらいたいということと、各店配属前の本社研修期間中のリフレッシュを兼ねてです。研修でもアイジーコンサルティングで行っている社会貢献活動について説明するのですが、知っているだけではなく、体感することで活動の意義を感じることができると思うのです。実際に、プレンティアの森の水野さんが目の前でチェーンソーを使い目の前で木を伐採するところを見たり、足場の悪い中で倒木を運びダムづくりをしたり、体感すること理解も深まったと思います。
また、今回の森の活動は、新入社員の本社研修期間の中日に行いました。スーツを着て会議室で知識を詰め込む日々が続く中で、気分転換を兼ねて自然の中でリフレッシュしてもらいたいという想いもありました。実際に、この活動の日は、皆朝から目がキラキラと輝いていましたね。
今回、「アイジーの森」活動に参加し、活動の意義の理解を深めることはもちろんですが、それよりも本社研修で学んだ社会人としての基礎力・チームで仕事をする上で大切なことを実践していた姿が印象的でした。周囲を見て自分に何ができるか考え主体的に動く、声を掛け合い仲間と協力して作業をするなど、こちらから指示をしなくても自然と会議室で学んだことを実践していたのです。新入社員の素直さ、そして成長を感じる瞬間でした。机上で学んだ知識は実践しないと意味がありません。学びを「現場で実践する」良い機会となりました。新入社員同士のコミュニケーション・絆も深まったようです。来年の新入社員たちにも「アイジーの森」活動を体験してもらう機会を作っていこうと思います!
「アイジーの森」活動は、単なる森林再生・植樹活動ではない。人間が壊してしまった生態系を元の状態に近づけるための持続可能な活動である。
プレンティアの森のテーマである「プレジャー&ボランティア」のとおり、自然体験を通して、人と自然との繋がり・人と人との繋がりを体感できる機会になっている。
今回の「アイジーの森」活動を通じて、新入社員たちは自社の社会貢献活動を深く理解し、自然環境の重要性を体感した。活動を通じて得た気づきや学びは、今後の業務においても大いに役立つことだろう。今後もこのような活動を通じて、社員一人ひとりが成長し、社会に貢献できる企業を目指していく。