社会との関わりを「体感」しながら学ぶ-浜松湖南高等学校|フィールドスタディ

DATE : 2024.04.08
目次
アイジーコンサルティングは、マイナビ社の総合探求学習・フィールドスタディに賛同し、取り組みに参画している。 2023年12月20日、静岡県立浜松湖南高等学校の生徒さんがフィールドスタディのために、アイジースタイルハウス浜松へお越しになった。その様子をレポートする。

  ▶マイナビの総合探求学習プログラム「locus(ローカス)」
この記事のPOINT
  • マイナビの総合探求学習プログラム「locus(ローカス)」を通じたフィールドスタディに参画
  • 企業と社会の関わりを「体感」「実感」しながら学ぶ機会を創出
  • 社員にとっても新たな気づきを得る機会になっている
この記事に登場する人
芥川建斗
ライフプラン事業部 アイジースタイルハウス浜松・豊橋
施工管理
アイジースタイルハウスの現場監督。自宅の建築を機に植物を育てる事にハマっている。一児の父。
古田健太郎
ライフプラン事業部 アイジースタイルハウス浜松・豊橋
施工管理
アイジースタイルハウス浜松スタジオの現場監督。趣味はスポーツ観戦。二児の父。
龍野有貴
ライフプラン事業部 アイジースタイルハウス浜松・豊橋
設計
2023年 新卒入社。専門学校で建築を専攻。趣味はアウトドア。

講義タイム

まずは、講師を務める社員の自己紹介と、アイジースタイルハウスの会社紹介を行いました!

生徒さんへの講義内容は以下の通りです。
①アイジーコンサルティングの事業紹介、創業の原点のお話
②住宅メンテナンスから、リフォーム・耐震へと事業を拡大した経緯
③現在のライフプラン事業部を開始したお話
④アイジースタイルハウスのコンセプト『地球品質』について
⑤JAPAN WOOD PROJECTについて
事業紹介・ライフプラン事業部について
ライフプラン事業部について語る龍野さん

龍野さん 私たちライフプラン事業部は「アイジースタイルハウス」という名で活動しています。
長年、建物のメンテナンスをおこなう中で培ってきたノウハウを活かし、本当に安心して住める、長持ちする住宅を提供しています。

現在では、「地球品質」というコンセプトを掲げ、機能的価値・感性的価値・社会的価値の3つの価値を両立するお家づくりに取り組んでいます。

※「地球品質」について詳しくはこちら
https://www.e-igc.jp/earth/

「JAPAN WOOD PROJECT」について

芥川さん 続いてアイジースタイルハウスハウスが取り組んでいる社会課題解決とサプライチェーンについてご説明します。

「木材」をとりまく社会課題に、「国産木材の自給率低下」があります。
国産材の自給率は35%、建築構造材の自給率だと3%しかありません。また、日本は国土の7割が森林で覆われている森林大国ですが、木材として使われているのは5%にとどまると言われています。

本来、近くの里山の恵みを受け、生きていく日本文化を継承する為にも、林業や地場産業は守り育てていかねばなりませんが、現実は厳しい状況にあります。
地場産業の衰退事例は数多くありますが、日本独特の複雑な流通と連携不足も問題解決を阻害しています。

木材がお客様に届くまでには、林家、丸太市場、製材所、販売店、加工業者、住宅会社というサプライチェーンが存在します。しかし、従来の形は、そこに資材の流れが存在しているだけ。各段階の事業者さんの話を聞いてみると、サプライチェーンが一方通行になっていることで、サプライチェーンの各段階でそれぞれに課題を抱えていることが分かりました。こうした課題を踏まえ、私たちは浜松の木材を取り囲む新しいサプライチェーンを構築しました。
それが「JAPAN WOOD PROJECT」です。

森林課題解決を目的とした「JAPAN WOOD PROJECT」の説明をする芥川さん

芥川さん 従来のサプライチェーンが一方通行だったのに対して、
「JAPAN WOOD PROJECT」では、関わる人たちが全員で集まって話し合う場をもうけ、その場で木材の生産計画を立てる仕組みとしています。
こうすることで、各段階で困っていることを持ち寄り、全員で解決方法を考えて実行することができるようになりました。

課題解決の取組・ポイントはこちら
①交わることのなかった業者間で協議 新しい木の使い方を構築
②1本の丸太を1棟で使い切る 通常棄ててしまう部分の活用
③在庫ロス『ゼロ』の設計計画 使う木材の大きさを絞り込む

アイジースタイルハウスでは、静岡県天竜の木材を使い、家づくりをしています。柱や梁などの構造材だけでなく、床や枠、また家具などの造作材にも使用し、山に眠る大径材と呼ばれる木材を無駄なく活用しています。

※「JAPAN WOOD PROJECT」の詳しい取り組みはこちら
https://ig-consulting.co.jp/jwp/


コンセプトハウス見学

講義が終わると、いよいよコンセプトハウス・事務所の見学です。
コンセプトハウスの中を、芥川さん・古田さん・龍野さんがご案内。 「ここがリビングで・・・」と間取りをご説明しながら、使われている木の種類・なぜ自然素材を使うのか?などを口頭でご紹介していきました。皆さん、メモを取りながら、それぞれのご自宅と比べながら楽しそうに見学をされていました。
説明に真剣に耳を傾ける生徒さんたち。 中には、専門的な質問をされる生徒さんもいらっしゃいました。

