未来を担う世代へ伝えたアイジーコンサルティングの仕事～浜松市立中部中学校にて職業講話を実施～

村瀬さん　これから職業講話を始めます。よろしくお願いします！まず、私の自己紹介からしますね。村瀬文菜と申します。富士市で育ち、いまは浜松に住んでいます。学生時代は、バレーボール、陸上（短距離）、ダンス（ヒップホップ）をやっていました。よろしくお願いします！

石井さん　石井海斗です。隣の県の愛知県豊川市出身です。小学校から大学までずっと野球をやってきました。野球やっている子、いますか？豊川といえば豊川稲荷です。よければお休みの日に遊びにきてくださいね。

金栗さん　金栗晴花です。今年アイジーコンサルティングに入社した、皆さんと同じ1年生です。出身は大阪です。中学時代は陸上部に所属し、高校生の時は、USJでアルバイトをし、ハリーポッターのエリアでバタービールを販売していました。大阪も良いところなので、ぜひ遊びに来てくださいね。

村瀬さん　会社の紹介もさせてください。私たちの会社・アイジーコンサルティングは、本社が浜松中央区の住吉にあります。創業は1899年で、今年で126周年を迎えます。1899年がどんな時代だったかというと、関西から大阪までの長距離電話が可能になった、そんな時代です。みなさんが知っていそうな企業だとカゴメさんや吉野家さんが同い年になります。

村瀬さん　従業員数は260名で、事業内容は建築・不動産、住宅メンテナンス、アフターマーケティングとなっています。こちらの写真は、アイジーコンサルティングのモデルハウスです。浜松アリーナの近くにありますので、近くを通ったら、ぜひ見てみてくださいね。また、建築過程で余った地元の天竜ヒノキの端材を集めてベンチをつくり、はままつフラワーパークへ寄贈するという活動も行っています。はままつフラワーパークへいった際は、こちらのベンチがないかぜひ探してみてください。

金栗さん　今日は、みなさんに住宅に関する仕事の話をさせていただきます。
では、突然ですがここでクイズです。日本の木造住宅の平均寿命は何年でしょうか。Aが25年、Bが30年、Cが50年、Dが100年になります。では、Aだと思う人！
Bだと思う人！…

村瀬さん　正解は「B 30年」です。イギリスでは140年、アメリカが103年、フランスが85年とされるなかで、日本は約30年。世界的にみてもお家の寿命が短いんです。
そんな日本の住まいを長持ちさせるために、私たちが掲げているミッションが「for LONGずっとで価値ある未来を創る」です。日本の住宅なんですが、実はその多くが長く使い続けることができないと言われています。昨今、世の中では持続的、つまりサステナブルな考え方が良いとされているので、その真逆にあるのです。私たち、アイジーコンサルティングは、その住まいが少しでも長持ちするためにしようとしている会社なのです。

金栗さん　皆さんに質問です。働く意義や目的は何だと思いますか？

金栗さん　ありがとうございます。働く目的は、いろいろあります。趣味や生活をするためのお金、やりたいことを実現するための自己成長のため、あとは誰かの役に立ちたい、社会貢献のためなどがあります。
ちなみに私が働く目的はお金のためです。大好きなアーティストさんのライブに行ったりCDを買ったり。推し活のために頑張ってます。

石井さん　私は家族のためですかね。結婚して奥さんがいるので、家族を守るために働いています。

村瀬さん　私は、住宅メンテナンスの重要性を伝えるためです。私の実家がシロアリ被害にあってしまい、お風呂の床がブカブカになってしまった経験があります。家を買った両親がメンテナンスをしなかったことを後悔しているのを目の当たりにして、同じ思いをする人を無くしたいとの想いで住宅に携わる仕事をしています。

金栗さん　ここからはクイズをしながら住宅業界について学んでいただきます。
早速ですが問題です。住宅が建築される順番を並び替えてください！

金栗さん　「どれが先かな・・・」
「正解はこちら！」

金栗さん　どうでしたか？家がどんな順番で建っていくのかって意外と知らないですよね？
皆さんに今行っていただいたクイズは一戸建て住宅を建築する工程のほんの一部です。
住宅会社だけで一軒の家を建てるのは不可能で、大工さん、電気屋さんなど、多くの方が関わっています。
また、家づくりは、お客様にとって生涯で一番大きな買い物です。こんな家で暮らしたい、こんな暮らしを実現したいと夢いっぱいで相談にきてくれます。
誰かの夢を一緒につくっていくこと、家族の人生において最高の感動の瞬間に立ち会えて一緒に喜ぶことができる。そんな瞬間に立ち会える、とても貴重な仕事なんです。

石井さん　またまたクイズです。それぞれの築年数に必要な住宅メンテナンスを選んでください。築5年、築10年、築30年で、それぞれどんなメンテナンスが必要になるでしょうか。周りの人と話し合って大丈夫ですよ。

石井さん　さあ、答えは写真の通りです！正解したかな？住宅って、建てて終わりじゃないんです。家の健康な状態を維持するために、いろいろなメンテナンスが必要なんですね。特に木造住宅で重要になってくるのは、シロアリ対策ですシロアリは木を食べていってしまうので、家の一部である木材がスカスカになってしまうこともあるんです。マイナスドライバーが壁に刺さっちゃうぐらい。シロアリ被害を防ぐためにも、メンテナンスが必要なのです。

石井さん　さきほど伝えたように、住宅は雨漏れやシロアリ被害などで経年劣化をします。そうならないために『予防』がとっても大事です！暮らしにも安心感と快適さが必要です。点検やメンテナンスをする事で、お客様に安心してお家に住んでいただけます。そんなお客様の暮らしに寄り添う仕事だからこそ、『ありがとう』『また来てね』『〇〇さんに今後も見守っていって欲しい』というお客様からの言葉は、何ものにも代えがたいやりがいです。

家は建ててからスタートです。建てて終わりじゃなくて住んでからスタートになるので、しっかりアフターメンテナンスを大切にして行きましょう。

村瀬さん　最後に、私たちこの仕事を通して、経年劣化じゃなくて、経年進化の美学を世界へ広げていきたいと思っています。またこれから、みんなの家にも、お邪魔することもあるかもしれませんが、家を守る、長持ちさせる会社があることを、ちょっとでも覚えていてくれれば嬉しいです。ご清聴ありがとうございました。

金栗さん　自身の中学時代を振り返ってみると、将来のことなど何も考えていなかったなと。中学生に向けてこういった講話があるのは良い機会だと思います。私も中学校の時にこういった機会が在ったら良かったなと感じました。良い取り組みだと感じましたし、貴重な体験をさせていただきました。私自身も会社の歴史や事業、取り組みについて探究する機会となり、企業理解にも繋がったと思います。

石井さん　建築、建物に関心を持ってくれている子がたくさんいて、嬉しかったです。生徒のみなさんにとって、「こんな企業があるんだ」「こんな仕事があるんだ」というきっかけになれば幸いです。とても充実した時間でした！また機会があれば講師をやりたいです。

村瀬さん　とても楽しく講義ができました。説明して思ったのは、建築は奥が深いなと。50分では足りないですね。あっという間に終わりました。もっと伝えたいこと、聞いてほしいことがいっぱいありました。男性の生徒さんが多かったですが、現場だと女性監督も増えてきているので、もっと小さい時から女性も興味を持ってくれると、より住宅業界の可能性が広がるなと思います。いろんな質問ももらって嬉しかったです。