意見交換会

意見交換会では、ここまでのフィールドスタディで学んだことをもとに、生徒の皆さんが感じたこと・気づいたことなど、率直な感想や意見を共有する場です。 今回は、アイジースタイルハウスでも使用している天竜材の活用についてです。

芥川さん 先ほどJAPAN WOOD PROJECTの活動についてお話させていただきましたが、弊社では地元の天竜材で家づくりをしています。
その天竜材の魅力を伝えたい、地域を活性化させたいとのことで、建築余剰材を活用しベンチやバス停などを今まで作成してきました。
そこで、皆さんに考えていただきたいのはこちらです。
天竜材を使って作れるもので、地域にあったら嬉しいものは何ですか?考えてみてください。

古田さん それでは、出た意見を発表してください!

生徒さん 店舗前にあるバス停を見て「素敵だな」と思いました!このようなバス停がもっとたくさんできるといいな!と思います。

生徒さん 私は駐輪場を作ってほしいです!

生徒さん ゴミ箱はどうでしょうか?

生徒さん 天竜材で公園を作ってはどうでしょか?ベンチ、遊具、いろいろと活用できそうです。

「駐輪場」は日常的に自転車に載っている高校生だからこその視点で、私たちは全く思いつかないアイデアでした。その他にもいろいろとアイデア・意見が出て盛り上がりました!

フィールドスタディを終えて

講師を務めたみなさんは、生徒さんとのやり取りの中でどのようなことを感じたのでしょうか。感想を聞いてみました。

龍野さん コンセプトハウスの案内・説明をする中で、自然素材のお家がなぜ良いのかということを 2階の実験スペースで説明をしたのですが、自然素材は傷ついても集成材とは違って、傷がついても目立ちにくかったりとかメリットもあるんだよと伝えた際に「へぇ」と驚いてくれたり、素材の魅力を感じてくれたりと、素直な反応が見れて良かったです。 また「コンセプトハウスにずっといたいな」「木の香りがとても良いな」と 言ってくれた生徒さんもいて、実際に体感しての感想は嬉しかったです。生徒さんたちに色々と体感してもらいながら楽しくご案内できたと思います。生徒さんたちの探求心に良い刺激を頂きましたし、コンセプトハウスでの素直な反応に、やはり「アイジースタイルハウス」の家は良いな!と改めて思いました!

芥川さん コンセプトハウス・事務所を案内した際の生徒さんたちの反応が印象的でした。実際に自宅を建築中であったり戸建て住宅に住んでいる生徒さんから「自宅よりも居心地がよい」「こんなお家を建ててほしかった」「ずっといたいね」など、率直な反応をいただけて、嬉しかったです。素材、空間、家全体の良さに共感してもらえたのかなと思います。
またコンセプトハウスにあるソファやテーブルはJAPAN WOOD PROJECTで作成したものになるのですが、「こういう丸太からできているんだね」と、説明した内容を実際に体験してもらうところまで一貫してお伝え出来たのが良い学びの機会になったのではないかと思います。
日常の中で生徒さんたちと話をしたり意見交換をする機会はそうそうないので、私たちとしては学びが多く、そして楽しい時間でした。ありがとうございました。

古田さん スタイルハウスのスタッフは熱い想いを持って常に取り組んでいますが、高校生の皆さんもそれぞれ自分の意見をしっかりと持っているという事に感銘を受けました。自分たちは生徒さんたちに知識や経験を与える事はできますが、逆に新鮮な意見・自分たちで思いつかない意見を知るのは、フィールドスタディならではだと思います。自分たちも、日々お施主様や業者の方々から気付かされる事も多くありますが、こういった場面で生徒さんからも気付かされる事も多いです。私にとって非常に充実した時間となりました。

フィールドスタディ終了後に生徒さん達より感謝状を頂いたのですが、そちらを見てまた様々な感情が沸きました。皆初めて会いましたが、皆さんがどんな気持ちでスタイルハウスに来てどういった感情になったのかがとても伝わってきました。
生徒さんたちからの感想に「人柄・いきいき」というワードが多く書かれており、数時間だけでもスタッフの印象や接し方で感じて頂いたようでこちらも嬉しい感情になりました。
また、地球品質・JAPAN WOOD PROJECTという初めての内容にも興味を持って頂き、高校生の皆さんに新しい刺激を与える事ができたと思います。

今回訪問してくれた生徒さんたちの中には建築に興味の無い方もいたのですが、フィールドスタディを経て、建築や住まいづくり自体に興味を持ったという感想もありました。将来、他の業界でも、社会人になる道のりの少しでも手がかりや参考になっていたら幸いです。

この記事のまとめ

高校生は、将来の夢や進路について真剣に向き合う機会が増えるタイミングだ。そのタイミングで、企業と社会の関わりについて実体験を持って知ることは、キャリア形成上とても重要な機会となる。
参画する企業の側としても、参加いただいた生徒さんと真剣に向き合うことで、社員に新たな気づき・発見がもたらされる。どのような社会課題に、自分たちの事業活動がどのように関わってきたのか。そしてこれからどのように関わっていくのか。社員一人一人が向き合う場として、今後もフィールドスタディの取り組みに参画していきたい。

▼職業講話・フィールドスタディに関する記事はこちら
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